トヨタ・カリーナ

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カリーナCARINA)は、トヨタ自動車1970年から2001年まで生産、販売していたセダンを中核とするCDセグメント相当の乗用車である[注釈 1]。この項目では以下のモデルについても記述する。

  • カリーナハードトップ
  • カリーナバン
  • カリーナクーペ
  • カリーナサーフ
トヨタ・カリーナ
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7代目 前期型
販売期間 1970年-2001年
製造国 日本の旗 日本
ボディタイプ 2ドアハードトップ
2/4ドアセダン
3ドアリフトバッククーペ
5ドアステーションワゴン/ライトバン
駆動方式 FR/FF
先代 なし
後継 トヨタ・アリオン
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概要

車のキャラクターを象徴したキャッチコピーである「足のいいやつ」と、千葉真一出演のCM[注釈 2]が有名である。

シャシは、初代よりトヨタの代表的なスペシャリティカーであるセリカと共用しており、3代目まではモデルチェンジも常にセリカと歩調を合わせてきた。4代目のT150系より前輪駆動化して以降はコロナとシャシが共用化された。

コロナが「落ち着いたファミリーセダン」なのに対し、カリーナは「スポーツ感覚を忘れない4ドアセダン」というキャラクターとなっていた。

4ドアセダンのほか、過去には2ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドアリフトバッククーペライトバンステーションワゴンもラインナップされていた。

取扱い販売店は主にトヨタ店であったが、東京地区は1970年12月 - 1989年9月までは東京トヨペットとの併売、大阪地区では大阪トヨペット(現在は名称変更で大阪トヨタ)での取扱いとなっていた。当時トヨタが乗用車に使っていた頭文字が「C」の車名で、「りゅうこつ座」を意味する英語に由来する。

1970年12月セリカと共に登場し、2001年12月コロナプレミオと共に製造・販売を終了した。この兄弟車関係はアリオンプレミオに引き継がれた。

歴史

初代 A1#/3#型(1970年 - 1977年)

2ドアセダンと4ドアセダンのボディ形状がラインナップされた。コロナとほぼ同等のサイズのボディに、丸形4灯式ヘッドランプの内外を分けたフロントマスクと、縦長のリアコンビネーションランプなど、独特のスタイルを特徴とする。テレビCMに千葉真一が出演、初登場にして大ヒットとなり、当時としては長期の7年間にわたって販売された。
  • 1971年4月 - 2ドアセダン1600GT追加
セリカGTと同じ2T-G型1600DOHCエンジンが搭載された。三國工業ソレックスキャブレターを2連装し、最高出力は115PS(2T-GR型は110PS)であった。発売当時のキャッチフレーズは、「足のいいやつ」だった。
  • 1972年8月 - マイナーチェンジ
内外装の意匠が変更された。米国の法規改正に対応して、ガソリンタンクがトランク床面下から後部座席背面に移設され、燃料ホースに補強材の入ったブレードホースを用いて安全が向上されたほか、全車にチャコールキャニスター(燃料蒸発ガス排出抑止装置)が装備された。また、コラムシフト車が廃止となった。前部はスモールライト、後部はウインカーが独立した。
単なるセダンの2枚ドア版ではなく、ボディパネルを一新し、外観上はセダンとはまったく別の車に仕上がった[1]。ドアパネルは4代目コロナハードトップ(RT90系)のものが流用された。ハードトップは1600シリーズ全車にフロントディスクブレーキが装備された。スポーツモデルの1600STとSRはOHVツインキャブの2T-B/BRエンジンを搭載した。同時に4ドアセダンにも1600GT(2T-G型、および2T-GR型1600DOHC)が設定された。
  • 1974年1月 - マイナーチェンジ
フロントグリルがハードトップと同意匠のものに変更され、1400スーパーデラックスと2000シリーズが追加された。18R-G型エンジン搭載の2000GT(ハードトップのみ)は、マニュアルトランスミッションポルシェシンクロタイプのP51型となった[注釈 3]。ハードトップスーパーデラックスにタコメーターが装備された。ラジエーターリザーバータンクが全車に採用された。
エンジンは19R型OHCシングルキャブ・80PS・トヨタ複合渦流方式。昭和50年排出ガス規制適合)が搭載され、トランスミッションは5MTのみが設定された。
  • 1975年10月 - マイナーチェンジ
昭和50年排出ガス規制適合で、全車の型式がA30型となった。ボディサイズが拡大し、内装などが大幅に変更された。排出ガス対策に伴う出力低下で1400シリーズを廃止し、1800シリーズが新設された。
  • 1975年12月 - バンシリーズ追加
30系カローラバンのバックドアが流用され、リアコンビランプを矩形として後部の意匠をカローラバンと差別化した。バンの生産には日野自動車羽村工場が参加した。
  • 1976年3月 - 1600TTC-L(トヨタ希薄燃焼方式)車追加、ハードトップにもTTC-V車追加
12T型エンジンを搭載し、昭和51年排出ガス規制に適合した。2000TTC-V車も昭和51年排出ガス規制に適合した。
  • 1977年3月 - 新1800シリーズ発売
エンジンが昭和51年排出ガス規制適合の3T-U型(トヨタ触媒方式)に変更された。


