アズナス

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ファイル:Asnas.JPG
アズナス茨木店
ファイル:Asnas exp.JPG
アズナスエクスプレス茨木市店

アズナス(asnas)は、阪急阪神ホールディングス傘下のエキ・リテール・サービス阪急阪神が展開するコンビニエンスストアである。

歴史・概要

1995年(平成7年)4月20日に阪急電鉄十三駅に日本初の駅のホーム上にあるコンビニエンスストアとして1号店を開店したのが始まりである[1]

阪急電鉄の駅内や駅前を中心に出店して1997年(平成9年)1月時点で9店舗中3店舗が1日平均100万円超を売り上げるなど電車の乗降客の利用が見込める駅でのコンビニエンスストアの強さを発揮した[2]

2001年(平成13年)に通常のコンビニエンスストアタイプのアズナスの他に駅の売店に近い小型店タイプのアズナスエクスプレス(asnas exp)を展開し始め、2009年(平成21年)4月1日時点で62店舗のうちアズナスエクスプレスが26店舗を占めるまで店舗数を増やしている[3]

2007年(平成19年)3月から三井住友カードNTTドコモ関西と協力して電子マネーiDを導入して店頭での支払い方法の多様化を図った[4]

2008年(平成20年)4月1日に阪神電気鉄道の100%出資子会社である阪神ステーションネットから運営を受託してアズナスと一体的な運営を行って来たコンビニエンスストアアンスリー[3]の全8店舗を2009年(平成21年)4月1日には阪神ステーションネットの関係する全従業員16人と共に引継いでアズナスに転換し[5]、阪神電気鉄道の駅構内などにも店舗を展開するようになった。

2010年(平成22年)4月19日に阪神西梅田店へ発光ダイオード(LED)照明116台を導入して環境配慮型の新店舗に改装した[6]ほか、大阪市内の中小企業支援の一環として大阪産業創造館と大阪市が開催した「『おいしく元気に疲労回復!』レシピ開発プロジェクト」に応募してきたレシピを元にした弁当やおにぎりを2011年(平成23年)11月29日から販売する[7]など新たな展開も始めている。

同じ阪急電鉄子会社の総菜製造販売会社いいなダイニングの寿司などを販売している[8]ほか、2011年(平成23年)11月に阪急電鉄や阪神電気鉄道の駅名標デザインの携帯クリーナー付き飲料水を発売したり[9]2012年(平成24年)2月7日からグループの阪急阪神レストランズが阪急電鉄沿線で運営する「阪急そば」を再現したカップ麺や同そば店の人気メニュー「天たま丼」を発売したり[10]、同月から阪急電車や阪急梅田駅をあしらったハローキティのご当地バージョンを発売したほか、同年5月15日から阪神電気鉄道が自社の線路の高架下に設置した植物工場の阪神野菜栽培所で無農薬のグリーンリーフレタスを使ったサラダを発売して[11]健康志向の女性に人気を博す[12]など阪急阪神グループとしての強みを生かしたオリジナル商品を展開している。

名前の由来

英語の「as soon as[13]」から来ている[3]1995年(平成7年)4月20日に阪急十三駅の2号線と3号線に挟まれたホームに1号店がオープンした際、その位置ゆえに、乗り継ぐ電車を待つ間のわずかな時間でも買い物ができるという意味で名づけられた。

現在では「asnas」と表記されているが、2003年頃までは、「ASsooNAS」と、「as soon as」の意味であることが分かるロゴになっていた(その当時から読み方は「アズナス」であった)。

備考

  • スルッとKANSAIが発行するICカードPiTaPaを使用した支払いも可能である(PiTaPa機能のないクレジットカードでの支払いはできない)。
    • 他の有名コンビニエンスストアチェーンとは違い、QUOカード、PiTaPa・iD以外の電子マネーでの支払いは2013年(平成25年)7月現在できないが、梅田阪急ビル店、新阪急ホテル前店、阪神西梅田店、asnas exp.阪急三番街店でのみICOCA(電子マネーの相互利用を実施している交通系ICカード[14]を含む)・EdyQUICPayWAONでの支払いが可能である。ただしチャージは不可。なおこれらの電子マネー(WAON除く)が利用可能であったグランフロント大阪店は2014年(平成26年)7月に閉店した[15]
  • グランフロント大阪店ではグランフロント大阪ショップ&レストランのポイントカード「OSAMPO CARD」によるポイントサービスが利用できた。
  • 営業時間は24時間営業ではなく、店舗によって異なるが、大体は朝の7時から夜の11時ないし11時30分である(但し殆どの「アズナスエクスプレス」ではそれよりは閉店時間が早い)。
  • 2007年(平成19年)3月より、京阪・南海・近鉄との5社共同事業として電気ガス料金等の収納代行サービスを開始した。
  • 一部の店舗では、JR東日本ウォータービジネス開発商品の発売も行われている。

現在営業中の店舗

アズナス

  • 梅田・十三エリア
    • 梅田2階店
    • 梅田3階店
    • 新阪急ホテル前店
    • 阪急三番街B1店
    • 茶屋町口店
    • 梅田阪急ビル店
    • 十三店
  • 神戸線エリア
    • 園田店
    • 伊丹店
    • 塚口店
    • 西宮北口店
    • 六甲店
    • 王子公園店
    • 逆瀬川店
  • 宝塚線エリア
    • 曽根店
    • 岡町店
    • 豊中店
    • 石橋店
    • 箕面店
    • 川西能勢口店
  • 京都線エリア
    • 上新庄店
    • 南茨木店
    • 茨木店
    • 千里山店
    • 山田店
  • 阪神本線エリア
    • 阪神西梅田店
    • 野田店
    • 千船店
    • 尼崎店
    • 甲子園東口店
    • 阪神御影店

