キク類

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キク類(キクるい、asterids)とは、APG植物分類体系の各版において、被子植物の分類のために使われているクレードのひとつである。キク群[1][2]あるいはキク目群[3]とも。

第2版から第3版への改訂に際しては、真正キク類I、同IIといっていた下位クレードをそれぞれシソ類、キキョウ類に改めた。またキキョウ類では目への所属が未確定だった科を、目を新たに設定した上で所属させている。

このクレードに属する多くの分類群は、クロンキストの体系 (1981) ではキク亜綱に、さらに先行するエングラーでは合弁花植物亜綱に含まれていた。「キク類」(asterids) はAPG IIIが論文中で使っているように、複数形で小文字である。意図するところは命名規約上の正式な階級を与えるものではなく、このグループの概要を代表的な植物の名称で表すことにある。このクレードはコア真正双子葉類の中でバラ類に並ぶ大きなグループである。

下位の分類

APG IIIにおいて含まれる分類群は以下の通り[4]

:APG IIには無かったが、APG IIIで設定された目

脚注

  1. 福原達人. “被子植物の系統樹と分類”. . 2012閲覧.
  2. 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “YListで使われる分類体系”. 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList). . 2012閲覧.
  3. 米倉浩司 『高等植物分類表』 北隆館、2010年、重版。ISBN 978-4-8326-0838-2。
  4. APG III (2009)

参考文献

外部リンク