サンライト号

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ファイル:Nagasaki Motor Bus - Nagasaki 200 ka 215.JPG
長崎自動車
この車はその後廃車となり現在は他社にて貸切車として使用
ファイル:Oitakotsu bus02.jpg
大分交通
同社運行の「とよのくに」と共通仕様である

サンライト号(サンライトごう)は、長崎県長崎市大分県別府市大分市を結ぶ高速バス路線である。

概要

とよのくに号(福岡 - 別府・大分)と同様、大分自動車道の全線開通を見据えて開設された路線である。それまで長崎と大分の間は熊本経由で一般道とフェリーを使った九州横断バス(片道利用のできる定期観光バス)が運行されていたが、本路線の開通などにより規模を縮小、長崎と大分の間は直通しなくなっている。

当路線は、長崎県交通局長崎自動車大分交通大分バスの4社が共同運行している。運行開始当初は、中間の経由地を営業エリアとする亀の井バス日田バス西日本鉄道(西鉄)[1]を含めた7社で運行していたが、西鉄は運行開始数年後に撤退し、亀の井・日田は2015年6月30日を以って運行から撤退した。また、かつては長崎市内から別府まで無停車(高速道路上の停留所には停まらない)で結ぶスーパーノンストップ便、長崎県内と大分県内間の主要停留所のみ停車するノンストップ便、経路上の佐賀福岡県内を含む高速道路上の多くの停留所に停車しながら両都市を結ぶ各停便の3系統があり、系統によって担当会社が異なっていたが、2015年7月1日のダイヤ改正において全便停車地が統一された。この新ダイヤでは佐賀県内に停車しなくなるなど従来の各停便より停車地が大幅に削減されたが、ノンストップ便・スーパーノンストップ便よりは停車地が増加している。

大分市内における長崎側事業者の待機・休憩・整備は、長崎県交通局は大分交通大分営業所で、長崎自動車は大分バス大分中央営業所で行っている。逆に長崎市内における大分側事業者の待機・休憩・整備は、大分交通は長崎県交通局長崎営業所(本局)で、大分バスは本路線の運行に関与していない西肥バス長崎営業所にて行っている。また、長崎自動車は窓口業務を行っておらず、運行から撤退した亀の井バスは窓口業務のみ引き続き取り扱っている。

座席は予約指定制。

沿革

  • 1993年8月1日:長崎 - 別府・大分線としてサンライト号が開設される。
  • 1995年3月11日大分自動車道日田IC - 玖珠IC間開通による経路変更およびダイヤ改正。
  • 1996年3月29日:大分自動車道玖珠IC - 湯布院IC間開通による経路変更およびダイヤ改正。
  • 2015年7月1日:ダイヤ改正により運行内容を大幅変更。
  • 2016年4月23日 - 熊本地震の影響で4月15日から運休していた運行を再開。但し、通常ルートと異なる迂回運行となる。
    • 大分道の通行止め区間である湯布院ICから別府ICの間は一般道迂回運行となる。別府北浜、鉄輪口には停車しない。また、迂回期間中は湯布院インターバス停において、大分行きの乗降バス停が、道の駅ゆふいん内へ変更。長崎行きの湯布院インターバス停の乗車場所は変更なし。なお、これらの停車地はいずれもその後、復旧工事の進捗により元に戻った。

運行経路・停車停留所

太字は停車停留所。全便長崎駅前 - 松原間および鉄輪口 - 大分新川間のみの相互利用は不可。

長崎駅前(交通会館) - 昭和町 - (長崎バイパス) - 長崎多良見IC - (長崎自動車道) - 諫早IC - 大村木場 - 大村IC - 松原 - 鳥栖JCT - (大分自動車道) - 高速甘木 - 杷木 - 高速日田 - 玖珠IC - 湯布院IC - 日出JCT - (東九州自動車道)- 別府IC - 鉄輪口 - 別府北浜 - 大分(トキハ前) - 大分新川

備考

  • 大分バスにおける「大分(トキハ前)」の正式名称は2015年3月末まで「大分バス本社前」であったが、とよのくに号と同様、他事業者に合わせて当路線では同社もこの名称を用いている。
  • 現在、長崎自動車が運行する唯一の昼行高速バス路線であるが、長崎自動車では予約発券業務を行わず、同社が運行している夜行高速バスや空港連絡バスとは異なり、ココウォーク茂里町ターミナル長崎新地ターミナルへは乗り入れない。また、同社はかつての「楽バス(現:@バスでハイウェイバスドットコム))」の運営母体である九州高速バス予約システム運営委員会に参加していなかったが、長崎自動車を除く当路線の運行他社はすべて加盟していたため、「楽バス」→「@バスで」での予約扱いとなる。
  • 所要時間3時間57分(萩尾PAにおいて10分間の途中休憩あり)
  • かつて運行されていたスーパーノンストップ便(長崎自動車・大分バス担当)は昭和町 - 別府北浜間が無停車、ノンストップ便(長崎県営バス・大分交通・亀の井バス担当)は昭和町 - 別府北浜間が諫早IC・大村IC・湯布院ICのみ停車していた。
  • 湯布院IC - 別府IC間は霧通行止めになることが多く、やまなみハイウェイ経由で迂回を行う。

運行会社・使用車両・車内設備

  • 大分交通
    • 担当営業所:大分営業所
    • 三菱ふそう エアロエースおよびエアロバス(西工ネオロイヤルC-I)を使用
  • 大分バス
    • 担当営業所:中央営業所
    • 三菱ふそう エアロバスを使用

5往復中長崎県交通局が2往復、他3社が各1往復を担当する。

車内設備

  • ハイデッカー、長崎県営バス・大分交通は4列シート、大分バスは3列(横2+1列)シート、長崎バスは3列独立シート
  • トイレ
  • 毛布

脚注

  1. 停車地のある(もしくは運行していた当時にあった)神埼市小郡市朝倉市が西鉄の営業エリアである。

外部リンク