オッズパーク

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オッズパークとは、ソフトバンクグループSBプレイヤーズの子会社であるオッズ・パーク株式会社が運営している公営競技総合サービスサイトである。全国10主催者・11の地方競馬場[1]勝馬投票券、全競輪場勝者投票券、全オートレース場勝車投票券の購入をインターネット携帯電話を通じて行なっている(一部予定)ほか、ホッカイドウ競馬を除く地方競馬9主催者(10ヶ所)の競走映像を配信している。

本項ではオッズパークが発売している重勝式投票Odds Park LOTO(オッズパークロト)についても記述する。

概要

もともと地方競馬全国協会の関連会社である日本レーシングサービスが運営していたD-netをオッズパーク株式会社に移行し、ソフトバンクが100%出資したソフトバンク・プレイヤーズがオッズパークの全株式を取得することで、2005年12月27日にD-netの運営権を取得したことを発表した。

2006年4月2日には、地方競馬総合サービスサイト「オッズパーク」をオープン。D-netを拡充して、オッズを見ながらの投票などが可能となった。しばらくは従来のD-netサービスがそのまま残っていたが、2008年4月にオッズパークに一本化し、D-net投票会員はオッズパーク投票会員に移行することとなった。当初は岩手、笠松、佐賀、荒尾の4主催者の発売を開始。同年7月1日には7主催者が加わり、ホッカイドウ競馬を除く11主催者の馬券の購入が可能となった。旧来のD-netシステムはその後廃止となっている。ホッカイドウ競馬の馬券購入は「オッズパーク」のシステムで可能である。

廃止の危機にあったばんえい競馬への支援を目的とした子会社のオッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社が運営に係る一部業務を2011年度まで受託している。2012年度は条件面で帯広市と折り合わず、契約を更新しないことになった。

また「Odds Park LOTO」として重勝式投票券の発売を開始し、競輪・オートレースの重勝式投票券も発売を開始して参入したほか、競輪の通常賭式発売開始するなど、地方競馬・競輪・オートレースを包括してカバーする公営競技投票券発売サービスとして事業展開している。

Odds Park LOTO

2010年1月8日より重勝式投票にあたる「五重勝単勝式」の『Odds Park LOTO』の発売を開始した。当初は2009年10月より開始の予定であったが、システム導入の過程で重大な障害が発生し、PCにおいては断続的に1週間、携帯電話においては2週間、一切の馬券購入などが行えなくなった。また、復旧直後の10月8日には別のシステム障害により園田競馬場の一部レースの購入馬券が無効となり、障害発生後のレースの発売が中止される事態となった(ただし、併売していた荒尾競馬場は通常通り発売された)[2]。ばんえい競馬が最初に発売を開始したのに続き、発売する主催者は順次拡大した。

同年7月30日より青森競輪場のレースを対象とした重勝式投票券の発売を開始し、2011年4月13日よりオートレースを対象とした重勝式投票券を発売開始している。

方式はセレクト投票とランダム投票に分かれているが、地方競馬は2013年4月12日より佐賀競馬場を除きすべてセレクト投票に変更されている[3][4][5]

Odds Park LOTOで発売する重勝式投票券

セレクト7(競馬・競輪)
1日のうち最終競走から数えて連続する7競走の勝者を予想する「七重勝単勝式」。発売は100円単位。買い目は自分で指定する。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており、払戻金の上限額は競馬が2億円、競輪が6億円。
ランダム7(競馬・競輪)
1日のうち最終競走から数えて連続する7競走の勝者を予想する「七重勝単勝式」。発売は200円単位。買い目はコンピュータが無作為に採番。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており、払戻金の上限額は12億円。
セレクト5(競馬・競輪)・モトロトmini(オートレース)
1日のうち最終競走から数えて連続する5競走の勝者(馬)を予想する「五重勝単勝式」。発売は100円単位。買い目は自分で指定する。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており、払戻金の上限額は競馬が2億円、競輪とモトロトminiは6億円。
モトロトBIG(オートレース)
1日のうち最終競走から数えて連続する4競走の1着と2着を着順通りに予想する「四重勝二連勝単式」。発売は100円単位。買い目はコンピュータが無作為 に採番し、購入確定前に買い目を確認することはできない。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており、払戻金の上限額は6億円。

過去の発売賭式

ランダム5(競馬)(2012年5月15日の園田競馬の発売形式変更を持って事実上休止)
1日のうち最終競走から数えて連続する5競走の勝者(馬)を予想する「5重勝単勝式」。発売は100円単位。買い目はコンピュータが無作為に採番。キャリーオーバー(繰越)制を採用しており、払戻金の上限額は2億円。

