ティー・ワイ・オー

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株式会社ティー・ワイ・オーは、日本のコンテンツ制作会社。

テレビCM制作会社として創業し、そのシェアは国内第2位。社名の由来は、航空会社の業界団体(国際航空運送協会)が「東京」を表すために用いる都市コード「TYO」から取ったものである(※このためゲーム部門が自社内にあった頃に美少女系世界紀行ゲーム「World Tour Conductor」をJTBの協力を得て企画制作・発売した)。一時期は経営危機に陥ったものの、自力再建を果たしている。

2017年1月4日に同じく業界大手のAOI Pro.と経営統合し、共同持株会社であるAOI TYO Holdings株式会社を設立した[1]

沿革

  • 1982年昭和57年)4月 - 株式会社ティー・ワイ・オーを設立。
  • 2002年平成14年)4月 - 株式を店頭公開(現在のJASDAQ)。
  • 2010年(平成22年)7月 - 主要CM子会社等9社を吸収合併。合併対象会社は事業部として運営開始[2]
  • 2013年(平成25年)10月 - 東京証券取引所第二部に市場変更。
  • 2014年(平成26年)1月 - 東京証券取引所第一部に指定替え。
  • 2016年(平成28年)7月11日 - AOI Pro.(9607)共同持株会社を設立する形で経営統合することを公表[1]
  • 2016年(平成28年)12月28日 - 東京証券取引所市場第一部上場廃止。
  • 2017年(平成29年)1月4日 - AOI Pro.と経営統合し、共同持株会社であるAOI TYO Holdings株式会社を設立。

事業ブランド

  • TYO drive(テレビCM制作)
  • TYOプロダクションズ2(テレビCM制作)
  • モンスター(テレビCM、映画制作・広告の企画・プロデュース)
  • キャンプカズ(テレビCM制作)
  • アイ・ディ(ウェブサイト・広告制作)
  • クリエイティブ・センター(広告の企画・演出)
  • 03(ゼロスリー)(クリエイティブディレクションユニット)
  • ドワーフ (キャラクター・こま録りアニメーションの企画・制作)

グループ企業

広告映像関連

  • ゼオ(マーケティング)

Web関連

  • コム(ウェブ広告制作)

エンタテインメント関連

  • 祭(ミュージッククリップ制作)
  • ルーデンス(CG制作)

映像ソリューション関連

  • TYOテクニカルランチ(=以下の3社を併合)
    • ポスト・プロダクション・センター(映像ポストプロダクション)
    • CRANK(撮影機材)
    • SOL(照明機材)

かつてのグループ会社

  • 円谷エンタープライズ - 2007年買収 番組配給・版権提供。2008年1月7日に円谷プロダクションに吸収合併。
  • 円谷プロダクション - 2007年買収 映画製作・版権提供、バンダイとの共同出資。2010年4月2日にTYO保有全株式を遊戯機大手のフィールズに売却。なお、同社とは1990年代後半「円谷プロ企業CM」でTYOが下請けとして制作に参加した事がある。
  • ビルドアップ - 2007年買収 特殊造形・CG映像の企画・制作。2008年1月7日に円谷プロダクションに吸収合併。
  • ハルフィルムメーカー - アニメーションの企画・制作。2009年7月1日に同じグループ内のゆめ太カンパニーに吸収合併、ブランドのみ存続。
    • 遊歩堂 - アニメーションの制作。ハルフィルムメーカーの元子会社。
  • デジタル・フロンティア (CG映像の企画・制作)- 2010年4月に同社保有株を遊戯機大手のフィールズに売却。
  • 5pb. - 音楽制作・ゲームソフト開発、2009年4月15日付でMBOを実施、代表の志倉千代丸にTYO保有全株式を譲渡しグループを離脱[3]。2011年6月1日にAG-ONEと合併、MAGES.となる。
  • 朱雀 - ゲームソフト開発、下記傘下2社とともに2009年4月16日付でMBOを実施しグループを離脱[4]
  • スティング - ゲームソフト開発、2009年4月30日付でグループを離脱[5]
  • RIZE DRAGON - ゲームソフト開発。
  • Genterprise - ゲームソフト販売。
  • 動画工房 - アニメーション制作、2009年4月23日付で代表の石黒竜にTYO保有全株式を譲渡し、グループから離脱[6]
  • TYOアニメーションズ - アニメーションの制作。2017年11月30日付でグラフィニカに売却[7]
  • リアル・ティ - アニメポストプロダクション。

脚注