シアターBRAVA!

提供: miniwiki
2018/8/8/ (水) 08:29時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索
シアターBRAVA!
Theater BRAVA!
情報
正式名称 シアターBRAVA!
旧名称 大阪MBS劇場
開館 1999年4月18日
開館公演 劇団四季ライオンキング
閉館 2016年5月31日
最終公演 MBSアナウンサー室『ありがとうBRAVA!MBSアナウンサー大集合!』
客席数 1136席
用途 演劇ミュージカル
運営 株式会社毎日放送
所在地 540-0001
大阪府大阪市中央区城見1丁目3番2号
位置 東経135度31分54.2秒北緯34.691167度 東経135.531722度34.691167; 135.531722
アクセス 大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線大阪ビジネスパーク駅1番出口すぐ
JR西日本大阪環状線大阪城公園駅から徒歩5分
JR大阪環状線・東西線京橋駅西口から大阪ビジネスパーク連絡通路で徒歩10分
京阪京橋駅から徒歩10分
公式サイト シアターBRAVA!

シアターBRAVA!(シアターブラバ!)は、毎日放送(MBS)が大阪市中央区城見の大阪ビジネスパーク(OBP)内で所有・運営していた劇場。劇場名のBRAVA!は、「Bravo!」の女性形に当たる。

建設の背景

毎日放送は1958年から1997年まで、毎日大阪会館南館(大阪市北区堂島)で毎日ホール(1995年にMBS劇場と改称)を運営していた。しかし、毎日新聞大阪本社の西梅田への移転に伴う堂島地区の再開発により、同会館は解体されることとなり、MBS劇場の代替施設として当劇場の建設に着手した。

劇場の設計を日建設計鹿島によるジョイントベンチャー、施工を鹿島が担当。劇場の敷地(面積9266.60平方メートル)および、劇場西側の駐車場敷地(面積3220.83平方メートル)を竹中工務店が所有している[1]

竣工から閉館まで

1999年4月18日に「大阪MBS劇場」(おおさかエムビーエスげきじょう)として竣工。こけら落とし公演は劇団四季の『ライオンキング』で、同日から2001年1月14日まで上演された。同年秋にはグッドデザイン賞を受賞。

開館当初は、劇団四季が大阪における主要劇場として使用していたが、2005年1月に大阪四季劇場が開館したことで、劇団四季は大阪MBS劇場での公演を打ち切った。そのため、同年4月にシアターBRAVA!と名称を改め、ミュージカルを中心に幅広いジャンルの演劇公演を行う劇場にリニューアルされた。2006年から2013年4月30日までは、イオン化粧品が毎日放送との契約で命名権を取得し、劇場名がイオン化粧品シアターBRAVA!となった。また、MBSテレビでは、毎週水曜日の深夜(木曜日の未明)に5分間のPR番組『BRAVA!』を編成。当番組で上演予定の作品を紹介するほか、放送中にチケットの先行予約を実施することもあった。

しかし、毎日放送は2014年6月30日に、当劇場を2016年春で閉館すると発表。同年秋に満了する敷地の賃貸契約の延長をめぐって、土地所有者との合意に至らなかったことや、施設の老朽化が進んでいることなどを閉館の理由に挙げた。

正式には、2016年5月31日で閉館。毎日放送では、当劇場のファイナルイベントとして、同月29日日曜日)に「ありがとうBRAVA!MBSアナウンサー大集合!」(かつてMBSテレビで放送されていた同局アナウンサー総出演の深夜番組『あどりぶランド』の復活イベント)を開催した[2]

シアターBRAVA!時代の総公演数は554公演で、延べ2263ステージを開催。改称からの11年1ヶ月間で、延べ200万人もの観客を動員した。

閉館後

当劇場から北東約400メートルの場所に本社・演奏所を置く讀賣テレビ放送(読売テレビ・ytv)が、およそ80メートルの高さを擁する新社屋の建設を目的に敷地を取得。2019年の完成に向けて、2016年10月から新社屋の建設工事を進めている。完成後は、現在の社屋から本社・演奏所の機能を移したうえで、2019年の開局記念日(8月28日)に新社屋からの本放送を始めることを計画している[1]

一方の毎日放送では、OBP内での営業を終了した後も、別の場所での劇場建設を検討。当劇場で定期的に上演していた公演の一部は、既存・新設の他劇場を借りながら、当劇場の閉館後も継続している[3]。同局代表取締役会長河内一友は、社長時代の2014年7月16日に開いた定例会見で、「(シアターBRAVA!は)一旦閉鎖するが、引き続き別の場所を探して劇場文化を支えていきたい」と語った[4]。閉館時点での劇場公式サイトでは、「現在地でのシアターBRAVA!の営業を終了」「別場所での劇場再開への準備を進めている状況」「正式に再開が決まれば、改めて皆様に発表する」というメッセージを通じて、当劇場を「一時閉館」と扱い、別の場所で再開する可能性に含みを残していた。河内の後任の社長である三村景一も、公開番組の制作や放送に対応した劇場の建設を毎日放送の社内で検討中であることを、2017年8月30日の定例会見で明らかにしている[5]

なお、毎日放送が1975年3月31日から加盟しているJNN(TBS)系列局の直営劇場は、当劇場のほかに、TBSテレビ赤坂サカス東京都港区赤坂)に所有しているTBS赤坂ACTシアターマイナビBLITZ赤坂がある。

ギャラリー

脚注

関連項目

  • 赤坂ACTシアター - TBSテレビが運営する劇場。赤坂ミュージカル劇場が劇団四季との契約満了で赤坂ACTシアターと改名。東京放送旧社屋とともに取り壊しになり、赤坂サカスに赤坂BLITZとともにリニューアルオープンした。

外部リンク