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{{鉄道車両
 
| 車両名  = JR四国5000系電車
 
| 背景色  = #1cadca
 
| 文字色  = #ffffff
 
| 画像    = JR Shikoku 5000 Marine-liner.jpg
 
| 画像説明 = 快速「マリンライナー」で運用される、<br />JR四国5000系電車(手前の3両)と<br />JR西日本223系5000番台(後方の2両)<br />(2008年10月19日 / [[児島駅]])
 
| 運用者  = [[四国旅客鉄道]]
 
| 製造所  = [[川崎重工業車両カンパニー]]<small>(5000形・5200形)</small><br />[[東急車輛製造]]<small>(5100形)</small>
 
| 製造年  = 2003年
 
| 製造数  = 6編成18両
 
| 運用開始 = 2003年10月1日
 
| 投入先  = [[瀬戸大橋線]]
 
| 編成    = 3両編成
 
| 軌間    = 1,067 mm
 
| 電気方式 = 直流1,500V
 
| 最高運転速度 = 130 km/h
 
| 設計最高速度 = 140 km/h
 
| 起動加速度 = 2.5 km/h/s
 
| 常用減速度 = 4.3 km/h/s
 
| 非常減速度 = 5.2 km/h/s
 
| 編成定員 = 143(立席)+206(座席)=349人
 
| 車両定員 =
 
| 自重    =
 
| 編成重量 = 109.4 t
 
| 全長    = 20,100 mm(5000形)<br />20,000 mm(5200形)<br />20,860 mm(5100形)
 
| 全幅    = 2,950 mm
 
| 全高    = 3,640 mm(5000形・5200形)<br />4,070 mm(5100形)
 
| 車体材質 = [[ステンレス鋼|ステンレス]]
 
| 台車    = 軸梁式ボルスタレス台車([[蛇行動|ヨーダンパ付]])<br />S-DT63(5000形)・S-TR63(5200形)・S-TR64(5100形)
 
| 主電動機 = [[かご形三相誘導電動機]]
 
| 主電動機出力 = 220 kW
 
| 駆動方式 = [[TD平行カルダン駆動方式]]
 
| 歯車比  =
 
| 出力    =
 
| 編成出力 = 220kW × 4 =880 kW
 
| 制御方式 = [[PWM]][[絶縁ゲートバイポーラトランジスタ|IGBT]]-[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]
 
| 制御装置 = SPC13
 
| 制動装置 = [[電気指令式ブレーキ]]<br />[[回生ブレーキ|回生]]([[純電気ブレーキ|純電気式]])、[[抑速ブレーキ|抑速]]付
 
| 保安装置 = [[自動列車停止装置|ATS-SS]]、[[列車防護無線装置]]
 
| 備考    =
 
| 備考全幅 = {{ブルーリボン賞 (鉄道)|47|2004}}{{-}}※受賞車両は5100形のみ
 
}}
 
'''5000系電車'''(5000けいでんしゃ)は、[[2003年]]([[平成]]15年)[[10月1日]]に営業運転を開始した[[四国旅客鉄道]](JR四国)の[[直流電化|直流]][[近郊形車両|近郊形電車]]。
 
 
 
== 概要 ==
 
[[本四備讃線]]([[瀬戸大橋線]])の[[快速列車|快速]]「[[マリンライナー]]」の輸送改善を目的とし、これまで使用していた[[国鉄213系電車|213系]]を置き換えるために新製された。
 
 
 
[[川崎重工業車両カンパニー|川崎重工業]](5000形、5200形)および[[東急車輛製造]](5100形)でM編成3両編成6本(18両)が製造され、通常は[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[岡山電車区]]配置の[[JR西日本223系電車#5000番台|223系5000番台]]P編成2両編成(2007年- 2010年は暫定的にサハ223形2000番台を組み込み3両編成となっていた)7本計14両と共に運用されている(運用については後述)。なお、川崎重工業・東急車輛製造とも本系列までJR四国とは取引がなかった。5100形はJR四国の車両としては最初で最後の東急車輛製造製となった。
 
 
 
車両構造は、213系では各1両設定されていた[[グリーン車|グリーン席]]と[[座席指定席|指定席車]]を1両に統合して[[ダブルデッカー|2階建て]]とし、[[JR東日本E217系電車]]の2階建てグリーン車をベースとして、また普通車(自由席)はJR西日本の223系5000番台と連結する必要から、223系2000番台をベースとして設計された。
 
 
 
編成は、[[岡山駅|岡山]]側から '''5000形'''(Mc, [[動力車|制御電動車]]) - '''5200形'''(T, [[付随車]]) - '''5100形'''(Tswc, [[制御車]])の[[MT比]]1M2Tで構成され、通常は岡山寄りに223系5000番台2両編成を併結した5両編成で運転される。そのため、システムも223系5000番台の母体となった[[JR西日本223系電車#2000番台|223系2000番台]]と同一で、[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]([[東芝]]製)を採用している。JR四国では会社発足後に新製した車両に配置区所の[[電報略号 (鉄道)|略号]]を標記しないが、本系列は配置区所である[[高松運転所]]の略号「四カマ」の標記がある。5100形は車体側面にJR東日本仕様で、5000・5200形は妻面にJR西日本仕様で標記される。
 