2代目 A4#型(1977年 - 1981年)

  • 1977年8月 - フルモデルチェンジ。
  • 1977年11月 - 1800シリーズのMT車は、3T-Uエンジンを昭和53年排出ガス規制適合の13T-Uに変更。
  • 1978年5月 - GTとバン以外の1,600cc車に3速AT車追加。1,800ccの3速AT車も13T-U型エンジンへ移行。1600GTの2T-GEU型エンジンが昭和53年排出ガス規制適合。110PSから115PSに出力が向上された。衝撃吸収ウレタンバンバーがオプション設定されていた。
  • 1978年9月 - 3T-EU型エンジン(1,800cc・OHV・EFI)搭載のST-EFI、SR-EFIが追加された。当初は5MTのみの設定。昭和53年排出ガス規制適合。同時に、2000GTの18R-GU型エンジンのEFI化(18R-GEU型)により、昭和53年排出ガス規制適合。また、18R-U型エンジンも21R-U型に変更、昭和53年排出ガス規制適合。乗用シリーズは全て昭和53年排出ガス規制に対応完了。リヤエンブレムが「TOYOTA」から「TOYOTA CARINA」に変更された。
  • 1979年2月 - 特別仕様車として、セダン1600DXベースの「マイライフ」、ハードトップ1600DXベースの「マイロード」、ハードトップ1800ST-EFIベースの「スポーティ・スペシャル」を発売。
  • 1979年8月 - マイナーチェンジでスラントノーズの角形4灯ライトに変更(バンは従来どおり丸形4灯)と、同時にリヤはナンバープレートの位置が変更され、スタイルを一新する。3T-EU型エンジンに4速ATが追加された。2ドアセダンのスーパーデラックスは廃止された。バン1400シリーズ廃止。バン1600シリーズは12T-J型エンジンに変更と同時にATが追加された。
  • 1980年1月 - セダンの姉妹車である「セリカ・カムリ」が登場する。こちらはセリカと同じトヨタカローラ店での取り扱い。また、同年4月に発足したばかりで初代ビスタが登場する前まではトヨタビスタ店でも取り扱っていた。
  • 1980年8月 - 21R-U型エンジン搭載車のATが3速ATから4速ATに変更された。
  • 1981年3月 - GTにツートーンカラーを追加設定。ハードトップ1800(13T-U)のSEとSRが設定廃止となった。


3代目 A6#型(1981年 - 1988年)

