ビアース

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ビアース古希: Βίας, Biās)は、ギリシア神話の人物。長母音を省略してビアスとも表記される。


ビアースΒίας, Biās)は、ギリシア神話の人物である。

アミュターオーンとペレースの娘エイドメネーの子で、メラムプース[6]、アイオリアー[7]ペリメーレーと兄弟[8]ピュロスネーレウスの娘ペーローとの間にタラオス[9][10]、ペリアクレース、ラーオドコス、アレイオス、アルペシボイアを、ティーリュンスプロイトスの娘リューシッペーとの間にアナクシビアーをもうけた[11]

ビアースは最初ペーローに恋をしたが、ネーレウスが求婚者たちに難題を課したため、メラムプースの助けを借りてペーローと結婚することができた[12]。その後、メラムプースがアルゴス地方に領地を得たときにビアースも移り住み、その際プロイトスの娘リューシッペーと結婚した[13]

子供のうちタラオスはアドラーストスの父に、アナクシビアーはペリアースの妻になった[14]

系図

テンプレート:タラオスの系図

脚注

  1. シケリアのディオドロス、4巻68・5。
  2. 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.210a。
  3. アポロドーロス、3巻15・5。
  4. アポロドーロス、3巻12・5。
  5. アポロドーロス、摘要(E)9・28。
  6. アポロドーロス、1巻9・11。
  7. アポロドーロス、1巻7・7。
  8. シケリアのディオドロス、4巻69・3。
  9. アポロドーロス、1巻9・13。
  10. ヘーシオドス断片35。
  11. 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』p.201a。
  12. アポロドーロス、1巻9・12。
  13. アポロドーロス、2巻2・2。
  14. アポロドーロス、1巻9・10。

参考文献