 
 
223系5000番台と共通仕様であるため、JR西日本の通勤・近郊形車両と同じ[[メロディ|旋律]]の[[警笛#四国旅客鉄道(JR四国)|ミュージックホーン]]が搭載されている。
 
 
 
瀬戸大橋線のみを走行する「マリンライナー」専用車とされ、狭小限界トンネルがある[[予讃線]][[観音寺駅 (香川県)|観音寺駅]]以西への乗り入れは考慮されていない。
 
 
 
== 特徴 ==
 
平屋建て車(5000形、5200形)と223系2000番台との形態上の差は、[[操縦席|運転台]]部分が[[幌]]で常時貫通できる構造とされ、先頭部の形状が若干変更されたのと、側窓の非常時の換気用内開き窓が廃され、223系1000番台とほぼ同一の構造となった程度で(これは[[瀬戸大橋]]からの眺望性を考慮したものとされ、後に223系2000番台5次車以降([[宮原総合運転所|宮原]]所属の6000番台を含む)・2500番台3次車も同様の構造に変更されている)、車体の配色も[[アーバンネットワーク]]で使用されているものと同一である。223系5000番台との差も車体に貼付されたJRマークの色([[コーポレートカラー]])、[[排障器]](スカート)の形状の違い(5000形のスカートは強化改造が行われておらず、223系登場時の原形を留めている)、JR西日本が[[福知山線脱線事故]]を受けて2013年までに全車両に設置された運転情報記録装置(223系の場合、運転台下部にある監視カメラのようなもの)が設置されていない、JR四国が2006年から運転席に設置を進めている[[停車駅通過防止装置|停車駅接近警報装置]]の形状や機能が同社で標準のもの(停車駅が近づくと「次駅停車」のランプが点灯する)で、JR西日本のものとは異なる。座席についても223系2000番台とほぼ同じ[[鉄道車両の座席#クロスシート|転換式クロスシート]]と[[鉄道車両の座席#収容式座席|収容式座席]]が設置されている。また、岡山方の先頭車は[[弱冷房車|弱冷車]]になっている。永らくJR四国の所有する車両では、唯一[[転落防止幌]]が設置されている車両であった<ref>2018年現在では[[JR四国8600系電車|8600系]]、[[JR四国2600系気動車|2600系]]、[[国鉄121系電車#7200系|7200系]]にも設置されている。</ref>。
 
 
 
本系列を特徴づける[[高松駅 (香川県)|高松]]方の先頭車5100形は、2階を[[グリーン車|グリーン席]]、1階を[[普通車 (鉄道車両)|普通席]](いずれも[[座席指定席|指定席]])とした[[2階建車両|ダブルデッカー]]で、223系2000番台を基本とした平屋建て車と異なり、E217系のグリーン車を基本としてそれに運転台を付加した形となっている。運転台側の連結器は5101のみ[[連結器#電気連結器|電気連結器]]が装備されているが、それ以外は[[連結器#密着連結器|密着連結器]]のみである。ただし、電気連結器を装備するスペースは確保されている。また、高松寄り運転台後部には平屋席のパノラマシート1列4席(グリーン指定席)、岡山寄り車端部には[[車椅子]]対応の普通指定席2席や[[列車便所|トイレ]]も設置されているなど、多様なニーズに対応している。平屋部分以外の座席は自動転換装置があり、折り返し車内整備の際に使われる。なお、高松寄りのデッキはグリーン車の一部とみなされるためここでの立席乗車は[[グリーン券|グリーン料金]]が発生する。
 
 
 
グリーン車も普通車指定席も、ともに横4列の[[リクライニングシート]]で座席の前後間隔も30mmしか差がない<!--ことから1階席か2階席かだけの違いと思われていることが多く、普通車指定席は時間帯によっては満席となる場合がある。しかし--><!--執筆者による論評および観察記録をコメントアウト。(文意要旨は「設備の違いが微細である事」であり、利用状況は従となるべき。)-->が、普通車指定席には背面テーブルが省略されているほか、リクライニング角度がグリーン席よりも浅いなど、細部において差別化が図られている。また、グリーン席・普通指定席ともに網棚が設置されていない。
 
 
 
車体配色も他車と全く異なる独自のものとなっており、5101〜5103号は青系、5104〜5106号は赤系とされ、各車に[[岡山県]]の[[説話|民話]]『[[桃太郎]]』にちなんだ3種の[[エンブレム]](「桃太郎と[[イヌ]]」 (5101, 5104) ・「桃太郎と[[サル]]」 (5102, 5105) ・「桃太郎と[[キジ]]」 (5103, 5106) )が描かれている。
 
 
 
