iMessage

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iMessageとはアップルが開発したiOS 5[1]以降とOS X Mountain Lion[2]以降で動作するインスタントメッセージサービスである。

歴史

iMessageは2011年6月6日に開催されたWWDC 2011スコット・フォーストールによる基調講演で発表された。iMessageをサポートしたiOS Messagesのバージョンは同年10月12日にアップデートされたiOS 5に搭載されている。

2012年2月16日、アップルはiMessagesに対応したOS X MessagesをiChatの後継としてOS X Mountain Lionの一部になることを発表した[2]。Messagesを搭載したMountain Lionは同年7月25日にリリースされた。

機能

MMSと非常に似ており、テキスト、写真、ビデオ、連絡先やグループメッセージをWi-Fi3G回線で他のiOS 5ユーザーに送信できるようになっており、従ってiOS 5以降のOSで動作しているすべてのユーザーへのSMSメッセージの代替手段になる。

iMessageはMessagesアプリケーションを通じてiOS 5以降で動作するiPhoneiPadiPod TouchやOS X Mountain Lion以降で動作するMacへアクセスできる。それらの機器の所有者はAppleでEメールアドレスを登録できることに加えて、iPhone所有者は自身の電話番号を登録する必要がある。iPhoneユーザーがデータ接続をアクティブにしている時、Messagesは受取人がiMessageをセットアップしている場合にアップルでチェックする。これによってSMSからiMessageへシームレスに移行されることになる。

Messagesではユーザーは他のiMessageユーザーがメッセージを入力しているところを見ることができる。淡い青のリーダー記号がレスを始めた他のユーザーによるテキストの吹き出しの中に表示される。また1つのiOS端末で会話することも別の端末で会話を再開することも可能。iMessage独自の機能はiOS 5以降、Mountain Lion以降の機器でしか使用できない。しかし、iMessageを利用できない状況においても、iPhoneのMessagesでは、非iOS機器や他のiPhoneとSMSを使ってやり取りすることができる[3]。iPhoneでは緑のボタンとテキストの吹き出しでSMSベースによる全iOSとのコミュニケーションを表示し、青いボタンとテキストの吹き出しでiMessageコミュニケーションを表示する。

全てのiMessagesは暗号化され、送信確認を活用して追跡できる[4]。もし受信者が受信確認を設定している場合、送信者は受信者がメッセージを読んだところを見ることができる。

iMessagesにはまた2人以上とチャットする「グループチャット」という機能がある。

技術

iMessageのプロトコルはXMPPがベースになっているという主張があり[5]、現にApple push notifications (APNS)というプロプライエタリのバイナリープロトコルがベースになっている[6]

APNSと同じようにアップルのサーバーとKeep-Aliveを設定しており、接続ごとに特定の端末へのメッセージを送る時に使用される経路を認証する独自のデバイストークンを取得する。接続はiMessageのアクティベーション上での端末がリクエストしたクライアントサイドの証明書を使ったTLSで暗号化される[7]

関連項目

脚注


テンプレート:インスタントメッセンジャー