ルキウス2世 (ローマ教皇)
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ルキウス2世(? - 1145年2月15日)は、第166代ローマ教皇(在位:1144年3月12日 - 1145年2月15日)。
生涯
イタリアのボローニャ出身。最初はルッカで教会法学者として活躍した。1124年に枢機卿に叙任され、インノケンティウス2世のもとで侍従・司書に叙任された。1144年3月に先代のケレスティヌス2世が死去したため、跡を継いだ。
ところが、ローマでコミューン(ローマで勢力を拡大していた政治集団)と対立し、神聖ローマ皇帝のコンラート3世やシチリア王国オートヴィル朝のルッジェーロ2世に支援を要請するも失敗。結局、自らの軍隊でコミューンの拠点だったカピトリウム襲撃を指揮したが、このとき重傷を負って間もなく死去した。
自ら軍を指揮したことから「軍人教皇」といわれている。