フロンティア航空

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ファイル:Frontier Airlines A321.jpg
フロンティア航空 エアバス A321型機

フロンティア航空(フロンティアこうくう、Frontier AirlinesNASDAQFRNT)はアメリカ合衆国コロラド州デンバー市デンバー国際空港を本拠地としている主要格安航空会社である。アメリカ国内及びメキシコ路線を運航している。

歴史

フロンティア航空 第一世代

フロンティア航空の歴史は1941年の11月27日に遡る。コロラド州デンバーのステープルトン国際空港を本拠地としてニューメキシコ州ユタ州アリゾナ州などにDC-3を運行して始まった。以後成長を続け、1980年代までにDC-3Convair 340/440B727B737MD-80など多機種での運用を行った。当時は米国エアライン乱戦期であり、コンチネンタル航空ユナイテッド航空と競合していたため、価格競争、空港ゲート数、政治的要因などの結果、1985年ピープルエキスプレスに買収されて第一期の幕を閉じた。

フロンティア航空 第二世代

新しいフロンティア航空は旧フロンティア航空の役員によって1994年に設立された。B737型機を使用して立ち上げられ、その後エアバスA319型機及びA318型機へ更新された。2016年現在、A318は全て退役しており、A319、A320A320neoA321 で運航を行っている。

2007年1月より、リージョナル航空のリパブリック航空とフロンティア・ジェットエキスプレスの名称でボンバルディア CRJ-700型機を使用したホライゾン航空とのコードシェア便運航を行っていた。コードシェアおよびすべてのエクスプレス便は元親会社リパブリック ホールディングスのフロンティア株売却とともに終了し、現在の使用機は上記のエアバス機のみである。2008年4月11日に米連邦倒産法第11章(日本の民事再生法に相当)を申請した。[1]リパブリックホールディングスは2008年 米連邦倒産法11条適用時に救済措置としてフロンティア航空を買収し、2013年に現在の親会社であるIndigo Partnersに株式をすべて売却している。インディゴに買収され、フルサービスエアラインからウルトラローコストキャリア(ULCC)に経営方針を転換した2013年から2016年までの間に業績が大幅向上し、2015年には利益率で全米第5位・世界第7位に上昇している。[2]2016年12月からアメリカン航空ジェットブルー航空とともにキューバへの運航が許可された。

親会社Indigo Partnersはアメリカウエスト航空を再生しUSエアウェイズに売却した投資会社であり、フロンティア航空の他にもハンガリーウィズエアー、メキシコのボラリス航空などの株を保有している。上記の航空会社は全てエアバス運航のLCCであり、フロンティア航空にもその経営方針が反映されている。

フロンティア航空は現在、米国でベスト10に入る主要航空会社となっている。アラスカ州フェアバンクスが本拠地のフロンティア・フライイング・サービスとしばしば混同されるが、別会社である。

運航路線

主要ハブ空港は2016年現在、デンバー国際空港シカゴ・オヘア国際空港オーランド国際空港であり、全米主要60都市(季節により変動)、メキシコドミニカ共和国キューバ等に運航している。

整備

2016年まで4年連続でFAA 連邦航空局 整備部門 ダイアモンドアワードに選ばれている。

保有機材

ファイル:Frontier Airbus A321 "Otto the Owl".jpg
フロンティア航空 エアバス A321-200型機

フロンティア航空の機材は以下の航空機で構成される(2018年1月現在)

フロンティア航空の保有機種及び機数[3]
機種 機数 発注中 Options 座席数 備考
エアバス A319-100 18 0 0 150
エアバス A319neo 0 20 0
TBA
2010年代後半から受領
エアバス A320-200 24 0 0 180
エアバス A320neo 17 163 0
TBA
Deliveries begin late decade[4]
エアバス A321 19 2 0 230
エアバス A321neo 0 34 0
TBA
Deliveries begin late decade[4]
合計 78 201 0

機材の平均使用年数は2016年3月時点で2.6年である。すべての機材の垂直尾翼には動物が描かれ、それぞれ異なる名前をもつのが特徴である。

脚注

  1. 日本経済新聞2008年4月12日
  2. [1]
  3. planespotters Fleet Details planespotters.net 2018年2月20日閲覧。
  4. 4.0 4.1 Republic alludes to A320neo place holder deposit

外部リンク