とちぎテレビ

提供: miniwiki
2018/8/4/ (土) 12:10時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

株式会社とちぎテレビTochigi Television Co., Ltd.)は、栃木県放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。

略称コールサイン「JOGY-DTV」からGYT[1][2]愛称とちテレとちぎTVだが、一般的には現在のロゴにもなっているとちテレという呼び名が広まっている。

日本国内の地上アナログテレビ放送では、この局が事実上最後の新規開局となった。

概要

とちぎテレビ
放送対象地域 栃木県
ニュース系列 -
番組供給系列 全国独立放送協議会
略称 GYT
愛称 とちぎTV
とちテレ
呼出符号 JOGY-DTV
呼出名称 とちぎテレビ
デジタルテレビジョン
開局日 1999年4月1日
本社 〒320-8531
栃木県宇都宮市昭和2丁目2番2号
演奏所 本社と同じ
リモコンキーID 3
デジタル親局 宇都宮 29ch
アナログ親局 宇都宮 31ch
ガイドチャンネル 23ch
主なデジタル中継局 矢板 29ch
今市 29ch
主なアナログ中継局 矢板 33ch
今市 48ch
公式サイト http://www.tochigi-tv.jp/
特記事項:
開局当初の略称はTTVであったが、多摩テレビからのクレームがあったためGYTに変更している。
地上波民放テレビ局では現時点で最後に開局した局。
テンプレートを表示

本社は栃木県宇都宮市にあり、社屋はかつての同県庁舎だった建物を改修し使用している。

県域中波放送(AM放送)局の栃木放送が、開局当初より県域テレビ兼営を目指し、ラジオ開局後すぐにテレビ放送免許を最初に申請したが、その後在京キー局関連の16社も免許申請を行ったことにより申請の一本化調整が滞り30年近い月日が経過してしまう。1996年10月に県財界主導で開催された最終調整会議において、県などの要望に応えて他社とともに申請を取り下げ、栃木放送は単独でのテレビ放送を断念。その後栃木県外の資本に頼らない「オール栃木」体制を唱えて1996年12月、同県や経済界などを中心に準備委員会が発足し“第三セクター”方式での開局へと進んだ。

2011年12月、経営資源の効率化を目的とした栃木放送の子会社化が臨時取締役会で正式決定。両局で報道や制作、営業等での連携に向けた具体的な検討作業に入っている。

とちぎテレビにレギュラー番組を持つお笑い芸人のU字工事が、キー局の番組(『秘密のケンミンSHOW』など)や漫才のネタ内で栃木県やとちぎテレビの話題をよくしていたため、「とちぎテレビと栃木県を盛り上げてくれた」との理由で金一封と表彰状を送ったことがある[3][4]

資本構成

企業・団体は当時の名称。出典:[5][6]

2016年3月31日

資本金 発行済株式総数 株主数
30億円 60,000株 132
株主 株式数 比率
栃木県 12,400株 20.66%
栃木県市長会 04,800株 08.00%
下野新聞社 03,600株 06.00%
栃木県町村会 03,200株 05.33%
足利銀行 03,000株 05.00%
栃木銀行 02,700株 04.50%
北関東綜合警備保障 02,100株 03.50%
トヨタウッドユーホーム 01,200株 02.00%
環境整備 01,100株 01.83%
コジマ 01,000株 01.66%

過去の資本構成

沿革

ファイル:とちぎテレビ001.jpg
開局当初に使われた『TTV』ロゴの看板が残っていた本社(2003年撮影)
  • 1997年5月14日 - 設立。
  • 1999年4月1日 - 栃木県内の県域民放テレビ局として開局。
  • 2004年6月30日 - 局内の電気系統の故障が原因で午後3時30分頃から約2時間31分にわたって放送が中断する事故が発生。この件で、同年7月27日総務省から指導を受ける。
  • 2005年12月1日 - 地上デジタル放送開始(宇都宮送信所のみ)。
  • 2006年
    • 3月1日 - 地上デジタル放送 宇都宮送信所の出力がフルパワー化。
    • 12月1日 - 地上デジタル放送 矢板局開局。
  • 2007年
  • 2008年
    • 3月 - ワンセグの試験放送を開始。
    • 3月3日 - 地上デジタル放送 今市局開局。
    • 3月24日 - 地上デジタル放送 馬頭局開局。
    • 4月1日 - ワンセグの本放送を開始。新ロゴ「とちテレ」採用。
    • 7月1日 - 地上デジタル放送のデータ放送開始。緊急地震速報運用開始。携帯サイト開設。
    • 9月1日 - 地上デジタル放送のワンセグ向けデータ放送開始。
    • 12月26日 - 地上デジタル放送 日光清滝局・葛生局開局。
  • 2009年
    • 3月16日 - 地上デジタル放送 ☆鹿沼局開局。
    • 12月25日 - 地上デジタル放送 足尾局・☆那須伊王野局・☆日光広久保局・岩舟局開局。
  • 2010年
    • 3月15日 - 地上デジタル放送 ☆黒羽中野内局・☆烏山神長局・☆南那須志鳥局・☆黒羽川上局開局。
    • 4月1日 - 地上デジタル放送に完全対応した送出マスターに更新(NEC製)。局ロゴ「とちテレ」にデジタル3ch表記を併記。アナログ放送でアナログマークの表示。
    • 12月24日 - 地上デジタル放送 ☆那須稲沢局・☆黒羽前田局・☆烏山向田局・☆黒羽須賀川局・☆那須芦野局・☆鹿沼板荷局・☆益子上大羽局・☆那須寄居局・☆那須成沢局・☆喜連川局・鬼怒藤原局・☆中禅寺湖局・☆足利名草局開局。
  • 2011年
    • 2月21日 - スタジオがハイビジョン化。地上デジタル放送でウォーターマークの表示開始。報道取材がすべてハイビジョン化される。
    • 3月11日 - 東日本大震災発生。発生直後より報道特別番組を編成。以降同年3月一杯常時文字放送による震災情報を放送(ワンセグは除く)。
    • 7月2日 - 中継車等のHD化が完了、初のハイビジョンによる生中継として2011年Jリーグ第19節 栃木SC×コンサドーレ札幌戦を放送。
    • 7月24日 - 正午をもってアナログ放送が終了、翌日午前0時に完全停波。地上デジタル放送完全移行。
    ※☆印の中継局はデジタル新局として開局。なお、先行開局局のカバー状況により栃木県北部を中心にデジタル新局として最大10局を追加開局予定。
  • 2012年3月 - 栃木放送を子会社化
  • 2015年4月1日 - 局のロゴマーク現在のものに改定。

