あいテレビ

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あいテレビ
放送対象地域 愛媛県
ニュース系列 JNN
番組供給系列 TBSネットワーク
略称 ITV
愛称 あいテレビ
呼出符号 JOEH-DTV
呼出名称 あいテレビデジタルテレビジョン
開局日 1992年10月1日
本社 〒790-8529
愛媛県松山市竹原町一丁目5番地25
北緯33度50分1.6秒
東経132度45分20.3秒
演奏所 本社と同じ
リモコンキーID 6
デジタル親局 松山 21ch
アナログ親局 松山 29ch
ガイドチャンネル 29ch
主なデジタル中継局 #デジタル放送を参照
主なアナログ中継局 #テレビ放送所を参照
公式サイト http://www.itv6.jp/
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株式会社 あいテレビi-Television Inc.)は、愛媛県放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。

開局当初の正式社名は「株式会社 伊予テレビ」(いよテレビ、Iyo Television Inc.)だったが、略称のITVIyo TV)からもじった愛称「あいテレビ」が県民に浸透し、現在ではこちらが正式社名になっている。

JNN加盟・TBS系列の最後発テレビ局として、1992年10月1日に開局した。四国地方に本社を置くJNN系列局では、テレビ高知(KUTV)に次いで2番目に開局した。愛媛新聞毎日新聞と親密な関係にある。創業者は初代社長で、三浦工業創始者の三浦保

コールサインJOEH-DTV(松山 21ch)、リモコンキーIDはキー局のTBSと同じ「6」。

本社・支社・支局所在地

沿革

  • 1991年(平成3年)
    • 4月26日 - テレビ予備免許
    • 7月3日 - 「株式会社 伊予テレビ」設立。
  • 1992年(平成4年)
    • 9月21日 - 同年10月1日の開局に先駆け、サービス放送を実施( - 9月30日)。この時点で、愛称としての『あいテレビ』、略称の『iTV』の使用を開始。
    • 10月1日 - 開局(秋田朝日放送と同日)。
  • 2002年(平成14年)10月1日 - 開局10周年に際し、商号を愛称と同じ「株式会社 あいテレビ」に変更。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月12日 - デジタルマスター(東芝製)へ更新。(「セントラルキャスティング方式」により、広島・RCCに共同設置)
    • 6月21日 - 地上デジタル放送、放送局ID付与による試験放送開始。
    • 10月1日 - 地上デジタル放送開始。
  • 2007年(平成19年)4月 - 終夜放送開始。
  • 2011年(平成23年)7月24日 - アナログ放送終了。
  • 2012年(平成24年)
    • 4月1日 - 『ラブ・ユー キャラクター』に替わる新マスコットキャラクター『ろっくん』を採用。局ロゴも小文字の略称新デザインロゴを新たに採用。(ただし、和文ロゴは変わらず。)
    • 10月1日 - 開局20周年。
  • 2013年(平成25年)9月30日 - デジタルマスター(東芝製)を松山の本社内に再設置し、RCCとのセントラルキャスティングでの番組送出を解消(その理由については後述)。

愛媛県内でのネットワークの移り変わり

  • 1992年(平成 4年)10月1日 - TBS系列局として開局した。[1]愛媛県の民放で正式加盟は当局が初である。
    • 開局当時、愛媛県の他の民放から移行された番組の割合は、南海放送=7:テレビ愛媛=3。なお、開局時には一部のテレビ朝日の番組が南海放送から移行されていた。
  • 1993年(平成 5年) 4月1日 - 南海放送から『サンデーモーニング』と『世界の結婚式』が移行される。
  • 1993年(平成 5年)10月1日 - 南海放送から『すてきな出逢い いい朝8時』が移行され、同局からの移行が完了。
  • 1995年(平成 7年) 4月1日 - 愛媛朝日テレビの開局により、一部ネットしていたテレビ朝日の番組が姿を消す。
  • テレビ東京(TX)制作のドラマ番組が、日中・深夜のローカル帯を活用したテープネット(スポンサーは全て独自のものに差し替え)ではあるものの、数多く放送されている。特に、2007年(平成19年)春の改編以降、これまでの旧『水曜ミステリー9』(水曜21時枠で放送されていた2時間サスペンス番組)に加えて、『ドラマ24』(現在は休止中)、金曜連続時代劇『逃亡者 おりん』(5月-6月。2008年の大晦日には2時間SPの2作品も3ヵ月遅れで放送。ただし、以後の金曜時代劇作品は未ネット)の放送が相次いでスタート。TX系で放送中の(もしくは放送されていた)ドラマ番組がほぼ全てがあいテレビで遅れネットされるようになった。
  • TX側が経費削減を目的にドラマ枠の減枠を決定した2009年春以降もTXからのドラマ番組の購入を継続している放送局は愛媛県内ではこの局のみであり、TXでサスペンスドラマの放送が不定期化された2009年春以降、これまでは原則的に未ネット扱いだった『ドラマスペシャル』作品(改編期用に製作されている非サスペンス系の単発特番)がサスペンス作品の代替番組として放送される頻度が増えている。

