パウロ

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Παῦλος

[生] 10?.キリキア,タルスス
[没] 67?.ローマ

キリスト教史上最大の使徒。聖人。ヘブライ名はサウロ。初めユダヤ教による厳格な教育を受け,パリサイ主義を至上のものと信じキリスト教会を迫害した。キリスト教徒弾圧のためエルサレムからダマスカスへ赴く途中,「サウロ,サウロなぜわたしを迫害するのか」 (使徒行伝9・4) という天からの (イエスの) 声を聞いて回心し,主イエスのわざについてのアナニアの説明によって悟りを開き洗礼を受けた。

この回心を契機として伝道者としての生活に入り,特に異邦人への布教を使命として小アジア,マケドニアなどへ数回に及ぶ大伝道旅行を行なった。この伝道旅行はきわめて大きな成果をあげたが,ユダヤ人の反感を買い,エルサレムで捕えられ,カエサリア,ローマで入獄生活を送ったのち,ローマ皇帝ネロの迫害によって殺されたという。パウロは新約聖書正典に加えられた多くの書簡を書き,布教活動のみならず,キリスト教神学の形成にきわめて大きな役割を果たした。