ボーディングスクール

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ボーディングスクール(Boarding School)は全寮制の寄宿学校である。ボーディング(boarding)とは「寄宿、下宿生活」を意味する言葉で、両親や家族と離れ、寮生活において学業のみならず心身共に修養し、規則、礼儀、自立心、コミュニケーション能力を養成する。授業は少人数で行われることが特徴である。日本語では寄宿学校(きしゅくがっこう)とも訳す。

フィニッシングスクールは、良家の女子が社交界デビューに備える行儀作法の為の学校であり、これとは区別しなくてはならない。

王侯貴族の子息が多数在学、卒業する教育機関でもある。

歴史

19世紀末にヘルマン・リーツが英国の寄宿教育に習いドイツに田園教育舎と呼称される数多くの寄宿制教育機関を創設した。こうした実践を模範とする教育機関は、アメリカ合衆国オーストリア等に多数存在する。

各国のボーディングスクール

スイス

スイスのボーディングスクールは世界各国の学生・教師により構成され国際性が高い。

スイスのボーディングスクールが創設されたのは、他国のボーディングスクールの創設より後年である。英国方式とアメリカ合衆国方式の両方を採用する等、多様なカリキュラムを導入することを特色とする(イギリスではイギリス方式、アメリカ合衆国ではアメリカ合衆国方式しか原則として選択肢が無い。)。

スイス低年齢寄宿学校

在スイス日本人専用寄宿学校

ドイツ

英国

英国のパブリックスクールはボーディングスクールの典型である。学生の多くは卒業後、英国オックスフォード大学ケンブリッジ大学といった名門高等教育機関へ進学することから、エリート・知識階級を養成する教育機関として考えられている。

英国ウェールズ地方で日本人学生を受け入れているボーディングスクール

世界唯一のアート&デザイン専科の寄宿制インターナショナルスクール

アメリカ合衆国

授業は少人数で行われ、主に対話形式によるディベートの授業が行われる。アメリカ合衆国の上流階級子弟の多くは、親元を離れてボーディング・スクールで学ぶ傾向にある。近年では諸外国(特に新興国)から、政界・財界のトップクラス及び富裕層が、子息を質の高い教育を受けさせ、また政財界における人脈を構築することを目的としてアメリカ合衆国のボーディングスクールに留学させる傾向がある。

特に有名なボーディングスクール10校を総称して10スクール(The Ten Schools)という。

19世紀末から20世紀末まで、先住民に対しては、すべて「インディアン寄宿学校」という、インディアンのみを対象としたボーディングスクールへの入学が徹底強制され、民族浄化の手段に活用された。「カーライル・インディアン工業学校」はその第一号である。

ザ・テン・スクールズ

他のボーディングスクール

カナダ

香港

(英国の名門ボーディングスクールであるハロウ・スクールの香港分校。)

中国

(英国の名門ボーディングスクールであるハロウ・スクールの中国・北京分校。)

タイ

(英国の名門ボーディングスクールであるハロウ・スクールのタイ・バンコク分校。)

ヨルダン

国王アブドゥッラー2世の要請により、2007年秋、中東において初となる男女共学のボーディングスクールが創設された。国王の母校であるアメリカ合衆国ディアフィールド・アカデミーに習い、全校生徒の約半数に奨学金を与えている。授業は、主に英語で行うが、アラビア語は必修科目である。

日本

関連項目

外部リンク