サントス

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サントス港のドック.サントス,ブラジル.jpg

サントス (Santos)

ブラジル南東部,サンパウロ州南東部の都市。同国最大の港湾都市。中心集落は州都サンパウロの南東約 50km,大西洋に面し,狭い水路によって本土からへだてられたサンビセンテ島の本土側沿岸にある。市の前面あたりから南のサントス湾に向って水路は次第に幅広くなり,大型船が入港できる。 1543年建設され,この地方一帯のポルトガル植民地の主要港として発展。 19世紀後半から背後の高原地帯でコーヒー栽培が盛んになり,以後現在までコーヒー積出港として繁栄。コーヒーの積出量は世界最大で,市内いたるところにコーヒーの香りが漂っている。コーヒーのほか綿花,砂糖,バナナ,ひまし油,牛肉,トウモロコシ,水産物,オレンジ,皮革,工業製品などを積出し,同国の主要港の一つとなっている。工業も盛んで,製材,食品,セメント,石鹸などの工場がある。美しい砂浜海岸があり,海浜保養地としても知られる。市街は水路に面した低湿な沖積平野に広がり,亜熱帯性の多雨気候と相まってかつてはきわめて住みにくい土地であったが,排水路をはじめとする各種の衛生施設や舗装道路の建設により,衛生状態は大幅に改善された。サンパウロからマル山脈の急斜面を下ってケーブル鉄道と道路が通じ,サンパウロの外港としても機能している。人口 42万 8526 (1991推計) 。