アンチセンス鎖

提供: miniwiki
2018/8/19/ (日) 21:20時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

アンチセンス鎖(アンチセンスさ)は、ある配列のDNARNAに対して相補的な配列をもつDNA断片やRNA断片のこと。DNAにおいてはアデニンチミン、そしてグアニンシトシンは結合力をもつため、溶液内あるいは細胞内では相補的な断片同士が結合し、さまざまな影響をもたらす。RNAの場合にはアデニンとウラシルが結合する。

具体例

5'-AATTGCGCGGCCTATA-3' という配列を含むDNA(これ以上長くとも良いし、これよりわずかに短くとも良い)がある場合、
3'-TTAACGCGCCGGATAT-5' というDNA断片は上記のDNAに結合し、他の酵素RNA蛋白質糖鎖が結合することを妨げ、DNAの転写を阻害する。

外部リンク