EyeToy

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EyeToy(アイトーイ)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント (SCE) のPlayStation 2用のゲームコントローラ

本項では、EyeToyの後継製品であるPlayStation 3用のPlayStation EyePlayStation 4用のPlayStation Cameraを併せて扱う。

概要

カメラを介して、テレビに写っている自分そのものをコントローラとして操作して遊ぶことができる。

PlayStation 3用であるPlayStation Eyeからは、PlayStation Moveが新たに提供され、カメラと連携することによって拡張現実の表現を取り入れることが可能となった。

EyeToy

EyeToy
200px
EyeToy
メーカー SCE
種別 ゲーム機周辺機器
発売日 日本の旗 2004年2月11日
対応メディア DVD
対応ストレージ メモリーカード
外部接続 USB
次世代ハードウェア PlayStation Eye
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EyeToyは、PlayStation 2用のUSBカメラ。ソフトもEyeToyに対応したものではないと操作することはできないが、PS2専用コントローラでも操作することが出来る場合もある。ゲーム第1弾は同時発売の『EyeToy:Play』。

PlayStation3にも対応しておりUSBカメラとして使用可能だが、マイクは搭載されていないのでAVチャットを利用したい場合は、マイクやヘッドセットが必要になる。

2000年に技術的な発表が行われた。この時には既にPlayStation Moveの原型となる物も公開されていた[1]

フレームレートは320×120ピクセル (60fps)、8ビット精度でカメラからの深度を得られる波長660nmの赤色光を使った深度センサーを搭載している[2]

PlayStation Eye

PlayStation Eye
メーカー SCE
種別 ゲーム機周辺機器
発売日 日本の旗 2007年10月25日
対応メディア BD
対応ストレージ ハードディスクドライブ
外部接続 USB
前世代ハードウェア EyeToy
次世代ハードウェア PlayStation Camera
テンプレートを表示

PlayStation Eye(プレイステーション アイ)は、EyeToyの後継であるPlayStation 3用のマイク付きUSBカメラ。

日本では2007年10月25日発売の『THE EYE OF JUDGMENT』に同梱され、2008年7月24日に単品販売 (CEJH-15001) された。CEJH-15001のみ同梱ソフト「メモーション」(「ツクル・ミル・トク・アソブ・マウ・ウゴク」の内容が用意)が含まれる。

2009年9月以降はプレイステーション3の表記変更(PLAYSTATION 3からPlayStation 3)に伴い、「PLAYSTATION Eye」から「PlayStation Eye」となった。

2010年10月21日発売の「PlayStation Move」を使用する際に必要となる。

フレームレートは640×480ピクセル (60fps) 、320×240ピクセル (120fps) 。

PlayStation Camera

ファイル:Playstation 4 camera.jpg
初期型のPlayStation Camera (E3 2013の展示)

PlayStation Camera(プレイステーション カメラ、旧称:PlayStation 4 Eye)は、PS4用のマイク付きステレオカメラ

発表当初、全てのゲームに使う必要はないと判断して、本体への同梱予定はないとSCEJAは答えていた[3]が、実際には標準添付版と無しの両方のパックが販売される事となった。

対角85°の視野角を持つカメラを2つ搭載したことで空間の奥行きと、4チャンネルのマイクアレイが搭載され立体的に音源の位置の計算を行えるようになった。立体撮影を可能とし、プレイヤーの前後を含む位置関係を認識することで体の動きを認識できるようになるほか、PlayStation Moveの位置をより正確に認識することができるようになるとされている。音声認識ジェスチャー認識やプレイヤーの顔認識などの使用方法も挙げられており[4]、DUALSHOCK 4のライトバーと組み合わせプレイヤーの位置を認識、画面中のキャラクターがプレイヤーの方向を向いて話しかけるなどの利用例も挙げられている。また、モーションキャプチャーシステム「PlayStation Move」とバーチャルリアリティシステム「PlayStation VR」をプレイするのに必要となるが、それらを使用しないゲームでPlayStation Cameraに対応しているのは本体に標準インストールされている『プレイルーム』のみである。

解像度1280×800px色深度12bitで60fpsの撮影が可能であり、PlayStation 4本体とは専用のAUX端子を介して接続する[5]。また、解像度と引き換えにフレームレートを最大240fpsにまで引き上げることが可能である(1280×800ピクセル (60fps) 、 640×400ピクセル (120fps) 、320×192ピクセル (240fps))[6]

3軸ジャイロ・3軸加速度のセンサーを内蔵しており、カメラ自身がどの方向を見ているのか検出が可能になっている。これによってゲーム側から、カメラの位置をより良い位置に設置するようユーザーに促すことが可能になっている[4]

PS4本体とは専用のAUX端子で接続されるが、その端子の実態はUSB3.0であり端子形状を変えて専用にしたのは他機器との同時接続で通信速度を確保できない可能性を回避するためである[7]

当初発売された「CUH-ZEY1J」は出荷完了となり、2016年9月15日に二代目「CUH-ZEY2J」が発売となった。小型化されスタンドが付いたが、カメラの性能は旧型と全く同じで互換性がある。

脚注

  1. Eyetoy demo from 2000 - 3d motion cap with a hand-held wand
  2. 【SIGGRAPH 2003 Vol.7】近未来の映像・仮想現実を担うか!? 最先端研究の展示“Emerging Technologies”ASCII.jp
  3. 週刊ファミ通NO.1281 2013年7月4日号(2013年6月20日発売)より。
  4. 4.0 4.1 Richard Leadbetter (2013年3月28日). “Inside PlayStation 4 What Sony told game developers at GDC.” (英語). EUROGAMER.net. . 2013閲覧.
  5. PS4専用カメラPlayStation 4 Eye公開、広角デュアルカメラで3D認識”. Engadget (2013年2月21日). . 2013閲覧.
  6. PlayStation 4 周辺機器”. プレイステーション オフィシャルサイト. . 2013閲覧.
  7. 根津禎、2013、「PS4の設計思想を探る - 基板やプロセサ、電源、熱設計を分析」、『日経エレクトロニクス』(2013年12月23日号)、日経BP社 pp. 49-60

関連項目