ルパン三世

提供: miniwiki
2018/8/12/ (日) 23:49時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索


ルパン三世
ジャンル アクション漫画
漫画:ルパン三世(原作第1作)
作者 モンキー・パンチ
出版社 双葉社
掲載誌 WEEKLY漫画アクション
発表号 1967年8月10日号 - 1969年5月22日号
話数 94
テンプレート - ノート

ルパン三世』(ルパンさんせい、 : Lupin the Third)は、モンキー・パンチ(原作)の漫画・アニメ作品および、その主人公の名前。

概要

怪盗ルパン(ルパン一世)の孫、ルパン三世を主人公に置いたナンセンスコメディースラップスティックの要素を多分に含んだアクション作品である。

1971年からはテレビアニメ化され、以降は映画OVAゲーム化などの各種メディア展開がされ、現在に至るまで半世紀以上、幅広い層からの人気を得ている。

2017年には連載開始から50周年を迎えた。

原作漫画(旧)

漫画アクション1967年8月10日号(創刊号)から1969年5月22日号まで連載。全94話。

モート・ドラッカーMort Drucker)の影響を色濃く残す、ひょろりとした線で描かれる長身の登場人物。最後の最後まで読者の裏をかくストーリー展開。両者があいまって本作独自の作風を醸成している。原作はアニメ(特に第1シリーズ後半以降)とは全く趣が異なっており、ハードボイルド色の強い描写や性的な描写が頻繁に描かれる一方、アニメ作品に見られるジョークやギャグは少ない。ルパンたちの表情にも時々間抜けなユーモラスさが描かれつつも、全体的にダークなイメージである。

サブタイトル

各話タイトル

連載時と収録の順番がやや異なっている(そのため、43話で仲間になったはずの五右ェ門が、47話で再び対立している)。

  • 第1話 ルパン三世颯爽登場[注釈 1]
  • 第2話 脱獄[注釈 2]
  • 第3話 死んでゆくブルース
  • 第4話 あかせて頂戴あいつのハナ
  • 第5話 サスペンス・ゾーン
  • 第6話 シッパイ大作戦
  • 第7話 魔術師
  • 第8話 フウテン探偵[注釈 3]
  • 第9話 集まれ奇人ども
  • 第10話 クレイジー・ルパン
  • 第11話 健在ルパン帝国
  • 第12話 王手飛車とり
  • 第13話 ルパン殺し
  • 第14話 賞金稼ぎ
  • 第15話 シャモ狩り[注釈 4]
  • 第16話 ルパンに関する12章
  • 第17話 どじ
  • 第18話 死体品切れ
  • 第19話 ナサケ御無用
  • 第20話 俺はタダイマぬすっ人修行中
  • 第21話 クール・タッチ
  • 第22話 ドンデン返し
  • 第23話 氷山の一っかく
  • 第24話 トブな悪党
  • 第25話 アノ蒼白き城を見よ
  • 第26話 男1000匹
  • 第27話 プレイ・メイト
  • 第28話 五右ェ門登場
  • 第29話 ブラック・ポイント
  • 第30話 現代下剋上
  • 第31話 鼠は死してシッポを残す
  • 第32話 ルパンの法則
  • 第33話 はなれ技
  • 第34話 盗っ人ゲーム
  • 第35話 ハプニング
  • 第36話 あるヤングマンの場合
  • 第37話 ルパン三世とアルセーヌ・ルパンの対決
  • 第38話 遺産7200億
  • 第39話 怪童
  • 第40話 ジャリ
  • 第41話 砕く
  • 第42話 免許皆伝
  • 第43話 殺しのない日(「殺と盗の……ない日」改題)
  • 第44話 じん性ERO・ERO
  • 第45話 男の中の女の顔
  • 第46話 絶対突破
  • 第47話 ウハニ
  • 第48話 123死56
  • 第49話 狂&狂
  • 第50話 サイケデリック氏
  • 第51話 サイケ好き
  • 第52話 フレッシュ・マン
  • 第53話 不二子が…
  • 第54話 ハレンチ・マン
  • 第55話 ルパンの大罪
  • 第56話 DEAD HEAT
  • 第57話 トリプルプレイ
  • 第58話 失神す……
  • 第59話 きわどいカラッポ
  • 第60話 鼠
  • 第61話 影対陰
  • 第62話 サイケ馬鹿
  • 第63話 サイケ一族
  • 第64話 義賊部々員
  • 第65話 アングラ学生
  • 第66話 ルパン三世対女子大学生
  • 第67話 殺ってよかった
  • 第68話 第一人称
  • 第69話 ストレート・フラッシュ
  • 第70話 泰山鳴動鼠一匹
  • 第71話 ルパン嵐
  • 第72話 鬼
  • 第73話 キミが殺れオレが葬る(その1)
  • 第74話 キミが殺れオレが葬る(その2)
  • 第75話 私を愛したルパン♥
  • 第76話 バカとハジキは使いよう=テッテイ篇=
  • 第77話 バカとハジキは使いよう=ナンセンス篇=
  • 第78話 バカとハジキは使いよう=サスペンス篇=
  • 第79話 バカとハジキは使いよう=エロチック篇=
  • 第80話 任侠ルパン節
  • 第81話 能ある悪党は牙をかくす(その1)
  • 第82話 能ある悪党は牙をかくす(その2)
  • 第83話 能ある悪党は牙をかくす(その3)
  • 第84話 イヌも歩けばルパンにあたる(その1)
  • 第85話 イヌも歩けばルパンにあたる(その2)
  • 第86話 イヌも歩けばルパンにあたる(その3)
  • 第87話 イヌも歩けばルパンにあたる(その4)
  • 第88話 せいては盗をしそんじる(その1)
  • 第89話 せいては盗をしそんじる(その2)
  • 第90話 せいては盗をしそんじる(その3)
  • 第91話 我が盗争(その1)
  • 第92話 我が盗争(その2)
  • 第93話 我が盗争(その3)
  • 最終話 さらば愛しきルパン![注釈 5]

