INAXライブミュージアム

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INAXライブミュージアム(イナックス ライブミュージアム、INAX MUSEUMS)は、愛知県常滑市にある、株式会社LIXILが運営する文化施設(企業

博物館) ※LIXILは2011年にINAX、トステム、新日軽、サンウェーブ、TOEXが統合し誕生。

INAXが運営していた既存の3施設に、新たに2施設を加えて2006年(平成18年)に新たにグランドオープンした。「発見と継承」をキーワードに掲げた、体験・体感型ミュージアムとして位置付けられている。2012年4月に「建築陶器のはじまり館/テラコッタパーク」を開設して、6施設となっている。

施設

窯のある広場・資料館

1921年(大正10年)に建築された建物で、レンガ造りの煙突と大型の倒焔式石炭窯を持ち、かつては土管タイルなどを焼いていた。1986年(昭和61年)から産業遺産として公開を開始。資料館と煙突は1997年(平成9年)に国の登録有形文化財に登録された。1階には、内部が飴色に輝く古い大きな窯と、日本の近代化に大きく貢献した土管を、2階に明治から昭和にかけて作られた陶磁器の染付古便器などを展示。内部の窯は休憩スペースとして利用されている。2006年にはすぐ隣に、タイル製造に使用されていたトンネル窯(伊奈製陶 旧上野外装工場に1972年築炉、2005年火止め)が部分\築された。2016年12月12日より、煙突及び資料館の文化財保全事に伴い、一時閉館している。2019年秋頃に営業再開を予定。染付古便器コレクションは世界のタイル博物館 企画展示室にて展示公開。

世界のタイル博物館

1991年(平成3年)にタイル研究家 山本正之(やまもとまさゆき)氏から6,000点のタイルコレクションが常滑市へ寄贈され、その管理・研究・公開がINAXに委託されたことから1997年に開館。同コレクションと、INAXの保有する資料を展示公開しており、5500年前のメソポタミアから現代に至る装飾空間を再現した1階と、歴史的な装飾タイルの数々を展示した2階からなる。2階の常設展示室では、紀元前の古代から19世紀近代までのタイルコレクションのなかから約1000点を、地域別(オリエント、イスラーム、スペイン、オランダ、イギリス、中国、日本)にコーナーを設けて展示している。また、1階の企画展示室では企画展・作品展なども開催している。1997年度には第5回愛知まちなみ建築賞を受賞している。

陶楽工房

モザイクアートやタイル絵付けどの各験が出来る工房。予約制が必要なものと予約不要な「自由時間」体験ができる

土・どろんこ館

2006年10月開館。を使った建物のな中には、を体感する「光るどろだんごづくり」体験教室やワークショップを開催する。左官職人 久住有生(くすみなおき)氏により、版築で仕上げられた土壁の外観、受付横には、「常滑大壁」がカーブと角のめりはりのある弧は奥行を感じさせ、難易度の高い左官技術で形が仕上げられている。弧と弧の間の管は、建築家フランク・ロイド・ライトが旧帝国ホテルのすだれれんがに採用したのと同じ知多半島・内海の土を使っている。壁につかわれている「日干し煉瓦」3,000個は、開館前にワークショップを開催してつくられた。

ものづくり工房

2006年開設。3つの創作テーマを掲げてものづくりの未来形を追求する工房。

建築陶器のはじまり館/テラコッタパーク

2012年4月開設。大正から昭和初期の建築物を飾った、やきもの製のタイルやテラコッタを展示。フランク・ロイド・ライト設計の「帝国ホテル旧本館」の食堂の柱の一部も展示。屋内エリアと自然光のもとテラコッタを鑑賞できる屋外エリア「テラコッタパーク」からなる展示施設。

2013年「日本建築学会賞(業績)」を受賞。表彰業績名:日本のテラコッタ建築~大正・昭和初期の装飾の保存と公開

地面積 777平方メートル(うち、屋外展示エリア=テラコッタパーク=648平方メートル)

世界のタイル博物館  
世界のタイル博物館  
窯のある広場・資料館  
倒炎式角窯  
土・どろんこ館と、ものづくり工房  
窯のある広場  
建築陶器のはじまり館  
トンネル窯  

利用詳細

  • 開館時間 - 10:00〜17:00(入館16:30まで)
  • 休館日 - 毎週水曜日(祝日の場合は開館)、年末年始
  • 共通入館料 - 一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円、70歳以上500円、障がい者は無料。(各種割引有り)
窯のある広場・資料館、世界のタイル博物館、土・どろんこ館、建築陶器のはじまり館が有料施設になっており、共通入館券で見学可能。

アクセス

出典

関連項目

外部リンク