PlayStation Store
テンプレート:コンピュータゲームオンラインサービス PlayStation Store(プレイステーション ストア)とは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントが提供しているゲームやビデオのオンラインストア。コンテンツは全てデジタルデータであり、受け取りはダウンロードによって行う。国・地域ごとにサービスが提供されているが、コンテンツの内容や名称は若干異なる(現行のストアは、日本・米国・欧州・香港の4つである。登録する地域で自動的に分けられる)。
沿革
特に表記がない項目は日本国内のもの。
- 2006年
- 11月11日 - PS3の発売と同時に「PLAYSTATION Store」としてオープン。
- 2007年
- 1月24日 - ウォレットへのチャージ(入金)手段としてEdyに対応。
- 6月上旬 - ウォレットへのチャージ手段として「PLAYSTATION Network チケット」をコンビニ・郵便局ATMで販売開始。
- 9月20日 - PLAYSTATION Store for PCサービス開始。
- 12月13日 - ウォレットへのチャージ手段として「PLAYSTATION Network カード」をゲーム販売店等で販売開始。
- 2008年
- 4月15日 - リニューアルオープンされ、ユーザー操作体系も一新され、反応速度もリニューアル前より改善されている。リニューアルを記念して「PSストアで宝探し」キャンペーンを2008年4月15日から2008年5月12日まで行った。
- 5月26日 - 「PLAYSTATION Network」の日本国内におけるアカウント総数が、100万アカウントに達したと発表[1]。アカウント100万達成を記念し、2008年6月9日まで「PLAYSTATION Network アカウント100万突破! 感謝企画 1000円×1000人プレゼントキャンペーン」を実施。
- 6月 - 北米地域で有料サブスクリプションサービス「Qore」を開始。オリジナルの情報番組を配信したり、Qore限定/先行配信の体験版がダウンロードできる。
- 7月 - 北米地域でPS3向けに動画の有料配信を開始。
- 9月 - PSPから直接アクセスできるサービスの開始を発表。合わせて「PlayStation Store」と表記を変更(これまではPS3専用サービスだったため「PLAYSTATION Store」だった)。
- 9月24日 - 日本でPS3向けに動画の有料配信を開始。SD画質の場合はPSPに転送できる。
- 10月15日 - PSPから直接アクセスできるPlayStation Storeのサービス開始。
- 2009年
- 7月15日 - PlayStation以外のプラットフォームとしては初めてとなる「PCエンジンアーカイブス」の取り扱いが開始され、PCエンジン用のゲームソフトを配信開始。
- 7月22日 - PlayStation StoreからPSPへビデオコンテンツを直接ダウンロード可能になる。
- 9月 - PS3のシステムソフトウェア3.00アップデートと共にダイナミックカスタムテーマ(動く背景などを利用可能)の配信を開始。
- 11月2日 - ビデオコンテンツを強化。従来のアニメ中心から海外と同様に映画・ドラマ・ミュージックビデオなども提供(2008年開始当初の段階では国内はアニメのみが配信されていた、コンテンツ強化に合わせてレンタルだけでなく販売(セル)も始まった、更新日は毎週水曜日)。
- 12月10日 - PSP向けにコミックの配信を開始。
- 2011年
- 1月27日 - Android(PlayStation Suite(現:PlayStation Mobile))向けにも提供すると発表。
- 4月21日 - PlayStation Network個人情報流出事件に伴う大規模なサービス停止(全世界)。
- 7月6日 - 2ヶ月半ぶりにサービス再開(日本)。なお、日本を除く地域は6月にサービスが再開。
- 11月18日 - 1アカウントあたりの機器認証台数が最大5台(機種問わず)から、PS3が最大2台、PSP(PSP goやPSVitaを含む)が最大2台に変更となる。ただし、変更以前に購入したソフトの機器認証台数は変更前と変わらない[2]。
- 2012年
- 2013年
- 5月20日 - PCやスマートデバイスのウェブブラウザでPlayStation Storeにアクセスできる「Sony Entertainment Network オンラインストア(現:PlayStation Store (WEB))」をオープンすると発表。購入後のコンテンツがPS3/PS4/PS Vitaへ自動的にダウンロードされるよう設定できる「リモートダウンロード機能」も実装されている。App StoreやGoogle Playからダウンロードする「PlayStation App」からも利用できる。
- 2014年
- 3月3日 - 「PlayStation Network カード/チケット」が「PlayStation Storeカード/チケット」に改名発表。
- 3月14日 - 「ドコモ ケータイ払い」と「auかんたん決済」に対応発表。
- 11月18日 - 「ソフトバンクまとめて支払い」に対応発表。
- 2016年
- 3月31日 - PSP向けのPlayStation Storeのサービスが終了[4]。PSPから直接アクセスできるPSストアはサービスを停止したが、PCやPS3を経由してPSP向けコンテンツをインストールすることは引き続き可能。
コンテンツ
国地域別に並んでいるコンテンツに違いが有る。
- ゲームストア
- ゲームソフト、体験版、ダウンロードコンテンツ、プロモーションビデオ、ゲームアーカイブスなどを扱う。壁紙・カスタムテーマも提供されており、メニューデザインを変更できる(キャンペーンの応募券を兼ねている場合もある)。カスタムテーマは一部有料のものも配信している。
- ビデオストア
- HD画質とSD画質の映像作品を扱う(ビデオ・オン・デマンド)。レンタル方式とセル方式で販売される。レンタル方式ではダウンロード後で未再生かつ未転送の場合は30日間保持できる。再生または転送後は72時間視聴でき、SD画質の作品はPSP、PS Vitaへの転送に対応している。セル方式はSD画質の場合はPSP、PS Vitaにコピーすることも可能である。PS4ではストリーミング方式となった。