資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[2][3][4]

2015年3月31日

資本金 授権資本 1株 発行済株式総数 株主数
40億円 150億円 5万円 80,000株 66
株主 株式数 比率
東京放送ホールディングス 7,171株 8.96%
毎日放送 6,802株 8.50%
愛媛新聞社 4,001株 5.00%
伊予銀行 4,000株 5.00%
愛媛銀行 4,000株 5.00%
愛媛県 3,200株 4.00%
瀬戸内海放送 2,600株 3.25%
加藤汽船 2,600株 3.25%
伊予鉄道 2,401株 3.00%
フジ・メディア・ホールディングス 2,400株 3.00%
読売新聞グループ本社 2,400株 3.00%
日本経済新聞社 2,400株 3.00%
大王製紙 2,400株 3.00%
三浦工業 2,400株 3.00%
ユニ・チャーム 1,600株 2.00%
四国電力 1,600株 2.00%
一六 1,600株 2.00%

過去の資本構成

テレビ放送所

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行道山送信所(2006.06)

愛媛朝日テレビと同様に、在松先発民放2局(RNB南海放送、EBCテレビ愛媛)と比べて中継局が少なく愛媛県内でも山間部を中心に難視聴地域が少なくない。難視聴地域では周辺の中継局に向けて高利得アンテナ(※いわゆるパラスタックアンテナ)と受信ブースターを併用(使用)するか、県内のケーブルテレビ[5]での再配信を利用して受信する。また、対岸の中国放送山陽放送テレビ山口RKB毎日放送大分放送宮崎放送か、隣接県のテレビ高知を使って補完受信する場合がある。

デジタル放送

リモコンキーID 6

コールネーム - あいテレビデジタルテレビジョン

アナログ放送(2011年7月24日に終了)

局名の後に◎印が付く12局は、1992年の開局当初から放送を実施している送信所および中継局である。ただし、城北・川之江・菊間・宇和島の各局は、後のアナアナ変換により送信チャンネルが変更されている。

また、内子中継局は2005年ごろに開局しており、それまでは隣接の大洲市など周辺市町村の中継局も受信が困難であることから、対岸にある広島の中国放送を視聴していたという。

中予地方

松山市

  • 松山◎ JOEH-TV 29ch 10kW(送信所:伊予市
  • 城北◎ 32ch 10W
  • 北条 61ch 10W
  • 松山祝谷 48ch 0.1W

東温市

  • 川内 51ch 10W

伊予市

  • 中山◎ 22ch 30W

(上浮穴郡久万高原町

  • 久万 57ch 30W
  • 美川 37ch 30W
  • 久万菅生 50ch 0.1W
東予地方

新居浜市

  • 新居浜◎ 27ch 1kW
    新居浜(補完波) 16ch 200W

四国中央市

  • 川之江◎ 26ch 30W

今治市

  • 菊間◎ 50ch 100W
  • 唐子台 62ch 1W
  • 朝倉 19ch 0.1W

(越智郡上島町

  • 岩城小漕 45ch 0.1W
南予地方

宇和島市

  • 宇和島◎ 25ch 500W
  • 津島 39ch 10W
  • 宇和島保手 49ch 0.1W
  • 宇和島下高串 41ch 0.1W
  • 宇和島高光 60ch 0.1W
  • 宇和島保田 41ch 0.1W
  • 津島嵐 38ch 0.1W
  • 津島横浦 38ch 0.1W
  • 津島塩定 44ch 0.1W
  • 吉田立目 50ch 0.1W
  • 吉田中ノ浦 58ch 0.1W

大洲市

  • 大洲◎ 42ch 100W
  • 大洲野佐来 53ch 0.1W

(喜多郡内子町

  • 内子 60ch 30W

八幡浜市

  • 八幡浜◎ 23ch 100W
  • 保内喜木 39ch 0.1W

西予市

  • 宇和 38ch 10W
  • 石城◎ 31ch 10W
  • 城川 39ch 10W
  • 宇和正信 59ch 0.1W

(北宇和郡鬼北町

  • 日吉 54ch 10W

(南宇和郡愛南町

  • 南宇和◎ 26ch 100W
  • 由良◎ 46ch 10W

情報カメラ設置ポイント

  • 松山市
    • あいテレビ本社※HD
    • 松山空港(NHKを含め、県内TV局で初の空港内設置)

