トヨタ産業技術記念館

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トヨタ産業技術記念館(とよたさんぎょうぎじゅつきねんかん、英語名:TOYOTA Commemorative Museum of Industry and Technology)は、名古屋市西区則武新町四丁目にあるトヨタグループ運営の企業博物館1994年6月11日に開館した。

歴史

ファイル:1924 Non-Stop Shuttle Change Toyoda Automatic Loom, Type G 1.jpg
産業技術記念館内に展示されている無停止杼換式豊田自動織機(G型)

豊田佐吉の命によって建造された、1911年完成の「豊田自動織布工場」(現:トヨタ紡織)の跡地へ開設[WEB 1]。建物は1918年にレンガ造りへ改築された工場建屋を流用したものである。当初はトヨタテクノミュージアム 産業技術記念館の名称で運営されていたが、開館20周年を迎えた2014年7月1日以降は現名称を用いている。1994年度には第2回愛知まちなみ建築賞大賞を受賞している。

展示は繊維機械に関する「繊維機械館」と、自動車に関する「自動車館」の大きく2つに分類され、それぞれ納められている[WEB 1]。また、かつての豊田紡織本社事務所も「トヨタグループ館」として修復され、佐吉による設計図や取得した特許証などのゆかりの品が展示されている[WEB 1]。展示物は動態保存されているものが多く、技術の進歩を実演で感じることができる[WEB 1]。なお、工場建物を改築して用いている繊維記念館・トヨタグループ館の2館については、1996年2月27日付で名古屋市都市景観重要建築物等に指定された[WEB 2]。この他、2007年には建設業協会(現:日本建設業連合会)により第48回のBCS賞を受賞している[WEB 3]

名古屋駅から徒歩で行ける距離にあり、トリップアドバイザーの「行ってよかった!工場見学&社会科見学ランキング 2015」では第1位、「口コミで選ぶ行ってよかった、外国人に人気の日本の観光スポットベスト30」で2014年は、第28位、2015年は第27位にランクインした。

ムスリムの来館者が増えたため、館内の一部レストランではハラールに則った食事を販売しているほか、2018年7月にはイスラム教用の礼拝室を設けた[WEB 4]

施設

敷地面積が広大であり、コンテンツが多いため、隅々まで見学を行うと丸一日ほどかかることもある。

繊維機械館
「糸を紡ぐ、布を織る技術」の移り変わりを紹介する。
自動車館
「自動車のしくみと、開発・生産技術」の移り変わりを紹介する。

いずれも実際の生産に使われた、もしくは使われている産業機械の実物を展示しており、ものによっては模擬的に実働させることも可能となっている。その他にも体験コーナー「テクノランド」や、豊田佐吉や息子の喜一郎ゆかりの品などを展示した「トヨタグループ館」「豊田商会事務所」などの展示施設と、カフェやレストラン、図書館、ビデオライブラリー等の付属施設がある。また、愛・地球博トヨタグループ館で人気を博したトヨタ・パートナーロボットの1体がデモ演奏(1日5回)を行なっていたが、2012年6月10日の「さよならコンサート」を最後に、現在は演奏を行なっていない。

インフォメーション

  • 見学時間:9時30分 - 17時(入館は16時30分まで)
  • 休館日:毎週月曜日(祝日の時は翌日)
  • 入館料(繊維機械館と自動車館が対象)
    • 一般:500円
    • 中高生:300円
    • 小学生:200円
    • 65歳以上:障害者無料

アクセス

所在地

〒451-0051 名古屋市西区則武新町四丁目1番35号

なお、近隣にはノリタケカンパニーリミテドが運営する企業博物館のノリタケの森もあり、ノリタケの森クラフトセンターと産業技術記念館の両方を見られる共通券(800円)もある。

ギャラリー

脚注

WEB

関連項目

外部リンク