ネットワークの移り変わり

チャンネル

デジタル放送のリモコンキーIDは「3」。かつてのアナログ放送は個々の世帯によって違っていた(主に、5ch・7ch・11chのどれかが多い)。

デジタル放送

※は垂直偏波

アナログ放送

2011年7月24日停波時点

  • 親局
    • 31ch - 映像1kW、音声250W
  • 矢板中継局
    • 33ch - 映像100W、音声25W
  • 今市中継局
    • 48ch - 映像100W、音声25W
  • 足利中継局※
    • 47ch - 映像30W、音声7.5W
  • 馬頭中継局※
    • 48ch - 映像10W、音声2.5W
  • 葛生中継局※
    • 53ch - 映像10W、音声2.5W
  • 岩舟中継局※
    • 61ch - 映像3W、音声0.75W
  • 足尾中継局
    • 47ch - 映像10W、音声2.5W
  • 日光清滝中継局※
    • 46ch - 映像3W、音声0.75W
  • 鬼怒藤原中継局
    • 31ch - 映像0.1W、音声0.025W

放送区域

デジタル放送
アナログ放送
  • (親局・アナログ1kW)栃木県、埼玉県千葉県、茨城県、群馬県福島県の各一部(とちぎテレビ受信案内)。
  • アナログ放送の中継局は在京局の栃木県内の中継局より少なく、山間部の一部で視聴できない世帯があったが、デジタル放送での新局開局により視聴できるようになった。

情報カメラ設置ポイント

宇都宮市の情報カメラは、2007年11月15日まではとちぎテレビ本社屋上のカメラを使用していたが、同年11月16日より栃木県庁新本庁舎屋上のカメラに切り替えられた。

アナウンサー

フリー、事務所所属アナウンサー含む。局サイトでは他の番組出演者と区別なく紹介している。

過去の出演者

マスコットキャラクター

  • てれすけ - やなせたかしがデザインを担当。公募で選ばれたこのキャラクターの名称は「テレビ」+「すけ」とされている。2006年12月より、宇都宮市内の東武宇都宮百貨店にて、てれすけくんストラップの発売が開始された。なお、このストラップの発売開始告知CMが制作・放送されている。
  • とちぎのご当地アイドル「まろに☆えーる」 - 一葵さやかのキャラクターデザインで、栃木の名産品に由来する美少女キャラクター、春咲野乃花(はるさきののか、声:野水伊織)、堤愛実(つつみまなみ、声:設楽麻美)、瓜田瑠梨(うりたるり、声:小林元子)が特設サイト内にて、とちぎテレビで放送されるアニメ情報の宣伝などの活動に従事する[10]

デジタル放送

2005年12月1日に親局である宇都宮送信所において地上デジタル放送が開局したが、ハイビジョン対応機材が充分でないため、デジタル放送開局特別番組はSD(標準画質)制作で4:3のアップコンバート放送だった。

以前はハイビジョン制作番組は他のU局と比べて非常に少なく、2010年7月5日のアナログ放送全番組へのレターボックス挿入開始後もほとんどが4:3のSDの額縁放送であったが、2011年2月21日よりスタジオがハイビジョン化され、4月にはほとんどの番組がハイビジョン放送に切り替わった。また、スポーツ中継なども7月2日の栃木SCホームゲーム中継を皮切りにハイビジョン化された。