以前設置してあった場所

主なテレビ番組

自主制作番組

2017年10月現在

  • Nスタえひめ(平日 18:15 - 18:54)
  • ITVニュース
  • ろっくんTV(臨時)
  • チャンネルあい
  • よるマチ!(水曜 午後7:00 - 7:54、再放送は水曜 午前0:11 - 1:05[6]、2015年7月6日 - )[7]
  • ニンステTV We love 愛媛FC!(水曜 18:54 - 19:00、再放送 金曜 25:20 - 25:25)
  • ハートもまんぷく!キッチンPIPOT(金曜 18:54 - 19:00、2009年4月3日〜)
  • ミッションin旅なんよ(毎月第1土曜 17:00 - 17:30)
  • シネナビ(日曜 22:54 - 23:00)
  • Jリーグ愛媛FCホームゲーム中継
  • 鶴ツル(火曜 23:56 - 24:11、2016年4月5日 - 、片岡鶴太郎がメインに愛媛のお坊さんが酒を酌み交わすトーク番組[1][8]
  • アナ番Bang!(毎月第一日曜日の深夜0時50分 - 1:20、2016年7月3日深夜~現在)
  • 愛パチ(金曜 25:25 - 26:00、愛媛のパチンコ・パチスロバラエティ番組、MCはIZAM、手島優、みひろ、みかん)

過去

  • あい愛フィッシング(『すてきな出逢い いい朝8時』がRNBへのネットを暫定的に継続したため、当初は同番組の枠で放送)
  • 特盛鴻上丼
  • ハナマル調査団(1995.10 - 1999.03)
  • ハナマルセブン(1999.04 - 2002.03)
  • らくごはん(2002.04 - 2003.03)
  • パワサタ!(2003.04 - 2005.03)
  • しんばん
  • らくガキ!(2000.11 - 2004.03)
  • らく道楽(2004.04 - 2005.03)
  • i Music Count Down(火曜 21:54 - 22:00)
岡山放送(2006年9月までは山陽放送)、高知さんさんテレビ四国放送にもネット。
  • ラブユーTV(3ヶ月に1回放送)
  • こころを洗う旅 癒しの八十八ヶ所
  • P.S.Letter〜大切なあなたへ〜(2011.4.15 - 2015.3.27、金曜 15:55 - 16:00)
  • えひめ・ご当地応援TV テッパン20(2012.04 - 2012.09、土曜 18:50 - 19:00)
  • みんなの夢をかなえ隊(土曜 18:50 - 19:00)
  • 風の詩〜えひめ百景〜(土曜 23:24 - 23:30)
etc.

TBS系列制作番組(全国ネットを除く、特記以外はTBS制作)

現在

他系列番組

現在

テレビ東京系列

独立U局

過去

テレビ東京系

フジテレビ系

テレビ朝日系(愛媛朝日テレビ開局まで)

独立U局

  • BLACK LAGOON(木曜 25:55 - 26:25)
  • BLACK LAGOON The Second Barrage(上記時刻)

THE WORKS(制作会社)

ITVドラマランド枠で2話ずつのベルト放送(2007年1月)。

サービス放送中に最終回を迎えたTBS系列の番組

ほか

itvが開局して初めて愛媛で放送されたTBS系列の番組

ほか

開局時にRNBから移行してきたTBS系列の番組

開局後もRNBで放送を継続し、後にitvに移行されたTBS系列の番組

開局時にEBCから移行してきたTBS系列の番組

アナウンサー

男性

  • 高橋浩由(1995年-)
  • 山田祐也 (2017年4月-)
  • 横山岳(2018年4月-)

女性

  • 平繁かなえ(1992年の開局時に入社)
  • 山内可菜子(2013年4月-、NHK高知放送局から移籍)
  • 滝香織(2014年11月- )
  • 山田沙耶(2015年4月- )
  • 河野未来(2016年4月-)
  • 山下毬絵(2018年4月-)
  • 山本亜里紗(2018年4月-)

リポーター

過去在籍したアナウンサー

男性
  • 井関裕貴(1998年-2005年。愛媛県出身。現在は“古巣”ABS秋田放送に復帰)
  • 菅原愛一郎
  • 滝本弘幸(部署異動)
  • 江本一真(現・広島で活動中。Jリーグ中継の実況など)
  • 望月雅人(2016年4月-2017年08月)
  • 五十嵐圭(2006年-2017年12月、高知さんさんテレビから移籍)
女性

