パレート効率性

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パレート効率性(パレートこうりつせい、英: Pareto efficiency)
パレート最適(英: Paretian optimum)ともいう

所与の資源,技術,嗜好,所得分配のもとで,何か少なくとも一つの経済主体の経済状態を悪化させることなしには,他の経済主体の経済状態をこれ以上向上させることのできない状態をいう。

パレート効率性とも呼ばれる。新厚生経済学において広範に採用されている厚生の判断基準で,名称はこの概念の導入者ウィルフレド・パレートに由来する。パレート最適は所得分配の公平性に関する基準を含まないので,初期の所得分配に対応して無数に存在しうる。この概念が適用される複数の経済状態間の優劣を判断するためには,社会的厚生関数が必要である。