Hugmo

株式会社hugmo（ハグモー、英: hugmo Co., Ltd.）は、ソフトバンクグループのSBイノベンチャー株式会社の子会社であり、ソフトバンクが2011年から実施している新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」で提案された新規事業を手掛ける社内ベンチャーである。社名は「育くむ」を語源としている。

概要

創業者・湯浅重数の子供の保育園入園申請で8箇所落ちた結果、妻が仕事をやめて育児に携わざるをえなかったことをきっかけに、アナログ中心の保育現場をICTすることを考え新規事業提案制度を通じて事業化に至った経緯を持つ。保育業界へのICT導入を通じた保育者(保育所、幼稚園)の業務負担軽減に取り組んでおり、保育者および保護者がスマートフォンやパソコンで利用できる保育クラウドサービス「hugmo（ハグモー）」を提供している。主な機能として園児の活動内容や健康状態、保育所からのお知らせを保護者に写真付きで連絡できるコミュニケーションツール「hugnote（ハグノート）」、保育者がアップロードした写真を購入できる「hugphoto（ハグフォト）」、保育関連用品のECサイト「hugselection（ハグセレクション）」、保護者が送迎バスの位置や道路の混雑状況を地図上で確認できる「huglocation（ハグロケーション）」を提供している。また、hugmoはICT補助金（文部科学省による幼稚園向けICT補助金、東京都による2018年度「保育所等ICT化推進事業」の補助金等）に対応しており、補助金を活用し保育者へ業務端末の提供もおこなっている。

沿革

• 2016年11月1日 - 株式会社hugmo設立
• 2016年12月14日 - 1,000以上の幼稚園、保育園で体育指導を手がけるジャクパでhugmoが導入される
• 2017年3月30日 - 子育て支援事業大手のJPホールディングスでhugmoが導入される
• 2017年6月14日 - 保育用品マーケットプレース「hugselection」に出品する事業者の募集を開始
• 2017年6月14日 - バス位置情報サービス「huglocation」の提供を開始
• 2017年7月10日 - 都営浅草線・大江戸線に「マタニティマーク」と連携した広告を開始
• 2017年8月4日 - 保育ICT社のICT保育支援システム「Hoisys」と「hugnote」が相互連携開始
• 2017年11月27日 - 資生堂とJPホールディングスの合弁会社KODOMOLOGYの受託運営施設に「hugmo」のICTが導入される
• 2018年5月11日 - 日本保育サービスと昼寝中の園児の異常を検知するセンサー「hugsafety（ハグセーフティ）」を共同開発
• 2018年7月12日 - 託児機能付きオフィスを展開するママスクエアと業務提携
• 2018年8月15日 - ソフトバンクと加賀電子を引受先とする第三者割当増資を実施

関連項目

• SBイノベンチャー（親会社）
• 社内ベンチャー

外部リンク

• 株式会社hugmo
• マーケットプレイス「hugselection」
• バスロケーションサービス「huglocation」
• 株式会社ジャクパ