アニメ

2018年現在テレビシリーズが5作(+番外編1作)、単発長編作品「テレビスペシャル」が25作(+番外編1作)、新作映画は単独作品8作、クロスオーバー作品が1作。そのほかOVAシリーズも数作作られている。

作品化に至る経緯とその後の反響

1968年東宝の劇場ヤクザアニメ映画を目的としてパイロットフィルムの企画会議がAプロダクションで発足。翌1969年にパイロットフィルムが製作された。パイロット版以外にも脚本『ルパン三世 三代目襲名』(北原一)、『ルパン三世─華麗なる犯罪 絢爛なる狂気!』(大和屋竺)も用意されたが未使用に終わっている。

1971年からテレビアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』が放送を開始した。当初は大人向けの作品を志向していたが、当時の視聴者の関心を集めることができず、対象年齢を下げるという路線変更の後に打ち切られた。放映終了後、放映料が安かったこともあって全国で再放送が繰り返された結果、そのたびに人気が高まり、5年後の1977年に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作された。この第2シリーズの高評価により、現在までに及ぶルパン三世のキャラクターと人気が確立した。だが、第1シリーズもまたルパン三世の人気を支える土台となった名作としていまだ根強い人気を誇っている。その後、テレビシリーズは1984年に『ルパン三世 PARTIII』、2012年にスピンオフとなる『LUPIN the Third -峰不二子という女-』、2015年に『ルパン三世 (2015年TVシリーズ)』、2018年に『ルパン三世 PART5』が製作されている。

日本テレビ製作のアニメとしては断続的ではあるものの[1]、放送期間は2017年現在46年という長寿番組であり、テレビアニメ全般で見ても『サザエさん』に次ぐ第2位である[2]。なお、2000年以降のDVD製作等のリマスター作業の過程において、エンディングテロップの制作会社の表記は「東京ムービー新社」「キョクイチ東京ムービー」から「トムス・エンタテインメント」に変更されている。

テレビシリーズ

先述の通り、ルパン三世のアニメシリーズは全て日本テレビ系・読売テレビ(日本テレビ系列)系で放送され日本テレビ[3]トムス・エンタテインメント(改名前の東京ムービーなど、以下TMS)が製作している。アニメ制作[4]については一部のテレビスペシャルや第4、第5シリーズはTMSの子会社のテレコムアニメーションフィルムが担当している。各シリーズの詳細については、それぞれのシリーズの項目先を参照。

