ヘスペロス(古希: Ἓσπερος, Hesperos)は、ギリシア神話に登場する宵の明星を司る神である[1]。名前は「黄昏、西方」という意味。
アストライオスとエーオースの息子(一説はケパロスとエーオースの息子)で、暁の明星・ポースポロスと兄弟関係だった[2]。また、アトラースの子や兄弟という異説もあり、ヘスペロスの1人娘であるヘスペリス(Hesperis)がアトラースとの間に7人のヘスペリデスを産んだ[2]。ヘスペロスはヘスペリデスの父という異説もある[2]。
ローマ神話ではウェスペル(Vesper)と呼ばれた[2]。