カイナン

提供: miniwiki
2018/8/19/ (日) 18:06時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

カイナンヘブライ語: קֵינָן, 現代ヘブライ語: Qeinan)は、旧約聖書の『創世記』にその名前が現れる人物。創世記5章9節から14節によると、カイナンはセトの孫で、父エノスが90歳のときに生まれ、自身が70歳のときに子マハラレルが生まれ、910歳で死んだとされる。

訳による表記の違い

日本語訳聖書では訳本によって表記が異なる。

ルカによる福音書での記述

文語訳聖書と口語訳聖書、新世界訳聖書ではルカによる福音書に述べられているイエス・キリストの系譜内にカイナンが2度登場する。一つは創世記5章9節同様に「エノスの子、マハラレルの父」として[1]。もう一つは「シェラの父、アルパクシャドの子」とされている[2]。しかし、創世記におけるセムの系図に関する記述では「アルパクシャドは35歳になってシェラを生んだ」とされており[3]カイナンは登場しない。

新共同訳聖書でのルカによる福音書では、「エノスの子」として「ケナン」が登場し、「アルパクシャドの子」として「カイナム」が登場している[4]。しかし、創世記におけるセムの系図の記述ではアルパクシャドは35歳になってシェラを生んだ」とあり、どちらも登場しない。

脚注

  1. ルカによる福音書3章37節
  2. 口語訳聖書 ルカによる福音書3章36節
  3. 創世記11章12節
  4. 新共同訳訳聖書 ルカによる福音書3章36節

関連項目

テンプレート:アダムからダビデ テンプレート:People-substub