又、2012年2月21日のスタジオのハイビジョン化に伴い、ローカルニュースもハイビジョン化されたのと同時に、自社取材での新たなニュース素材もようやくハイビジョンで放送を行うようになった。(それまでは、ニュース素材は一切ハイビジョンで放送されておらず、例えハイビジョンで撮影された素材でも、すべてSDの額縁放送となっていた。)

自社制作以外の番組でハイビジョン制作のものについては、マスターの設備上アナログ放送ではレターボックスが挿入されていた。

ワンセグ放送は2008年3月から試験放送を開始して、4月1日に本放送を開始した(データ放送は、地上デジタル放送のデータ放送開始にあわせて開始された)。ワンセグのチャンネル名称は、「とちぎテレビ携帯」。かつて、映像によっては粗いコマ送りになることもあったが、2010年4月からはほぼなくなった。

同年7月1日には、データ放送が開始されたが、ワンセグのデータ放送は栃木県の高校野球特設サイトへのリンクのみが提供されていたため実際に本放送を開始したのは9月1日である。

アナログ放送が終了するまで、デジタル放送に於いては、ハイビジョン制作の番組でも、ハイビジョンで放送されていないものもあった。CM用のハイビジョン設備が整っていなかった為、ハイビジョンで制作されたCMは、すべて額縁放送になっていたが、ワンセグ放送の画質改善と時期を同じくして2010年4月からCMもハイビジョンに対応した。

局のデジタル化推進のキャッチフレーズは「ひろが〜る ひろげ〜る デジタ〜ル」。歌詞もある。

2007年1月6日、1月8日の第85回全国高等学校サッカー選手権大会の中継放送で、とちぎテレビでは初の5.1サラウンド放送を実施した。

2011年2月21日からウォーターマークの表示を開始した(ワンセグでは非表示)。

チャンネルは031・032の2つがある。2011年7月4日-8日には初のマルチ編成を実施し、通常番組・テレビショッピングの裏で032チャンネルを使用し、過去の夏の高校野球県大会決勝を放送[11]

現在放送中の番組

[HD] - 地上デジタルハイビジョン制作番組

自社制作番組

情報・ニュース

音楽

エンターテインメント

  • Ride ON!(木22:00-22:25、再放送 金22:30-22:55)[HD]
  • CAR Xs(金22:00-22:30、再放送 土22:30-23:00)[HD]
  • 雷様剣士ダイジ(月19:45-20:00、再放送 土8:30-8:45)[HD]

スポーツ

その他の番組

  • 県民の歌 [HD] - 放送終了時に演奏している。
  • おくやみ(月 - 金 21:55-22:00)[HD] - グレー系の背景に死亡者の氏名・年齢・住所・告別式等の日時が3件ずつ表示され、女性アナウンサーがトーンを落とした声で淡々と読み上げる。音楽はヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲の『平均律クラヴィーア曲集第2巻』より「BWV 893 前奏曲 - 3声のフーガ ロ短調」が使用されている。情報の協力は下野新聞社。
  • とちぎの自然(不定期放送) [HD]
  • とちぎの風景(不定期放送) [HD]
  • 全日本オールスター紅白歌合戦(毎年12月放送)[HD] - テレビ埼玉にもネットされている他、栃木放送でもラジオ番組を放送している。

民間放送局共同ネット番組

他局制作の番組

放送終了した番組

自社制作番組

他局制作の番組

脚注・出典

  1. 開局当初はTTVを使っていたが、先にケーブルテレビ局の多摩テレビ(東京都多摩市)がこの略称を用いていることから、ほどなく使用を中止した。
  2. しかしながら、とちぎテレビの公式サイトには「GYT」という略称は掲載されておらず、とちぎテレビの公式サイトで略称ではアルファベット表記ではない「とちテレ」を掲載している。
  3. 「いい天気です☆」 (U字工事 益子卓郎オフィシャルブログ「大好き栃木」2009年1月6日更新)
  4. 「どっきり!の巻」 (U字工事 福田薫ブログ「忘れっからメモッちゃーわっ!」2009年1月5日更新)
  5. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2016』 コーケン出版、2016-11-25、299。
  6. 日本民間放送連盟 『日本民間放送年鑑2003』 コーケン出版、2003-11、270。
  7. 2012年4月以降
  8. 読売新聞栃木県版 2015年9月25日 32面掲載。
  9. 「デジタルあれこれ」第7回 地上デジタル放送の豆知識 栃木県情報システム課
  10. 以前はJBL→NBL
  11. この関係からか、2008-09に宇都宮市体育館で開催されたJBLオールスターゲームの模様が生中継された(地上波では珍しい)。
  12. 1期は未放送、3期はNHK総合宇都宮で放送
  13. TOKYO MXの旧E!TV枠
  14. 三重テレビを除く
  15. 2016年にNHK Eテレ(東京局)で関東1都6県に向けて再放送

関連項目

外部リンク

テンプレート:全国独立放送協議会

テンプレート:5いっしょ3ちゃんねる テンプレート:独立テレビ局のキャラクター