でんでん

提供: miniwiki
2018/10/6/ (土) 09:15時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索


でんでん1950年1月23日 - )は、日本俳優、元・お笑い芸人である。本名、緒方 義博(おがた よしひろ)。福岡県筑紫野市生まれ、中間市育ち。アルファエージェンシー所属。

来歴

高校卒業後、19歳の時に渥美清に憧れ、弟子入り志願のために上京するが、本人には会えず断念[1]。しかし東京に居れば何かしらチャンスが巡って来ると信じて帰郷せず[1]丸井に就職。丸井で4年ほど、下北沢池袋横須賀と転勤しながらサラリーマンとして働く[1]。そんな時に丸井時代の後輩が劇団ひまわりの募集広告を見せてくれたのをきっかけに、退社して劇団ひまわりに入団し、エキストラとして3か月ほど活動[1]。ひまわり退団後4年ほど、本人曰くパチンコ店や雀荘に頻繁に通うようなプータロー生活を送る[1]。しかしこのままではやはりいけないと思い立ち、28歳の頃に『金曜10時!うわさのチャンネル!!』のオーディションを受け、最終審査まで進んだものの最終結果が出る前にこの番組が終了し、この時はチャンスを逃す[1]。その後1980年、30歳の時に素人として『お笑いスター誕生!!』へ出演して8週勝ち抜き、金賞を獲得したのを機に芸能界デビュー[1]

お笑い芸人時代はスタンダップ・コメディ調の芸風で、「ようみんなぁー、ハッピーかい?」「どうだい? 美しいだろぉー?」「今日はみんなにオイラのすばらしい歌を聞かせてやるぜ。」などの決め台詞でピン芸人として活動。

春風亭小朝と共演した「グリーン仁丹」のCMでも人気を博した。

1981年森田芳光監督の映画の・ようなもの』で俳優に転身。

1995年ラサール石井小宮孝泰らと「星屑の会」を結成。『星屑の町』シリーズや『ある晴れた日の自衛隊』シリーズなど水谷龍二作・演出の舞台に出演。

2010年には園子温監督の映画『冷たい熱帯魚』で、表では笑顔を見せながら裏では連続殺人鬼という二面性を持った熱帯魚店経営者を演じ、芸歴31年にして初の受賞となった第36回報知映画賞を皮切りに[2]第35回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など国内の助演男優賞を次々と受賞し、高い評価を得た。

人物

  • 芸名は、「麻雀をしている時の様子が殻に閉じこもった感じで、雀荘の仲間に「でんでん虫」のような「緒方でんでん」と呼ばれたのが元で「でんでん」になった」のが元々の由来と語っている[3][1]。これに後付けとして「でんでん太鼓のように芸能界を打ち鳴らし、でんでん虫のように芸能界の一国一城の主になれ」という意味が込められている[2][1]
  • 村上ショージとは長年の友人である。また、前述の『金曜10時!うわさのチャンネル!!』のオーディションでただ一人合格の判定を下し、『お笑いスター誕生!!』でもネタを作ってくれたという作家・演出家の水谷龍二とはその後今でも付き合いがある[1]

受賞

出演

テレビドラマ

NHK

日本テレビ系

TBS系

フジテレビ系

テレビ朝日系

テレビ東京系

WOWOW

その他

配信ドラマ

映画

舞台

  • 『渾身愛』(1989年)
  • 『流水橋』(1992年)
  • 『星屑の町』シリーズ(1994年 - 2008年)
  • 『ある晴れた日の自衛隊』シリーズ(1994年 - 1999年)

CM

MV

  • K「桐箪笥のうた」(2017年)

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 POPEYEマガジンハウス)2018年3月号 p.88-89 でんでんインタビュー
  2. 2.0 2.1 でんでん、芸歴31年初めての賞…第36回報知映画賞”. シネマ報知. 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2011閲覧.
  3. 明日への言葉、でんでん(俳優)素の自分で演じる、2013年6月29日閲覧。
  4. 日本アカデミー賞公式サイト“第35回日本アカデミー賞優秀賞発表!”. オリジナル2013年5月24日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/bcSIl . 2012閲覧. 
  5. 17年大河『おんな城主 直虎』新出演者14人発表 柴咲コウ父は杉本哲太、母は財前直見”. ORICON STYLE (2016年5月26日). . 2016閲覧.
  6. 松山ケンイチ主演「の・ようなもの のようなもの」、笑顔あふれるポスター公開”. 映画ナタリー (2015年9月12日). . 2015閲覧.
  7. 渋川清彦がゲスくてクズなインディー映画監督に、「下衆の愛」2016年公開”. 映画ナタリー (2015年10月19日). . 2015閲覧.

外部リンク


テンプレート:日本アカデミー賞最優秀助演男優賞

テンプレート:報知映画賞助演男優賞