この5100形は、[[2004年]](平成16年)度の[[グッドデザイン賞]]([[財団法人]]産業デザイン振興会)および[[ブルーリボン賞 (鉄道)|ブルーリボン賞]]([[鉄道友の会]])を受賞しているが、両賞の受賞はJR四国の発足以来初である。なお、会員による投票数をもとに選出する後者は[[特急形車両]]に授与されることが比較的多く、特急料金などを授受しない列車での運用を目的とした(運用開始以来、定期列車では快速「マリンライナー」のみに使用されている)5100形の受賞は、JRにおいては比較的珍しい。
 
 
 
車両の製造を公表した当初(2002年)にJR四国から発表されたプレスリリースでは、223系0番台と同じ正面形状とするなど2階建車両のデザインが大幅に異なっていたが、後に現在のデザインが発表された。
 
 
 
<gallery>
 
JR Shikoku 5100gata.jpg|5100形電車<br/>(2005年10月31日 / [[讃岐府中駅]])
 
5100gata-2kai.JPG|5100形の2階席車内<br />(グリーン車指定席)
 
JR Shikoku 5000 series EMU 001.JPG|5100形の1階席車内<br />(普通車指定席)
 
</gallery>
 
<gallery>
 
JRS5000-5003_1.jpg|5000形電車<br />(2008年2月3日 / 高松駅)
 
5000gata-syanai.JPG|5000形の車内<br />(普通車自由席)
 
</gallery>
 
 
 
== 運用 ==
 
{{wakumigi|
 
[[Image:5000 M1+P+M4.jpg|thumb|240px|none|2003年年末~2004年年始にかけて運転されたM編成+P編成+M1編成の列車(画像は上り列車)]]
 
}}
 
{|style="font-size:80%; text-align:center; border-spacing:2em 1em;"
 
|-
 
|style="vertical-align:top;"|
 
{| class="wikitable"
 
|+ M編成
 
|-
 
!colspan="2" style="background-color:#ccc;"|
 
|colspan="6" style="background-color:#eee;"|{{TrainDirection|岡山|高松}}
 
|-
 
!編成番号
 
!M1 - M6
 
|colspan="2"|'''5000形'''<br />(Mc)
 
|style="width:5em;"|'''5200形'''<br />(T)
 
|style="width:5em;"|'''5100形'''<br />(Tswc)
 
|}
 
|style="vertical-align:top;"|
 
{| class="wikitable"
 
|+P編成
 
|-
 
!colspan="2" style="background-color:#ccc;"|
 
|colspan="3" style="background-color:#eee;"|{{TrainDirection|岡山|高松}}
 
|-
 
!rowspan="2"|編成番号
 
!P1 - P7
 
|'''クモハ223形'''<br />(Mc)
 
|'''クハ222形'''<br />(Tc')
 
|}
 
|}
 
全車両がM編成としてJR四国の高松運転所に配置され、基本的にJR西日本岡山電車区電車センター配置の223系5000番台2両編成(P編成)と連結して5両編成で快速「マリンライナー」として運用されている。早朝、深夜の一部列車はP編成のみやM編成のみ、また朝[[ラッシュ時]]にはM編成1本とP編成2本による7両編成(3両+2両+2両)での運用もある。
 
 
 
また[[年末年始]]・[[ゴールデンウィーク|大型連休]]・[[お盆#お盆休み|お盆休み]]等の多客期には終日にわたって9両編成での運用のほか、過去にはM1編成の5101号を中間に連結してM編成2本とP編成1本による8両編成(3両+2両+3両)で運用されたこともあった(当時P編成には中間車が組み込まれていなかった)。
 
 
 
2007年6月下旬からラッシュ対策としてP編成に網干総合車両所から貸し出されたサハ223形2000番台が組み込まれ、3両編成化された。
 
しかし、近年に入り利用者が減少していることから、[[2010年]](平成22年)1月19日から1月23日までの間に順次編成を減車した。これにより、3両編成の運用10本のうち5本が2両編成に、6両編成の全63本が5両編成に、9両編成の全2本が7両編成となった。
 
 
 
登場直後の2003年10月11日〜13日には、全車指定席の[[臨時列車|臨時快速]]「マリンライナー京阪神ホリデー号」として、[[京都駅]](留置回送としては草津駅まで)まで乗り入れたこともあった。
 
 
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{reflist}}
 
== 外部リンク ==
 
* [http://www.g-mark.org/search/Detail?id=30518&sheet=outline グッドデザイン賞受賞概要]
 
 
 
{{Commonscat|JR Shikoku 5000|JR四国5000系電車}}
 
{{JR四国の車両リスト}}
 
{{ブルーリボン賞選定車両一覧}}
 
----
 
{{rail-stub}}
 
{{デフォルトソート:しえいああるしこく5000けいてんしや}}
 
[[Category:四国旅客鉄道の電車|5000けい]]
 
[[Category:2003年製の鉄道車両]]
 
[[Category:東急車輛製造製の電車]]
 
[[Category:川崎重工業製の電車]]
 
[[Category:グッドデザイン賞]]
 
[[Category:2階建の鉄道車両]]
 

2018/10/26/ (金) 06:34時点における最新版



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