ニューファンドランド・ラブラドール州

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ニューファンドランド・ラブラドール州
: Newfoundland and Labrador
: Terre-Neuve-et-Labrador
ニューファンドランド・ラブラドール州の旗 ニューファンドランド・ラブラドール州の州章
州旗 州章

モットー: ラテン語:"Quaerite Primum Regnum Dei"
(英語:Seek ye first the kingdom of God
ニューファンドランド・ラブラドール州の位置

基本データ
州花 ムラサキヘイシソウ
Purple pitcher plant
州木 クロトウヒ
Black Spruce
州鳥 ニシツノメドリ
Atlantic Puffin
州都 セント・ジョンズ
最大の都市 セント・ジョンズ
州の公用語 英語(事実上)
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域(割合)
最高標高
(国内第10位)
405,212 km²
373,872 km²
31,340 km² (7.7%)
1,652 m
人口2011年
 - 総計
 - 人口密度
(国内第9位)
514,536
1.38 人/km²
GDP2011年
 - 州合計
 - 1人当たり
(国内第8位)
336億2,400万[1]カナダドル
6万5,556カナダドル
連邦政府加入
 - 順番
 - 加入年月日

12番目
1949年3月31日
時間帯 【ニューファンドランド】
ニューファンドランド標準時
(NST、UTC-3:30
ニューファンドランド夏時間
(NDT、UTC-2:30

【ラブラドール】
大西洋標準時(AST、UTC-4
大西洋夏時間(ADT、UTC-3

郵便コード
郵便番号
ISO 3166-2:CA
NL
A
CA-NL
公式サイト www.gov.nl.ca
行政
副総督 ジュディー・フットEnglish版
州首相 ドワイト・ボールEnglish版(ニューファンドランド・ラブラドール自由党)
カナダ議会
 -下院議席数
 -上院議席数

7
6

ニューファンドランド・ラブラドール州: Newfoundland and Labrador [nʲuːfən(d)ˈlænd ænd 'læbrədɔr]: Terre-Neuve-et-Labrador)は、カナダの一つ。カナダ北東部に位置するラブラドール半島東部のラブラドール地方ニューファンドランド島から成る。

母語話者(ニューファンドランド・ラブラドール州) 2006
英語
  
97.71%
フランス語
  
0.38%
人種構成(ニューファンドランド・ラブラドール州) 2006
白人
  
94.2%
先住民
  
4.7%
黒人
  
0.2%
その他の有色人種
  
0.9%

歴史

ニューファンドランド島には、かつてベオスーク(Beothuks)族、ミグマ(またはミックマックとも呼ばれる、Mi'kmaq/Micmac)族という先住民族が居住していた。10世紀末には欧州人として初めて、ヴァイキング族がこの地へ入植した。ランス・オ・メドー国定史跡(L'Anse aux Meadows)にあるその遺跡が世界遺産となっている。

大西洋北部のタラの好漁場であるニューファンドランド島沖合は、コロンブスの新大陸来航以前からバスク地方などヨーロッパの漁民たちを惹きつけてきた。コロンブス以後、新大陸の探検にきたポルトガル人によって「テラ・ノバ(Terra Nova)」という名前がつけられ、英訳され「ニューファンドランド」となった。その後、探検家のジョン・カボットが上陸し、1497年にイギリスの海外植民地とした。ニューファンドランド島やラブラドール地方の入り江にはイギリスやフランス、スペインなどから渡ってきた漁民が暮らし始めたが、この地域の漁業権や領有権をめぐってはたびたびフランスとイギリスの間で衝突が起こった。

ニューファンドランド植民地では自治を求める動きが活発化し、1854年に責任政府が樹立され自治領(Dominion)となった。その後、カナダの連邦に加入することを拒否して自治領を維持し、1907年には事実上の独立国となったが、第一次世界大戦への参戦で戦費がかさんだほか、出征した島民が多く犠牲になり、ニューファンドランドは疲弊した。大恐慌さなかの1934年、ニューファンドランドはイギリスの直轄植民地に戻った。

1949年3月31日、住民投票によってカナダの10番目の州(準州を含むと12番目)として加わり、ニューファンドランド州となる。1964年から、州内ではニューファンドランド及びラブラドール州という名称を使用し始めるが、ラブラドール半島の主部を占めるケベック州が難色を示したため、連邦レベルで正式に採用されることはなかった。しかし、連邦議会は2001年10月に憲法を改正することにより、同年12月6日から、正式に現在の名称に変更された。

地理

ラブラドル半島は全般に寒冷で、樹木は生育できるが農作物の栽培には適さない。半島北部はツンドラである。ニューファンドランド島は海洋性気候である。地球温暖化の影響で季節外れの雪が降ったこともある[2]

寒流のラブラドル海流と暖流のメキシコ湾流が沖合いでぶつかり、海底地形も大陸棚が突き出たグランドバンクなどが存在するため、ニューファンドランド島もラブラドールも好漁場である、16世紀以来ヨーロッパの漁師たちが来航してこれらの海岸に入植地を作った。

世界遺産

主要都市

教育

大学

エピソード

  • ニューファンドランドには Come By Chance (たまたま来る)や Mosquito(蚊)など、多くの変わった地名があることで知られる。
  • この地域原産の犬種であるラブラドール・レトリーバーニューファンドランドは元々、海難救助などの作業に従事していた作業犬であった。両犬種はこの州の「州の犬」に指定されている。

脚注

関連項目

外部リンク