Odds Park LOTOを導入した公営競技場

  • 競馬
    • 帯広競馬場 - 2010年1月8日より開始、同年12月25日開催から形式変更(セレクト5)、2012年12月15日開催から形式追加(セレクト7)[6]
    • 佐賀競馬場 - 2010年1月22日より開始(セレクト5)、2012年5月26日開催から形式追加(セレクト7→2013年4月13日の開催よりランダム7に変更)
    • 兵庫県競馬組合※(園田競馬場・姫路競馬場) - 2010年1月25日より開始、2012年5月15日開催から形式変更(ランダム5 → セレクト5)
    • 笠松競馬場 - 2010年2月6日より開始、同年12月28日開催から形式変更(セレクト5)
    • 岩手県競馬組合※(盛岡競馬場・水沢競馬場) - 2010年4月3日より開始、同年12月25日開催から形式変更(セレクト5)
  • 競輪
  • オートレース

※はキャリーオーバー共有方式での発売となる。

参加競馬場

競馬場名 主催者名 オッズパーク投票 D-net投票 映像配信 OddsPark LOTO
帯広競馬場 帯広市
(ばんえい競馬)
門別競馬場 北海道
(ホッカイドウ競馬)
× × ×
盛岡競馬場 岩手県競馬組合
水沢競馬場
金沢競馬場 石川県
金沢市
×
笠松競馬場 岐阜県地方競馬組合
名古屋競馬場 愛知県競馬組合 ×
園田競馬場 兵庫県競馬組合
姫路競馬場
高知競馬場 高知県競馬組合 ×
佐賀競馬場 佐賀県競馬組合

荒尾競馬場(荒尾競馬組合主催)は2011年12月23日福山競馬場(福山市主催)は2013年3月24日をもって本場開催が廃止されるまで全サービスを行っていた。ただしOdds Park LOTO[8]のみ廃止に先立ち、荒尾は2011年11月25日、福山は2013年2月2日にキャリーオーバーが0になった時点で発売終了となった。

南関東公営競馬大井競馬場船橋競馬場川崎競馬場浦和競馬場)は独自の在宅投票システム(SPAT4)を導入しているため、参加していない。ただし、ダートグレード競走に限りD-netで購入することができる(電話投票会員のみ)。

※佐賀競馬場では指定7レースの1着を当てる地方競馬初の「7重勝」が2012年5月12日から採用予定だったが、サイトのリニューアルがサーバートラブルにより遅れたため一時無期延期となった[9]ものの、2012年5月26日開催分(前夜発売25日18時)より発売を開始した[10]

参加競輪場

競輪では、「Odds Park LOTO」(上述)および「オッズパーク競輪」として発売される。

  • オッズパーク競輪では通常の7賭式車券を扱う(2011年8月31日より開始)。オッズパーク競輪の発売は一部の参加競輪場に限られていた頃でも特別競輪など一部の開催については参加競輪場でなくても発売されることがあった。なお2016年9月からの京都向日町競輪場が最後発となる形で全ての競輪場を購入できようになった[11]

観音寺競輪場一宮競輪場は本場開催が廃止されるまでおよびオッズパーク競輪で販売していた。

参加オートレース場

Odds Park LOTOとしてはセレクト式の5重勝単勝式「モトロトmini」とランダム式の4重勝2連勝単式「モトロトBIG」を発売。

伊勢崎市が管理施行者として対象のオートレース場を指定する方式のため、オートレースは1日1場のみの発売となる。

オッズパークオートレース

2013年4月25日の開催より、通常賭式の車券も「オッズパークオートレース」として購入できるようになった。なお船橋オートレース場は同年6月10日の開催からの発売となり、浜松オートレース場は同年10月12日の開催からの発売となる。2016年現在は全てのオートレース場を購入できる。

船橋オートレース場は本場開催が廃止されるまでOdds Park LOTOおよびオッズパークオートレースで販売していた。

オッズパークのサービス

全員が受けられるサービス

  • 参加競馬場の出馬表、オッズ、競走成績を閲覧。
  • 参加競馬場のライブ映像、過去2ヶ月分のレース映像の配信。
  • オッズパーク予想ブログの閲覧。

オッズパーク投票会員が受けられるサービス

  • 全国公営競馬専門紙協会による参加競馬場の全レースの予想印の提供。
  • GET@LOTへの参加(期間内累計最高配当ユーザーへ賞金10万円)。
  • マイページでお気に入りの馬、騎手の登録。登録した馬、騎手の出走レースのメール配信。
  • マイページで競馬場別、賭式別、月別の回収率の集計。

オッズパークブログ

  • ばんえい競馬情報局(矢野吉彦などが執筆)
  • 斎藤修の重賞ピックアップ(地方競馬雑誌「ハロン」編集長)
  • 赤見千尋のRedView(元高崎競馬騎手)
  • テシオブログ(いわて競馬マガジン「テシオ」)
  • 地方競馬版NP能力値活用術(松代弘之)

利用可能な銀行

インターネット専業銀行

下記のインターネット専業銀行は、即日利用が可能。

銀行

銀行は即日利用ができず、さらに三井住友銀行を除けば利用可能になるまで時間がかかる。

オッズパークが協賛している主なレース

脚注

関連項目

外部リンク