ドイチェ・ヴォーネン

提供: miniwiki
2018/9/30/ (日) 20:50時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

ドイチェ・ヴォーネンドイツ語: Deutsche Wohnen AG

ドイツベルリンに本社を置き、住宅の販売・賃貸や管理を行っている不動産会社。ドイツの不動産会社としてはヴォノヴィアに次ぐ規模を持つ。フランクフルト証券取引所上場企業(FWBDWNI)。

沿革

ドイチェ・ヴォーネンは1998年ドイツ銀行の子会社として設立された[1]1999年11月に株式上場を行い、フランクフルト・アム・マインを拠点とし、ライン=マイン地方ラインラント=プファルツ州を中心に主に同銀行員向けの住宅提供を行っていたが[1]2006年7月、同銀行のグループを離れ独立した企業となった[2]

一方、1924年にベルリンで住宅供給公社のGEHAGが設立され、同公社は20世紀を通じ、ベルリン地域で約10万軒のアパートを提供していたが[1]1998年に株式の4分の3を公開、2005年にアメリカの投資会社Oaktree Capital Managementが株式の8割以上を買収していた[3]

2007年、ドイチェ・ヴォーネンとGEHAGが合併し、現在のドイチェ・ヴォーネンの母体となった[4]2013年、ベルリンを拠点とするGSWイモビリエン(GSW Immobilien AG)を株式交換により買収して子会社とし、首都地域におけるシェアを拡大[5]、続いて2015年、同業大手のLEGイモビリエン(LEG Immobilien AG)との経営統合を発表するも[6]、ヴォノヴィアがドイチェ・ヴォーネンに敵対的買収を仕掛けたため頓挫した[7]

なお、ヴァイマル共和国時代にGEHAGが提供したジードルング(集合住宅)中、グロースジードルング・ブリッツ(Hufeisensiedlung)、ヴォーンシュタット・カール・レギーン(Wohnstadt Carl Legien)、グロースジードルング・ジーメンスシュタット(Großsiedlung Siemensstadt)、およびヴァイセ・シュタット(Weiße Stadt)は、2008年7月、ユネスコから「ベルリンのモダニズム集合住宅群」の構成要素として、世界遺産に指定されている[8]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 The history of Deutsche Wohnen” (英語). ドイチェ・ヴォーネン. . 2017閲覧.
  2. Deutsche Wohnen AG wird selbständig und will eigenen Wohnungsbestand verdoppeln” (ドイツ語). Immobilien Zeitung (2006年5月9日). . 2017閲覧.
  3. wohnen: Wenn der Investor klingelt” (ドイツ語). ディー・ツァイト (2006年1月5日). . 2017閲覧.
  4. Die Beton-Fusion” (ドイツ語). manager magazin (2007年7月3日). . 2017閲覧.
  5. Deutsche Wohnen will GSW schlucken” (ドイツ語). n-tv.de NACHRICHTEN (2013年8月20日). . 2017閲覧.
  6. Deutsche Wohnen und LEG schmieden Branchenriesen” (ドイツ語). manager magazin (2015年9月20日). . 2017閲覧.
  7. Deutsche Wohnen bläst LEG-Übernahme ab” (ドイツ語). manager magazin (2015年10月23日). . 2017閲覧.
  8. UNESCO World Heritage” (英語). ドイチェ・ヴォーネン. . 2017閲覧.

外部リンク