- コミックストア(2012年終了)
- PSPのみ対応していた。PS3からではコンテンツ一覧に表示されない。PSPに専用のコミックリーダーをインストールする必要がある。ページの形式は通常の漫画と同じで、コミックリーダーがコマを拡大表示してくれる。アナログパッドでページ内の任意の位置を見る事も可能である。更新日は毎週木曜日であり、殆どの作品は1巻ごとでの販売だが、フルカラーで着色されている作品は1話単位での販売だった。
- PS Vitaは非対応だったが、別サービスとして、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」用に「Reader for PlayStation Vita」が配信されている。
ウォレット(財布)
「ウォレット」はPlayStation Network(PSN)のアカウント毎に割り当てられている仮想財布である。プリペイド式なのでこのウォレットに残高が無いと買い物等の支払いは不可能である。購入方法はストア内でコンテンツを選択し、仮想的なショッピングカートにコンテンツを追加して購入しダウンロードする。単品毎にダウンロードすることも可能である。決済はアカウントのウォレットから支払う。
チャージ(入金)
ウォレットに金額を補充する行為を「チャージ」(入金)という。金額を補充するには次の種類がある。
- クレジットカード(18歳以上のみ対象のゲームには必要、Vプリカなどプリペイド型については動作保証外)
- PS Storeカード/チケット
- モバイル決済(「ドコモ ケータイ払い」「auかんたん決済」「ソフトバンクまとめて支払い」)
- PayPal
- Edy(PS3でアクセスした場合のみ)
ウォレットに1,000円単位でチャージして使用する。上限は20,000円と決められており、それ以上はいくらチケットやカード等を持っていてもチャージできない。サブアカウントではチャージできないようになっている。また、クレジットカード、Edyを使ってチャージする場合、購入金額に1,000円以上のウォレットが不足する状態で追加チャージすると、ウォレットが購入金額と同額となるように1円単位でチャージが可能となっており、ウォレットの残額を使い切ることができる。
PS Storeカード/チケットも同様であるが、クレジットカードはカード発行の当該地域のストアでのみ使用出来る(つまり、日本発行のクレジットカードを使って米国・欧州・香港のストアのコンテンツを購入する事は不可能である)。これは登録している住所が本来居住している住所ではない(北米版ならば米国50州から地域を選択する形式の為、日本の住所は必然的に登録出来ないようになっている)が故、カード所有者本人か確認出来ない為である。
PS Storeカード/チケット
PS Storeカード/チケット(旧称:PSN カード/チケット)はプリペイド型のカード/チケットであり、電子マネーの一種である。購入後はカード/チケットに記載されているカード/チケット番号をストアに登録すると、ウォレットにチャージされてストアで金額分の買い物ができるようになる。これらには有効期限が定められている場合もあるので、その場合は期限内にチャージしないと無効になる。ただし、有効期限のあるチケットでもチャージして自分のウォレットに入れてしまえば有効期限はなくなる。
- カード
- 「ストアカード」は全国のPlayStation取扱店とコンビニエンスストア/ショップなどで購入可能なスクラッチ式のプリペイドカード。3,000円、5,000円、10,000円がある。「プラスカード」はPlayStation Plusが利用できる。
- チケット
- コンビニエンスストア/ショップや電子マネーやe-idで購入可能な印字されたライブチケットタイプ。1,000円、3,000円、5,000円、10,000円の4種類がある。ローソン等の全国約5万ヶ所以上のコンビニエンスストアおよび郵便局のATM(携帯電話メールで予約後、郵便局ATMにて支払う)で購入できる。郵便局ATMで買う時にはイーコンテクストの携帯サイトにて事前の申し込みが必要である。郵便局ATMで支払った後にチャージ用のコードが携帯電話にメールで送られてくる。
その他
- 『ファミ通』7月10日号のインタビュー『PSP goを丸裸にする!!』にて「もともとPSPを作る時点でPlayStation Storeを付ける予定だった。」と語った。
- PSN カードは金券扱いであり、小売への利益は全くないと言われている[5]。
関連項目
脚注
- ↑ SCEJ、「PLAYSTATION Network」国内100万アカウント達成。1,000円分のチケットが当たるキャンペーンを実施、GAME Watch、2008年5月26日
- ↑ “PlayStation®3及びPSP® (PlayStation®Portable)をご利用のお客様へ” (日本語). ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパン (2011年11月4日). . 2011閲覧.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 PSP®「プレイステーション・ポータブル」向けコミックコンテンツ配信サービス 新規コンテンツの追加更新終了のお知らせ
- ↑ PSP®「プレイステーション・ポータブル」向けPlayStation®Storeにおける各種コンテンツの販売終了、およびUMD®Passportサービス終了のお知らせ
- ↑ 三才ブックス「ゲームショップインタビュー DLCを小売店はどう見ている?」『ゲームラボ』8月号、2009年
外部リンク
- PlayStation®Store - プレイステーション®オフィシャルサイト
- PlayStation Store (WEB)
- e-context コンテンツID・電子マネー購入方法
- 電撃PlayStation×PlayStation Store 特集ページ
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