ニカイア・コンスタンティノポリス信条

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ローマ・カトリック東方正教アングリカンおよびおもなプロテスタント諸教会がそろって受入れている唯一のキリスト教信仰告白。

20世紀初期まで,325年のニカイア公会議で公布されたニカイア信条が,第1回コンスタンチノープル公会議 (381) で増補されたものとされていたが,その後の資料発見で,ニカイア信条とは独立の洗礼用信条をもとにコンスタンチノープル公会議で発布されたものとみなされるようになった。原文はギリシア語で,聖餐式では東西両教会が用い,東方教会ではさらに洗礼に際しても用いられている。ニカイア信条ともコンスタンチノープル信条とも略称される。なお聖霊の発出に関して「父より」とあったものに6世紀頃スペインで「そして子より」 filioqueの語が付加され,11世紀にこれが教皇庁より公認された。東方諸教会のみはこの付加を神学的に誤りであるとして認めず,東西教会間の争点の1つとなった。