ジーエス・ユアサコーポレーション

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株式会社ジーエス・ユアサコーポレーションは、旧日本電池と旧ユアサコーポレーションが2004年経営統合して誕生した純粋持株会社である。

概要

自動車電池、産業用電池、電力貯蔵用電池、特殊電池、燃料電池などの電池や比較的大規模の電源装置を中心に開発・製造・販売をしている。自動車・二輪車用の鉛蓄電池で国内のシェアはトップ、世界でも第2位のシェアを占める。バッテリー会社としてのイメージが大多数を占めるが、バックアップ電源システムや無停電電源装置などのシェア率は国内トップである。

東京証券取引所第1部に上場している。

ちなみに「ジーエス(GS)」とは旧・日本電池のブランドであり、創業者である島津源蔵のイニシャルに由来する。

沿革

GS(日本電池)

YUASA(ユアサコーポレーション)

  • 1913年 -初代湯浅七左衛門は金属の電解科学に関する研究を開始
  • 1915年 -大阪府泉北郡向井町(現堺市堺区)の湯浅鉄工所内に湯浅蓄電池製造所を設け、蓄電池の生産に着手
  • 1918年 -湯浅蓄電池製造(株)を設立
  • 1920年 -自動車用電池を生産開始。据置電池用チュードル型極板も完成
  • 1924年 -乾電池の研究に着手。翌年生産販売を開始
  • 1930年 -国産初の電気バス(YKN型)に蓄電池を提供
  • 1949年 -再建整備計画に基づき、湯浅乾電池(株)を分離独立
  • 1950年 -湯浅蓄電池製造(株)と湯浅乾電池(株)を合併、湯浅電池(株)として新発足
  • 1963年 -ユアサバッテリー(タイ)設立
  • 1966年 -日本で初めて完全即用式液別電池を発売
  • 1972年 -超薄膜ユミクロンセパレーターによる高性能ユミクロン電池発売
  • 1992年 -社名を湯浅電池(株)から(株)ユアサコーポレーションに変更

ジーエス・ユアサ コーポレーション(GSユアサ)

  • 2004年4月 -日本電池とユアサコーポレーションが株式移転により、持株会社ジーエス・ユアサ コーポレーションを設立
  • 2004年6月 -日本電池とユアサ コーポレーションの事業を会社分割により9社に承継(ジーエス・ユアサ マニュファクチュアリング、ジーエス・ユアサ バッテリー、ジーエス・ユアサ パワーサプライなどを設立)[1]
  • 2005年10月 -インドのタタグループと合弁会社AutoComp GY Batteries Pvt. Ltd.を設立
  • 2005年 -ボーイング社の次世代旅客機「787」に搭載される電池をフランスのタレス社から受注
  • 2006年1月 -日本電池がユアサコーポレーションを吸収合併し、ジーエス・ユアサ インダストリーに商号変更[2]
  • 2007年1月 -ジーエス・ユアサ パワーサプライが、ジーエス・ユアサ マニュファクチュアリング及びジーエス・ユアサ インダストリーを吸収合併[3]
  • 2007年12月 -三菱商事三菱自動車工業と合弁会社リチウムエナジージャパンを設立
  • 2009年4月 -本田技研工業と合弁会社ブルーエナジーを設立
  • 2010年4月 -ジーエス・ユアサ パワーサプライが、ジーエス・ユアサ コーポレーションの子会社株式を含む事業管理・研究開発機能を継承するとともに、ジーエス・ユアサ ビジネスサポートとジーエス・ユアサ インターナショナルを吸収合併し、GSユアサに商号変更[4]
  • 2013年 -GSユアサロバート・ボッシュ三菱商事の3社で合弁会社Lithium Energy and Power GmbH&Co.KGを設立

事業所

事業会社

GSユアサ
自動車用・産業用各種電池、電源システム、受変電設備、照明機器、紫外線応用機器、特機機器、その他の電気機器の製造・販売。
ジーエス・ユアサ バッテリー
補修用自動車電池、自動車関連商品の販売。
ジーエス・ユアサ テクノロジー
その他電池の製造・販売。
ジーエス・ユアサ アカウンティングサービス
子会社ファイナンス、経理事務。
ジーエス・ユアサ フィールディングス
総合エンジニアリングサービス。
ブルーエナジー
自動車向け高性能リチウムイオン電池の製造・販売。
リチウムエナジージャパン
大型リチウムイオン電池の開発・製造・販売。

その他

F1との関わり

イギリスに拠点を置くF1チーム、マクラーレン1991年よりバッテリー供給を行っている。[5]

ボーイング787のバッテリー問題

詳細はボーイング787のバッテリー問題を参照

宇宙開発との関わり

人工衛星国際宇宙ステーション(ISS)などで使用されているバッテリーを供給している。[6] [7]2015年8月19日に打ち上げられたH-IIBロケット5号機および、搭載された宇宙ステーション補給機こうのとり5号機」にも使用された。[8]

参考文献

脚注

関連項目

前述のボーイング787のトラブルのため2013年1月26日よりCM放送を自粛しACジャパンに差し替えていたが同年5月よりCM放送を再開、翌6月より提供アナウンスも復活した。

外部リンク