  • 1981年9月 - フルモデルチェンジ。最後の後輪駆動モデル。4A-GE型エンジンの搭載モデルもあった。このモデルから、シャシはコロナ(翌年モデルチェンジ)と共用となった。1800SEにはパワーウインドウも設定され、のちにFF1800SEエクストラの嚆矢となる「エクストラ・エディション」も追加された。CM出演では、千葉真一のほかに岸本加世子も加わった[注釈 4]
  • 1981年と1982年には、横田紀一郎率いるTeam ACP[注釈 5]の手により1台のカリーナ1500がパリ=ダカールラリーに参戦[注釈 6]。特に1981年は、同チームのFJ60型ランドクルーザー2台を差し置いて久保田勝/内田正洋組が総合34位で完走、市販車無改造クラス、2輪駆動クラス、バギークラス、マラソンクラスの4部門制覇を達成し、それを記念した限定車「ロード・ランナー」も発売された。
  • 1982年2月 - 5ドアワゴンの「サーフ」シリーズが追加された。カリーナ発売以来、初の5ドアワゴンであった。1C型1,800cc・OHCディーゼルエンジンが追加された。
  • 1982年5月 - 1500SE追加。
  • 1982年6月 - 主に女性ユーザー向けの1500ジュン追加。
  • 1982年10月 - 日本初のDOHCターボエンジン(3T-GTEU型・1,800cc・160PS ツインスパークプラグ式)搭載の「GT-T」及び「GT-TR」追加(セリカ、コロナと同時発売)。18R-GEU型エンジン搭載の2000GTが廃止された。
  • 1983年5月 - マイナーチェンジ(バン除く)。ドアミラーが設定された。[注釈 7]フロントグリルは横スリッド線の本数が増えた新デザインとなり、テールライトのデザインも変更された。スポーツモデルの1600GTは、それまでの2T-GEU型エンジンに替わり4A-GEU型エンジンが搭載される(1,600cc・DOHC16バルブ)。3T-EU型エンジンは廃止された。
  • 1983年8月 - バンシリーズをマイナーチェンジ。12T-J型エンジンが5K-J型・1,500ccOHVに変更された。
  • 1984年5月 - 4ドアセダンのFFカリーナ(T150系)追加に伴い、車種整理が行われた。クーペ、サーフ、バンは継続販売された。同時にマイナーチェンジが行われ、上級グレード車にカラードバンパーが設定された。
  • 1985年8月 - さらに車種整理が行われた。スポーツモデル(1600GT、1600GT-R、1800GT-T、1800GT-TR)はFFセダンに移行された。クーペは4ドアハードトップとして生まれ変わり「カリーナED」になった。セダンは1500STD、DX、SG、1800SGのみとなる。サーフ、バンは継続販売された。
  • 1988年5月 - FRセダン、サーフ、バンの販売終了。
  • なお、スポーツモデルに関しては4AGエンジンを搭載していたため、当時販売していたAE86のセダン版として後にドリフトのベースとなることが多かった。


4代目 T15#/16#型(1984年 - 1988年)

  • 1984年5月 - カリーナFF4ドアセダン(T150系)を発売。FFコロナとプラットフォームを共用する横置きエンジン前輪駆動となる。スタイルは先代を踏襲し、異型2灯式ヘッドライトとした。上級モデルにはエアロパーツをオプション設定。全ラインナップをFFに置換えるのではなく、先代を継続販売しながら徐々に車種を追加、交代する方法が採られた。FF車は4ドアセダンのみで、クーペ、ワゴン、バンは前モデルが継続販売された。1,800ccはエンジンが電子制御セントラルインジェクション(Ci)化され、2000ディーゼルも追加された。その他は1,600ccEFI「4A-ELU型」と1,500ccキャブ「3A-LU型」が搭載された。1600SGのみ日本初のリーンバーンエンジンが搭載された。1800SEの派生車種、1800SEエクストラも同時に追加された。
  • 1985年8月 - スポーツモデルの1600GT、1600GT-R、2000GT-Rを追加(T160系)。エンジンは、1,600ccは4A-GELU、2,000ccは3S-GELUを搭載。カリーナが3S-GE系エンジンを搭載したのは、このモデルが最初で最後だった。また、スポーツモデルは5穴ホイールとなる。
  • 1986年5月 - マイナーチェンジ。フロントグリル及びリアコンビネーションランプの意匠が変更された。1800SEエクストラの成功を受け、1500SGエクストラが追加された。


5代目 T17#型(1988年 - 1992年)