※ 『ルパン三世ベストセレクション』については、本項「#ベストセレクション」を参照。

使用楽曲

テレビシリーズの放送局

特記がないものはTV第1シリーズ・TV第2シリーズ・PARTIIIの3作品を放送していた局。系列は現在の系列。

放送地域 放送局 放送系列 備考
近畿広域圏 読売テレビ 日本テレビ系列 第1シリーズ・PARTIII制作局
『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5も放送
関東広域圏 日本テレビ 第2シリーズ幹事局
LUPIN the Third -峰不二子という女-・2015年シリーズ・PART5制作局
北海道 札幌テレビ 2015年シリーズ・PART5も放送
青森県 青森放送
岩手県 テレビ岩手
宮城県 ミヤギテレビ 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5も放送
秋田県 秋田テレビ フジテレビ系列 第1シリーズのみ放送
秋田放送 日本テレビ系列 第2シリーズ・PARTIIIを放送
山形県 山形放送
福島県 福島中央テレビ 2015年シリーズも放送
山梨県 山梨放送 2015年シリーズ・PART5も放送
新潟県 新潟総合テレビ フジテレビ系列 第1・第2シリーズを放送
テレビ新潟 日本テレビ系列 PARTIII・2015年シリーズを放送
長野県 信越放送 TBS系列 第1シリーズのみ放送
長野放送 フジテレビ系列 第2シリーズのみ放送[注釈 6]
テレビ信州 日本テレビ系列 第2シリーズ[注釈 7] [5]・PARTIII・2015年シリーズ・PART5を放送
静岡県 静岡放送 TBS系列 第1シリーズのみ放送
テレビ静岡 フジテレビ系列 第2シリーズを1979年6月まで放送
静岡第一テレビ 日本テレビ系列 第2シリーズを1979年7月から放送、PARTIII・2015年シリーズ・PART5も放送
富山県 北日本放送 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5も放送
石川県 北陸放送 TBS系列 第1・第2シリーズを放送
石川テレビ フジテレビ系列 PARTIIIのみ放送
福井県 福井放送 日本テレビ系列
テレビ朝日系列
中京広域圏 メ~テレ テレビ朝日系列 第1シリーズのみ放送
中京テレビ 日本テレビ系列 第2シリーズ・PARTIII・『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5を放送
鳥取県
→鳥取県・島根県
日本海テレビ 第1シリーズの免許エリアは鳥取県のみ
第2シリーズ・PARTIII・2015年シリーズ・PART5は鳥取県と島根県
広島県 広島テレビ 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズも放送
山口県 山口放送
徳島県 四国放送
香川県
香川県・岡山県
西日本放送 第1・第2シリーズの免許エリアは香川県のみ
PARTIII・2015年シリーズは香川県と岡山県
愛媛県 南海放送 『LUPIN the Third -峰不二子という女-』も放送
高知県 高知放送
福岡県 福岡放送 2015年シリーズ・PART5も放送
長崎県 テレビ長崎 フジテレビ系列 第1シリーズ・第2シリーズ・PARTIIIを放送
長崎国際テレビ 日本テレビ系列 2015年シリーズ・PART5を放送
熊本県 テレビ熊本 フジテレビ系列 第1シリーズのみ放送
熊本放送 TBS系列 第2シリーズのみ放送
くまもと県民テレビ 日本テレビ系列 PARTIIIのみ放送
大分県 テレビ大分 日本テレビ系列
フジテレビ系列
2015年シリーズも放送
宮崎県 テレビ宮崎 フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
第1シリーズ・PARTIIIを放送
宮崎放送 TBS系列 第2シリーズのみ放送
鹿児島県 鹿児島テレビ フジテレビ系列 第1シリーズ・第2シリーズ・PARTIIIを放送
鹿児島読売テレビ 日本テレビ系列 2015年シリーズのみ放送
沖縄県 沖縄テレビ フジテレビ系列 第1シリーズ・PARTIIIを放送
琉球放送 TBS系列 第2シリーズのみ放送

BS・CS放送での再放送

ルパン三世はかつて地上波での再放送が多かったが、2000年代以降はCS放送BS放送の再放送が主流になっている。またシリーズが多岐にわたっているために複数の放送局が放映権を取得している。各シリーズを放映している局は次の通り。

アニマックス開局前は全面的にキッズが放映権を取得していた。2012年以降テレビシリーズはHDリマスター版での放送に変わっている。スペシャル版は土日(キッズは深夜で月一回ペース、日テレプラスは不定期)に放送している。2014年以降はWOWOWや[6]ディズニーXDが新たに放映権を獲得している。なお、ジブリ関連である第2作『ルパン三世 カリオストロの城』はBS、CSにおいて一度も放送されていなかったが、2017年に初めてWOWOWで放映された[7]

劇場用アニメ(長編含む)

テレビスペシャル

テレビシリーズ放送終了後、日本テレビで長編作品(テレビスペシャル)が不定期に放送されている。初作は1989年『土曜スーパースペシャル』で放送された『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』。翌年からは枠を『金曜ロードショー』(2012年からは『金曜ロードSHOW!に改題)へ移し、現在に至るまで一貫して日テレをキー局・制作局として放送。NNN30局のうち、テレビ大分を除き29局同時ネットを実施している(『VS名探偵コナン』のみ、日テレと読売テレビの共同制作)。

