エンプーサ
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エンプーサ(古代ギリシア語:Εμπουσα, Empusa, Empousa, エムプーサ)は、ギリシア神話に登場する怪物の一種[1]。その名は「雌蟷螂」を意味する[1]。冥界の女神ヘカテーにモルモーと共に仕えている[1]。日本語では長母音を省略してエムプサ(エンプサ)とも表記される[2]。
片方の足は青銅で出来ており、もう一方の足はロバの足で出来た女の姿をしているとされる[2]。男を誘惑して交わった後に食い殺したり[2]、眠っている男には悪夢を見せながら血を啜る[3]。しかし悪口に弱く、罵る事が出来れば悲鳴をあげながら逃げるとされる[2]。
姿を自在に変化させることができ、アリストパネースの喜劇『蛙』ではロバ、雄牛、犬、美女に化けるとされている[1]。また、ピロストラトスの『テュアナのアポロニオス伝』にも登場する[4]。