セントラルキャスティング方式による番組配信

あいテレビでは、2006年6月から2013年9月まで「セントラルキャスティング方式」による番組配信を行っていた。

セントラルキャスティング方式とは、例えば日本を各ブロックごと(東北、中・四国、九州など)に分け、その地域ブロック内で親局を決め、系列局間のネット番組やCMの送り出しを親局で一括管理するという方式。キー局であるTBSがこの方式をJNN各局に呼びかけたところ、広島の中国放送 (RCC)とあいテレビがこれに応じ、実現したものである。

この2社の場合、RCCを親局と位置づけた上で、これまで自社に設置していた番組配信マスターやCMバンクをRCC社内に新たに共同で設置し運営していこうというものである。

具体的には、キー局などからのネット番組は必ずRCCを経由して松山へ、またあいテレビからの番組素材やCMは、いったんRCCに送りマスターに編成された後、再び松山に戻してから愛媛県内の放送電波に乗せる。マスター管理業務が省略される分コストが削減され、自社番組制作や編成に注力できるといった利点がある。

地上デジタル放送開始に向け、県内他社をはじめ全国のほとんどの地上波テレビ局は自社によるデジタル化更新を進めたため、この方式は全国初かつ、あいテレビとRCCによる「全国唯一」の方式であった。

この時、TBSは山陽放送(RSK)・山陰放送(BSS)・テレビ山口(tys)・テレビ高知(KUTV)もRCCとのセントラルキャスティング対象に考えていたが、RSKは香川県もエリアにしていること、BSSは系列局がないテレビ朝日との遅れネット番組が多く、当時は同時ネット枠(スーパーモーニング)もあったこと、tysもかつてFNSに加盟していた関係でフジテレビ系の生放送番組の裏録り(森田一義アワー 笑っていいとも!)を含む遅れネットが相当数あったことに加え、RKB毎日放送を軸とする九州ブロック(e-JNN)との結びつきも強かったこと、KUTVは距離的な問題(太平洋側に面している)などの事情があり、自社での技術維持・緊急時の対応等から難色を示したため、参加しなかった。この時、tysはネット保証金を減額されたという。

このシステムはNTTコミュニケーションズの専用線サービス『ギガストリーム』を使用していた[18]

しかし、この運用を開始して程なく、NTTがデジタル回線の回線使用料を固定化したことにより、コスト削減のメリットがなくなってしまい、他県の系列局にマスターが存在するというデメリットのみが残ってしまった。こうした流れを踏まえ、あいテレビ側がこのデメリットを解消することなどを理由として、本社内にデジタルマスターを設置、稼働した(2013年9月30日から)。

こうして、全国初であり、なおかつ全国唯一であったこの「セントラルキャスティング方式」は、7年3か月で終了した。


脚注

  1. 当初一般番組をJNN、ANNから配給を受ける形でクロスネットとして加盟する計画もあったがJNN排他協定に抵触する事からクロスネット計画は無くなった。
  2. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2015』 コーケン出版、2015-11-20、416。
  3. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑'92』 コーケン出版、1992-11、472。
  4. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2003』 コーケン出版、2003-11、434。
  5. 愛媛県内は正式なサービスエリアであるので、区域外再放送とはならない
  6. 開始当初は木曜23:55 - 24:50。後に水曜午前0:25 - 1:22に移動。
  7. 放送を開始した2015年7月6日から2016年3月28日までは月曜19:00 - 19:54に放送。
  8. 開始当初は24:10 - 24:25で放送。
  9. 非ネットの場合あり。
  10. 過去に第2部のみをネットしていた時期あり。
  11. 同時ネットで放送していた時期あり
  12. ただしサービス放送による最終回放映前にも、RNBで一時期遅れネットで放送されていた時期がある。
  13. 正確には、サービス放送期間中からネットしていた。
  14. 開局当日に開始したが、その翌日に番組自体が終了した為、itvでの放送は2回のみ。
  15. itvでの本放送は、最終回のみ。
  16. あいテレビ開局前は、別タイトルで遅れネットされていた。
  17. 編成によりEBCで放送された時期もあった(一例」:1977年7月10日時点では日曜17:30から放送。出典:同日の中国新聞テレビ・ラジオ欄、24ページ)
  18. 専用線「ギガストリーム」(導入事例|中国放送様/あいテレビ様)|NTT Com 法人のお客さま

外部リンク

  • テンプレート:JNN