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{{ Infobox 航空機
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| 名称=E-6 マーキュリー
+
{{テンプレート:20180815sk}}
| 画像=File:US Navy E-6 Mercury.jpg
 
| キャプション=E-6
 
| 用途=通信中継・空中指揮機
 
| 分類=
 
| 設計者=
 
| 製造者=[[ボーイング]]
 
| 運用者={{USA}}([[アメリカ海軍]])
 
| 初飛行年月日=[[1987年]][[2月]]
 
| 生産数=16機
 
| 生産開始年月日=
 
| 運用開始年月日=[[1989年]][[8月]]
 
| 退役年月日=
 
| 運用状況=現役
 
| ユニットコスト=}}
 
 
 
'''E-6'''は、[[アメリカ海軍]]が運用している航空機。[[超長波]](VLF)を用いて、[[潜水艦]]との通信中継の他、空中指揮を行う機体である<ref name="kaigunki1946-2000">アメリカ海軍機 1946-2000 増補改訂版 ミリタリーエアクラフト’01年2月号別冊 デルタ出版 P183-184</ref><ref name="factfile">[http://www.navy.mil/navydata/fact_display.asp?cid=1100&tid=800&ct=1 E-6B Mercury airborne command post]</ref>。製造は[[ボーイング]]社で、愛称はマーキュリー(Mercury)。
 
 
 
== 概要 ==
 
潜航中の潜水艦と長距離通信を行うためには[[短波]]・[[超短波]]などは海中において非常に減衰が激しいので、減衰が少ない超長波が用いられている。しかし超長波は[[アンテナ]]の長さがキロメートル単位となり、通信施設を地上に設置した場合、軍事的に見て、施設が大きく攻撃に対し非常に脆弱である。そのため、通信設備一式を航空機に搭載し、そこから通信中継を行うことが考えられた。この機体はTACAMO(Take Charge And Move Out)機と呼ばれる。
 
 
 
アメリカ海軍は、1960年代より[[C-130 (航空機)|C-130輸送機]]を改造したEC-130G/QをTACAMO機として使用していた<ref name="kaigunki1946-2000"/>が、旧式化に伴い、後継機としてE-6が新たに開発されることとなった。開発は[[1986年]]より開始された<ref name="nenkan">世界航空機年鑑2007-2008 酣燈社 2007年 P113 ISBN 978-4873572703</ref>。新造された[[ボーイング707|ボーイング707-320]]を改造母機とし、通信機材の搭載、胴体上部へのフライングブーム式[[空中給油]]受油用リセプタクルの付加、エンジンを[[CFMインターナショナル CFM56|F108]][[ターボファンエンジン]]へ換装し、推力強化と燃費向上が行われた。また、急旋回に対応するため、一部胴体の強度が強化されている。
 
 
 
通信機材は、VLF用のものとして1,220mおよび7,925mのアンテナが装備されており、VLF通信時は重しを兼ねる吹流しをつけて胴体後部より展開し<ref name="kaigunki1946-2000"/>機体を定点旋回させる。すると長大なアンテナは推進力を失い降下し、空中で垂直に垂らした状態になる、通信中はアンテナの状態を保つために旋回を続ける<ref name="nenkan"/>。
 
翼端のフェアリングにESMアンテナやHFアンテナを装備している。1992年からはMILSTAR用のEHF衛星通信アンテナが機体上部へ設置されている<ref name="nenkan"/>。
 
 
 
通常の運用方法は、指揮官1名・パイロット4名・通信員7名を乗せ、基地より約2,000キロ進出し、そこで通信中継を行う<ref name="nenkan"/>。
 
 
 
E-6の初飛行は1987年6月18日に行われた<ref name="kaigunki1946-2000"/>。1989年より部隊配備が始まり<ref name="nenkan"/>、1992年までに16機が生産された<ref name="kaigunki1946-2000"/>。当初の愛称は[[ギリシャ神話]]の神にちなんだ「[[ヘルメース|ハーミーズ]]」であったが、この愛称は[[ヘルペス]]に似ていたため搭乗員から不評であり、1991年に同じ神の[[ローマ神話]]での名前である「マーキュリー」に変更されている。空軍の[[C-135 (航空機)|EC-135ルッキング・グラス]]([[:en:Boeing EC-135|en]])退役に伴い、通信中継のみではなく、それまで同機が担っていた戦時における[[アメリカ戦略軍]]空中指揮機(コマンドポスト)の任務が付与され<ref name="factfile"/>、通信機材の更なる増強などの改造が全機に対して行われた。この型はE-6Bと呼ばれ、1997年12月に初号機の改装が完了、1998年10月より就役を開始し、2003年までに全機の改装が完了した<ref name="factfile"/>。
 
 
 
当初は、太平洋方面の第3艦隊航空偵察飛行隊([[:en:Fleet_Air_Reconnaissance_Squadron_3_(United_States_Navy)|Fleet Air Reconnaissance Squadron 3,VQ-3]])及び大西洋方面の第4艦隊航空偵察飛行隊([[:en:Fleet_Air_Reconnaissance_Squadron_4_(United_States_Navy)|Fleet Air Reconnaissance Squadron 4,VQ-4]])に配備され<ref name="kaigunki1946-2000"/><ref>[http://www.globalsecurity.org/military/agency/navy/vq-3.htm Fleet Air Reconnaissance Squadron THREE (VQ-3) ,globalsecurity.org]</ref><ref>[http://www.globalsecurity.org/military/agency/navy/vq-4.htm Fleet Air Reconnaissance Squadron FOUR (VQ-4) ,globalsecurity.org]</ref>、奇襲核攻撃による被害をさけるために、24時間空中待機任務についていた。1992年以降は地上待機となり、[[オクラホマ州]][[:en:Tinker_Air_Force_Base|ティンカー空軍基地]]に移動し、[[アメリカ海軍]][[第1戦略通信航空団 (アメリカ軍)|第1戦略通信航空団]](Strategic Communications Wing 1)において集中運用されている<ref name="nenkan"/><ref>[http://www.tinker.af.mil/shared/media/document/AFD-100701-035.pdf TINKER AFB CHRONOLOGY OF EVENTS,TINKER AFB(ティンカー空軍基地公式サイト)]</ref>。
 
 
 
== 要目 ==
 
[[File:Boeing E-6B Mercury US Navy 162783 taxi ETNG.jpg|thumb|250px|E-6B]]
 
* 全長:46.6m
 
* 全幅:42.1m
 
* 全高:12.9m
 
* エンジン:[[CFMインターナショナル CFM56|CFM F108-CF-100]](推力:9.9t)4基
 
* 最大速度:980km/h=M0.80
 
* 巡航速度:840km/h=M0.69
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{Reflist}}
 
 
 
== 関連項目 ==
 
* [[Tu-95 (航空機)|Tu-142MR]] - [[Tu-95 (航空機)|Tu-95]]を改造したロシア海軍のTACAMO機
 
 
 
== 外部リンク ==
 
{{commonscat|Boeing E-6}}
 
* [http://www.navy.mil/navydata/fact_display.asp?cid=1100&tid=800&ct=1 アメリカ海軍による解説]
 
* [http://www.boeing.com/defense-space/ic/e6tacamo/index.html ボーイングによる解説]
 
* [http://www.fas.org/programs/ssp/man/uswpns/air/special/e6.html FASによる解説]
 
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{{アメリカ軍の電子戦機}}
 
{{367-80}}
 
{{Boeing support aircraft}}
 
 
 
[[Category:アメリカ合衆国の軍用機]]
 
[[Category:電子戦機]]
 
[[Category:ボーイング製軍用機]]
 

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