  • 1988年5月 - フルモデルチェンジ。角が取れてやや丸みを帯びたフォルムは、当時のカースタイリングの流れに沿ったものである。サーフ(ワゴン)とバンもフルモデルチェンジされ前輪駆動となる。エンジンは1,800ccの4S-Fi型、1,600ccの4A-GE型と4A-FE型、1,500ccの5A-F型、2,000ccディーゼルの2C型。バンは1,500ccの3E型、2,000ccディーゼルの2C型。
  • この代より「足のいいやつ」のキャッチコピーが使われなくなり、スポーツセダンの雰囲気が希薄になる。CM出演者は、前期が松本孝美・瀬川博、後期が山口智子冨家規政
  • 1988年12月 - セダンにセンターデフ方式フルタイム4WD車が追加された(AT175型)。エンジンは1,600cc、4A-FE型のみの設定となっている。
  • 1989年8月 - 「Gリミテッド」の4A-GE型エンジンは高圧縮ハイオクガソリン仕様となり、140PSを発揮するに至った[注釈 8]
  • 1990年5月 - マイナーチェンジ。フロントグリルがT型に、リアコンビネーションランプが3分割から明るいレンズで膨らんだ2分割に変更された(バンの前面は変更無し)。エンジンは乗用のガソリン車が全車EFI化され、1,800ccが4S-FE型、1,500ccが5A-FE型が搭載された。FF車用の1,600ccは、ハイカム・ハイパワー仕様の4A-FHE型に変更され、105PS→110PSに向上した。4WD車は引き続き4A-FE型が搭載された。サーフに2,000cc2C型ディーゼルが追加された(CT170G型)。運転席エアバッグオプションとして装着可能となった。
  • 1992年11月 - カルディナの発売でワゴン/バン販売終了。


6代目 T19#型(1992年 - 1996年)

  • 1992年8月 - フルモデルチェンジ。先代よりもボディサイズが大型化された。同年11月にワゴン/バン専用モデルのカルディナ発売に伴い、ラインナップは4ドアセダンのみとなる。エンジンは1,800ccの4S-FE型、1,500ccの5A-FE型、2,000ccディーゼルの2C型の他、リーンバーンエンジンの4A-FE型が設定された。この頃ホンダ・シビックフェリオ三菱・ミラージュのリーンバーン車は快適装備はことごとく排除(ヒーターレスなど)、ギヤは5MTのみという一般ユーザー向けというよりは営業車、レース仕様と言うべきものというのが通例であったがこのカリーナは快適装備、4ATも選べた。4A-GE型エンジン搭載のスポーツモデルが消滅し、4WD車は1,600cc(4A-FE型)から2,000cc(3S-FE型)へと変更された。歴代カリーナの中で、唯一スポーツツインカムエンジン搭載グレード(GT系)が存在しない。これによりコロナとの差別化が曖昧になってしまい、販売は低迷したが、他社の同クラスと比較して廉価であったためか、シニアユーザーには一定の評価があった。CM出演は富田靖子(前期のみ)。
  • 1994年8月 - マイナーチェンジ。デザインの一部変更が施され、1,800ccエンジンが4S-FE型からリーンバーンエンジンの7A-FE型に変更される。2種類のリーンバーンエンジンはともに当時としては高い燃費性能を誇った。希薄燃焼時にメーターディスプレイに表示される。


7代目 T21#型(1996年 - 2001年)