アズナスエクスプレス

  • 梅田・十三エリア
    • 阪急三番街店
  • 神戸線エリア
    • 武庫之荘店
    • 西宮北口店
    • 岡本店
    • 阪急三宮西口店
    • 仁川店
  • 宝塚線エリア
    • 三国店
    • 蛍池店
    • 池田店
    • 川西能勢口東口店
    • 川西能勢口西口店
    • 山本店
    • 宝塚店
  • 京都線エリア
    • 茨木市店
    • 高槻市店
    • 東向日店
    • 桂店
    • 四条大宮店
    • 南千里店
    • 山田店
  • 阪神本線エリア
    • 阪神三宮西口店
    • 阪神三宮東口店
    • 魚崎店

過去に営業していた店舗

アズナス

  • 旧・山田店 - 阪急山田駅前のバスロータリーの北側に営業していたが、駅前の再開発を前に閉店。その後、駅舎改築の完成とともに新店舗が開業。
  • 梅田店 - 現・ブックファースト梅田2階店あたり(阪急三番街南館、JR大阪駅連絡通路)で営業。
  • 阪急宝塚山手台店 - 2004年2月27日開店、2010年5月21日をもって閉店[16]
  • グランフロント大阪店 - 2014年5月11日をもって閉店。跡地にはファミリーマートうめきたセラー店が出店。
  • 夙川店 - 2016年9月27日閉店。
  • 三国店
  • 三宮店 - 阪急神戸三宮駅1階で営業していたが、駅ビル建て替え工事のため閉店。
  • 梅田東口店 - 阪神梅田駅東改札口そば(ジューススタンド横)で営業していたが、阪神百貨店梅田本店建て替え工事に伴い閉店。
  • 甲子園西口店 - 甲子園駅西改札口の南側、駅改良工事に伴い閉店。阪神甲子園球場でのイベント開催日は、すぐ隣のダイエー甲子園店とともに大勢の客で賑わった。
  • エビスタ西宮店(アンスリー時代は西宮店) - 2018年3月11日閉店。

アズナスエクスプレス

  • 梅田1階店 - 阪急梅田駅構内。
  • 上牧店
  • 洛西口店
  • 梅田西改札内店 - 阪神梅田駅西改札内で営業していたが、駅改良工事のため閉店(店舗跡地のスペースは改札外自由通路の一部となっている)。
  • 姫島店
  • 小林店

その他

  • 「ASsooNAS」当時のアズナスには独自のキャラクターがあり、キャラクターの名前も公募され「テキパクン」という名前になったが、ロゴが「ASsooNAS」から「asnas」に変更されたときに、一旦消滅した。しかし公式ページでは現在でも紹介されており、最近はリーフレットなどで復活している模様である。
  • 通常公表されていないが、ショッピングモール「西宮ガーデンズ」のバックスペースには、施設従業員専用の「アズナスエクスプレス西宮ガーデンズ店」が存在する。

脚注

  1. 日本初の駅ホーム上コンビニがオープンして15年 コンビニエンスストア「アズナス」が4月20日(火)で15周年を迎えます。 (Report). 阪急リテールズ. (2010-3-30). 
  2. “CVSインタビュー アズナス 阪急電鉄流通本部・小林啓輔氏”. 日本食糧新聞 (日本食糧新聞社). (1997年1月14日) 
  3. 3.0 3.1 3.2 阪急阪神ホールディングスグループにおけるコンビニエンスストア事業の統合について (Report). 阪急阪神ホールディングス. (2009-2-16). 
  4. “コンビニなど「iD」を導入 阪急電鉄、阪神電鉄グループ”. 繊研新聞 (繊研新聞社). (2007年3月3日) 
  5. “阪神のコンビニ「アンスリー」が阪急の「アズナス」へ”. 朝日新聞 (朝日新聞社). (2009年2月17日) 
  6. “パナ電工、LED照明116台、コンビニに納入”. 日経産業新聞 (日本経済新聞社). (2010年4月20日) 
  7. “おいしく、疲労も回復 弁当や総菜を4種類発売 阪急リテールズ あすから”. 交通新聞 (交通新聞社). (2011年11月28日) 
  8. “期限切れショウガ使用で自主回収 阪急子会社”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2009年4月21日) 
  9. “携帯クリーナー付き飲料水発売 阪急リテールズ”. 交通新聞 (交通新聞社). (2011年11月9日) 
  10. “「阪急そば」再現カップ麺を発売 阪急阪神レストランズ”. 交通新聞 (交通新聞社). (2012年2月6日) 
  11. “高架下は「レタス工場」コンビニで販売 阪神電鉄”. 産経新聞 (産経新聞社). (2012年6月13日) 
  12. “鉄道・バス会社 野菜工場、遊休地の活用探る-近鉄・奈良交通”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2012年8月1日) 
  13. 「as soon as S V」の意味は、「SがVするとすぐに」。
  14. KitacaSuicaPASMOTOICAmanacaSUGOCAnimocaはやかけん
  15. 跡地には「ファミリーマートうめきたセラー店」が出店した。
  16. アズナスホームページ "Topics"

関連項目

外部リンク