ボルボ・グループ

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ボルボグループスウェーデン語: Volvokoncernen、法的には テンプレート:Sv、略称:テンプレート:Sv)は、スウェーデンヨーテボリに本拠を置く多国籍企業である。ボルボ・トラックスルノー・トラックスマック・トラックスUDトラックスボルボ・バスボルボ建設機械ボルボ・ペンタボルボ・フィナンシャル・サービスの8社を核として多業種展開する、コングロマリットである。

概要

地元の名門チャルマース工科大学と共同研究を行っている。また、2014年より上智大学と産学教育連携しており[1]、2017年現在でも継続している[2]

1999年に乗用車事業を分離売却した後、他国の商用車メーカーの買収によるトラックやバスといった商用車に特化した世界戦略をとっている。2016年時点で世界2位のトラックメーカーである[3]。また、建設機械船舶の各事業部と併せ、大型ディーゼル機関を中心としたグループを展開している。

日本国内では、日産ディーゼル工業を買収し完全子会社とした。また、かつては100%出資子会社の日本ボルボがボルボ・トラックス、ボルボ建設機械、ボルボ・ペンタの各事業部を展開していたが、2010年1月1日をもって日産ディーゼル工業と合併した。そして翌月2月1日をもって日産ディーゼル工業はUDトラックス(初代)に社名を変更し、さらに2014年1月1日にUDトラックスジャパン、ボルボグループジャパンと合併。同時に存続会社のボルボグループジャパンが社名を変更し現在はUDトラックス(2代)となっている[4]

またヤマハ発動機へマリン用ディーゼルエンジンも多数供給している[5]

企業グループ

現行事業

トラック事業

傘下にボルボ・トラックスルノー・トラックスマック・トラックスUDトラックスの各法人組織を擁する[6]。世界的な業界再編の中で積極的な買収を行い、現在はドイツダイムラーと並ぶ商用車大手となっている。なお、UDトラックスはボルボが日産ディーゼル工業の株式を取得し筆頭株主となったのち、日産ディーゼル工業がUDトラックス(初代)に商号変更、さらに同社がUDトラックスジャパン、ボルボ・グループ・ジャパンと合併した際に存続会社であるボルボ・グループ・ジャパンがUDトラックス(2代)に商号変更した法人である[4]

ボルボはジョイントベンチャーによる事業展開も積極的である。

その他の事業

旧事業

かつては下記部門も存在していたが、事業売却により他社資本・分社化されている。

乗用車事業

ボルボ社創業時からの事業であったが、1999年フォード・モーターに分離・売却された。売却後は、乗用車事業はフォードの傘下企業「ボルボ・カーズ」(Volvo Cars)となった。フォードとボルボグループの間に資本関係はないが、ボルボのブランドはボルボとフォードが協同所有する商標管理会社、ボルボ・トレードマーク・ホールディングに帰属し、同社により使用許諾されていた。さらに、2010年には中国資本の持株会社である浙江吉利控股集団に再売却された。なお、2017年には浙江吉利控股集団がボルボグループも傘下に収めることで合意している[8]

ボルボグループ時代は著名なスウェーデン鋼を使った「世界一安全なファミリーカー」と評価されていたが、フォード・モーターに売却されて以降はプレミアム・オートモーティブ・グループのブランドとして、「プレミアムカー」へと路線の変更を行った。しかしながら1,000万円以下の車しか販売していない。

セーフティーピックプラスにおいて試験開始年度から全車種合格し続けるなど、安全性はいまだ世界一との評価がなされている。

航空機事業

かつてグループ内にボルボ・エアロが存在したが2012年にGKNに売却され、のちにGKNエアロスペースに社名変更された。

ブランド

ボルボグループでは以下のブランドを擁しており、実際の法人組織有無にかかわらず以下に区分されている[9]

ボルボ
  • ボルボトラック
  • ボルボバス
  • ボルボ建設機械
ボルボペンタ
  • ボルボペンタマリンレジャー
  • ボルボペンタマリンコマーシャル
  • ボルボペンタインダストリアル
UD
  • UDトラック
  • UDバス
テレックストラックス
  • テレックストラック
ルノートラックス
  • ルノートラック
プレヴォ
  • プレヴォ
ノヴァバス
  • ノヴァバス
マック
  • マックトラック


以下はジョイントベンチャー戦略的提携によるブランドである。

SDLG
  • SDLG
アイシャー
  • アイシャートラック
ドンフェントラックス
  • ドンフェントラック

車種一覧

かつて生産していた乗用車についてはフォードへの乗用車事業売却後を含め、ボルボ・カーズを参照のこと。

バス

  • アステローペ
  • B10M
    • シャシーのみで、車体は富士重工業が担当。シャシーはセンターアンダーフロアエンジンシャシー(ホイルベース間にエンジンを搭載する構造)で、アステローペ、連節バスとも型式はB10M型。現在はいずれも製造終了。

以下は、日本国内に未導入の車種である。

トラック

  • ボルボ・FL
  • ボルボ・FE
  • ボルボ・FM
    • ボルボ・FM9
    • ボルボ・FM12
  • ボルボ・FH/FM
    • ボルボ・FH12
    • ボルボ・FH16
  • ボルボ・NH
  • ボルボ・VHD
  • ボルボ・VN
  • ボルボ・VT 880
  • ボルボ・VM
  • ボルボ・VNL
  • ボルボ・VNR
  • ボルボ・VNX
  • ボルボ・VAH

CM提供番組

脚注

関連項目

外部リンク

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