アーサー・ポンソンビー (シュールブリードの初代ポンソンビー男爵)

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シュールブリードの初代ポンソンビー男爵アーサー・オーガスタス・ウィリアム・ハリー・ポンソンビー（英: Arthur Augustus William Harry Ponsonby, 1st Baron Ponsonby of Shulbrede、1871年2月16日 - 1946年3月23日）は、イギリスの政治家・貴族。

ベスバラ伯爵家の分流の生まれ。はじめ自由党、ついで労働党の政治家となり、労働党政権下で役職を歴任した。

経歴

1871年2月16日にベスバラ伯爵家の分流でヴィクトリア女王の個人秘書を務めた陸軍軍人サー・ヘンリー・ポンソンビー（English版）大将とその妻エリザベス(旧姓バルテール)の間の三男として生まれる。長兄に陸軍少将となるサー・ジョン・ポンソンビー（English版）、次兄にシソンビー男爵（English版）に叙されるフレデリック・ポンソンビー（English版）がいる[1][2]。

イートン校を卒業[3]。イートン校在学中の1882年から1887年にかけてはヴィクトリア女王の名誉小姓（English版）を務めた[3][2]。その後、オックスフォード大学ベリオール・カレッジへ進学[3]。

1894年から1903年にかけては外交官をしていた[3]。1905年から1907年にかけてヘンリー・キャンベル＝バナマン首相の個人秘書を務めた[3][2]。1908年から1918年にかけてキャンベル＝バナマンの選挙区だったスターリング・バラズ選挙区（English版）から自由党所属の庶民院議員に選出された[3][2]。ついで1922年から1930年にかけてはシェフィールド・ブリッジサイド選挙区（English版）から選出される労働党所属の庶民院議員となった[3][2]。

1924年1月から11月にかけては第一次マクドナルド内閣で外務省政務次官（English版）を務め、ついで1929年7月から12月にかけて第二次マクドナルド内閣のドミニオン省政務次官（English版）、1929年から1931年にかけては運輸省政務官（English版）を務めた[3][2]。

1930年1月17日にはサセックス州におけるシュールブリードのシュールブリードのポンソンビー男爵 (Baron Ponsonby of Shulbrede, of Shulbrede in the County of Sussex)に叙され[3][2]、貴族院議員に転じた[4]。

1931年3月から8月にかけてランカスター公領大臣（English版）を務めたが、同年8月の労働党の分裂に際して主流派に属して下野した。その後は反対党(労働党)貴族院院内総務となり、1935年まで務めた[3][2]。

1946年3月24日に死去した。爵位は長男のマシューが継承した[3][2]。

著作

  • The Camel and the Needle's Eye (1910)[3]
  • The Decline of the Aristocracy (1912)[3]
  • The Priory and Manor of Lynchmere and Shulbrede (1920)[3]
  • Falsehood in Wartime (1928)
  • Henry Ponsonby: his Life from his Letters (1942)[3]

栄典

爵位

1930年1月17日に以下の爵位を新規に叙された[3][2]。

家族

作曲家の初代準男爵チャールズ・ヒューバート・パリーの娘ドロシア・パリーと結婚し、彼女との間に以下の2子を儲けた[3][2]。

脚注

注釈

出典

  1. ↑ Lundy, Darryl. “General Rt. Hon. Sir Henry Frederick Ponsonby” (英語). thepeerage.com. . 2016閲覧.
  2. ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 Heraldic Media Limited. “Ponsonby of Shulbrede, Baron (UK, 1930)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. . 2016閲覧.
  3. ↑ 3.00 3.01 3.02 3.03 3.04 3.05 3.06 3.07 3.08 3.09 3.10 3.11 3.12 3.13 3.14 3.15 3.16 Lundy, Darryl. “Arthur Augustus William Harry Ponsonby, 1st Baron Ponsonby of Shulbrede” (英語). thepeerage.com. . 2016閲覧.
  4. ↑ UK Parliament. “Mr Arthur Ponsonby” (英語). HANSARD 1803-2005. . 2016閲覧.

関連項目

無効なパラメータ
先代：
サー・ヘンリー・キャンベル＝バナマン 		スターリング・バラズ選挙区（English版）
選出庶民院議員
1908年 – 1918年 		選挙区廃止
先代：
サー・テューダー・ウォルターズ（English版） 		シェフィールド・ブリッジサイド選挙区（English版）
選出庶民院議員
1922年 – 1930年（English版） 		次代：
フレッド・マーシャル（English版）
公職
先代：
ロナルド・マクネイル（English版） 		外務省政務次官（English版）
1924年 		次代：
ロナルド・マクネイル（English版）
先代：
第2代プリマス伯爵（English版） 		ドミニオン省政務次官（English版）
1929年 		次代：
ウィリアム・ラン（English版）
先代：
第2代ラッセル伯爵（English版） 		運輸省政務官（English版）
1929年 - 1931年 		次代：
ジョン・パーキンソン（English版）
先代：
クレメント・アトリー 		ランカスター公領大臣（English版）
1931年 		次代：
第11代ロジアン侯爵（English版）
党職
先代：
初代パームア男爵（English版） 		労働党貴族院院内総務
1931年 - 1935年 		次代：
ハリー・スネル（English版）
非営利団体
先代：
フェナー・ブロックウェイ（English版） 		戦争抵抗者インターナショナル（English版）議長
1934年 - 1937年 		次代：
ジョージ・ランズベリー
イギリスの爵位
新設 シュールブリードの
初代ポンソンビー男爵
1930年-1946年 		次代：
マシュー


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