  • 1996年8月7日 - フルモデルチェンジ。ラインナップは4ドアセダンのみで、完全な国内専用車となった。基本プラットフォームは前モデルのT190系のものを継承した。 テレビCMには役所広司中村久美が出演、フロントドアパネル、インストルメントパネルはT210系コロナプレミオおよび初代(T190系)カルディナ後期と共通の物となっている。衝突安全ボディーGOA」を採用しABSおよびエアバッグを全車標準装備とすることで安全性を高めた。スポーツグレードである「GT」がこのモデルでイメージリーダー機種として復活し(AT210型)、AE111型カローラレビンスプリンタートレノと共通の1.6Lの4A-GE型(165PS、通称「黒ヘッド」)エンジンと、AE101型後期 - AE111型前期カローラレビン/スプリンタートレノと共通の5速MT(C56型トランスミッション)が組み合わされた[注釈 9]。その他のエンジンは1,800ccの7A-FE型・リーンバーン、1.5Lの5A-FE型ハイメカツインカム、2.0Lの2C-TE型ディーゼルターボを先代から継承し、1.6Lの4A-FE型・リーンバーン仕様は廃止された。全車前後スタビライザーを装備し走行安定性を高めた。前期型のCMにはA4#型が登場した。
  • 1997年11月 - 小変更。ドアミラー形状が変更される。またTiをベースにビジネス用途向けの「Eパッケージ」追加[2]。Eパッケージでは助手席エアバッグ、リアスタビライザー、ステアリングチルト機構、UVカットガラス、運転席シートリフター、前席ヘッドレスト前後調整機能、ドアミラー電動格納機能、タコメーター、デジタル式トリップメーター、間欠ワイパー間隔調節機能が省かれた。またホイールは他の仕様が14インチ5穴であるのに対しEパッケージでは13インチ4穴(13×5Jホイール、165SR13タイヤ)に、ホイールキャップがハーフタイプ変更され、それに伴いブレーキサイズが13インチに下げられ前後ともアクスル形状まで異なっている。
  • 1997年 - GTをベースに、オートエアコン装備の限定モデル、「GTピエルナ」が発売された。T21#型カリーナでは唯一黒色のボディーカラーを選択出来た。
  • 1998年8月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプとフロントクリアランスランプおよびフォグランプが内部のデザイン変更とともにガラス製からプラスチック製になり、リアコンビネーションランプが拡大されそれに伴いリアバンパーフィラーが小型化、リアコンビネーションランプ下から上にエンブレム位置が変更された。バンパー上部とサイドモールはボディカラーと別塗色であったのが同色化され、形状も変更された。フロントグリルが下側に拡大されるなど前面部の意匠が変更された。また、GTグレードはフロントグリルは「CARINA」の文字の代わりに「GT」のエンブレムが入り、ヘッドランプおよびフロントクリアランスランプのリフレクターが一部ブラックアウト処理がなされ、従来より他グレードとの差別化が明確になった。GTのMTモデルにはAE111型後期カローラレビン、スプリンタートレノと共通のC160型トランスミッションが搭載され、従来の5速から6速MTとなった。前輪ブレーキは片持ち1ポットであったキャリパーが片持ち2ポットとなり、ディスクローターの径が拡大された。これに伴いホイール径が1インチ大きな15インチとなった[注釈 10]。リアブレーキはディスク径こそ変わらないがキャリパー型式が変更された。ディーゼルエンジンは2.0Lの2C-TE型から2.2Lの3C-TE型に変更された。リアバルクヘッド補強材とリアサスペンションロアアーム支点を連結する補強材が加えられた。衝突安全性の強化点として、リアシート中央席にヘッドレストが装備された。
  • 2001年1月 - 「Siマイロード(プレミアム21)」と「Tiマイロード(プレミアム21)」を追加
従来の「マイロード」にメッキパーツ[注釈 11]と専用シート、専用ドアトリム表皮などで意匠を差別化し、専用外板色としてホワイトパールクリスタルシャインを設定した。オーディオはCD一体型AM/FM電子チューナーラジオまたはワイドマルチAVステーションIIを選択可能とし、オプションでラジオレスも選択できた。Siマイロード(プレミアム21)は、ベースモデルであるSiに標準装備されているフォグランプが省略されている。
  • 2001年12月 - 販売終了
後継車のアリオンの登場に伴い、カリーナは7代31年の歴史に幕を閉じた。


脚注

注釈

  1. また、1975年から1992年までは1,500cc - 1,600ccクラス(ディーゼル車は1,800cc - 2,000ccクラス)の小型商用車も生産、販売していた。
  2. 4代目までの出演
  3. T-40、T-50系トランスミッションはT系エンジン用のため、容量が小さい
  4. 岸本は、4代目でも出演した。
  5. トヨタとは『おはよう720』、『おはよう700』のキャラバンII以来の関係。
  6. Team ACP自体は第3回からKP61型スターレットとFJ60型ランドクルーザーで参戦、時間外ながら、それぞれ56位、59位で完走。
  7. フェンダーミラーを選択することもできた。
  8. AE92型のカローラレビンスプリンタートレノ後期モデルに相当する。
  9. GTには4速ATモデルも存在した。
  10. タイヤサイズは前期型GTが195/60R14 86Hであったのに対し、後期型GTは195/55R15 84Vとなった
  11. 内外ドアハンドルパーキングブレーキボタン、セレクトレバーボタン

出典

  1. 『絶版日本車カタログ』三推社・講談社67頁
  2. トヨタ自動車株式会社発行 カリーナ新型車解説書1997年11月版

関連項目

外部リンク