フックの法則

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力を加えられた物体の変形が大きくないときは,変形の度合いが加えた力に比例するという法則。 R.フックが発見した (1660) 。力を除けば変形が消えてもとの形に戻るような物体を弾性体といい,その変形には,伸縮,ずれ,体積変化などがある。弾性体の変形の度合いをひずみ,変形に抵抗して弾性体の内部に現れる力を応力という。フックの法則は,正確には「ひずみは応力に比例する」と表現され,変形が小さくて応力がある値 (比例限度という) をこえないかぎりはどの種類の変形に対しても成り立つ。 C.ナビエは弾性体のひずみと応力がテンソル性をもつことを見出し,A.コーシーはフックの法則を「ひずみテンソルは応力テンソルの1次関数である」と一般化した。