2008年までは放送枠が異なる第1作『バイバイ・リバティー・危機一発!』と諸事情で9月に放送がずれ込んだ第18作『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』を除き、1年に1作品、7月最終週から8月初旬頃の夏休み序盤に放送していた。2009年は日本テレビ開局55周年と読売テレビ開局50周年特別記念作品として『名探偵コナン』とのクロスオーバー作品『ルパン三世VS名探偵コナン』が制作されたことで単独の新作は制作されず、第21作『ルパン三世 the Last Job』は2010年2月に放送された。この頃から放送期間が年1ペースで無くなる。第22作は1年10か月のスパンを開け、2011年12月に放送。2014・15年の未放送期間を経て、2016年には2年ぶりに『TV第4シリーズ』をベースにした第25作が放送された[8]

OVA

ベストセレクション

2017年7月5日から12月20日まで、日本テレビほかにて原作50周年を記念した特別企画番組『ルパン三世ベストセレクション』が放送された。TVアニメ第1・第2・第3シリーズ全228話から事前にファン投票で選ばれたベスト24エピソードをカウントダウン形式で放送。初回の放送が第24位、最終回(第24回)が第1位の放送となる(ランキング順位は、そのエピソードを放送するまで非公表)。

番組冒頭にはルパン三世を演じる栗田貫一のナレーションによる、選ばれたエピソードの順位と簡単なあらすじ紹介が入る。なお放送するのはオープニングと本編のみで、オリジナルのエンディングと次回予告はカットされている(クレジットは番組としてのEDで簡易に記載[注釈 8])。

番組は4:3画面の左右にタイトルとエピソードの順位が入り、本編冒頭には「この作品は製作当時の時代背景や作品性・製作者の意図を考慮し、そのまま放送しております。ご了承ください。」というテロップが入るほか、差別的表現については無音処理が行われている。

本番組ではTV第3シリーズの一部エピソードがランクインされているが、TV第3シリーズは一部地域を除き地上波再放送がほとんど行われなかったため、制作局である日本テレビを筆頭に、地域によっては本番組が初の地上波再放送となった。

各話リスト
回 (順位) 放送日 (NTV) エピソード
第1回 (第24位) 2017年
7月5日
第1シリーズ 第3話「さらば愛しき魔女」
第2回 (第23位) 7月12日 第3シリーズ 第44話「ボクたちのパパは泥棒」
第3回 (第22位) 7月19日 第2シリーズ 第26話「バラとピストル」
第4回 (第21位) 7月26日 第2シリーズ 第69話「とっつあんの惚れたひと
第5回 (第20位) 8月2日 第3シリーズ 第37話「父っつあん大いに怒る」
第6回 (第19位) 8月9日 第3シリーズ 第50話「原潜イワノフの抹殺指令」
第7回 (第18位) 8月16日 第2シリーズ 第137話「華麗なるチームプレイ作戦」
第8回 (第17位) 8月23日 第1シリーズ 第13話「タイムマシンに気をつけろ!」
第9回 (第16位) 8月30日 第3シリーズ 第1話「金塊はルパンを呼ぶ」
第10回 (第15位) 9月6日 第2シリーズ 第32話「ルパンは二度死ぬ」
第11回 (第14位) 9月13日 第1シリーズ 第2話「魔術師と呼ばれた男」
第12回 (第13位) 9月20日 第2シリーズ 第148話「ターゲットは555M」
第13回 (第12位) 9月27日 第2シリーズ 第7話「ツタンカーメン三千年の呪い」
第14回 (第11位) 10月4日 第2シリーズ 第98話「父っつあんのいない日」
第15回 (第10位) 10月11日 第3シリーズ 第24話「友よ深く眠れ」
第16回 (第9位) 10月18日 第3シリーズ 第5話「五右ェ門無双」
第17回 (第8位) 10月25日 第2シリーズ 第1話「ルパン三世颯爽登場」
第18回 (第7位) 11月1日 第2シリーズ 第112話「五右ェ門危機一髪」
第19回 (第6位) 11月8日 第2シリーズ 第99話「荒野に散ったコンバット・マグナム」
第20回 (第5位) 11月15日 第1シリーズ 第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」
第21回 (第4位) 11月22日 第1シリーズ 第4話「脱獄のチャンスは一度」
第22回 (第3位) 11月29日 第1シリーズ 第5話「十三代五ヱ門登場」
第23回 (第2位) 12月6日 第2シリーズ 第145話「死の翼アルバトロス
第24回 (第1位) 12月20日 第2シリーズ 第155話「さらば愛しきルパンよ

テンプレート:放送期間

日本テレビ 水曜2:29 - 2:59(火曜深夜)枠「AnichU」(第2部)
前番組 番組名 次番組
パーソン・オブ・インタレスト シーズン3
※1:59 - 2:54
(2017年1月18日 - 6月21日)
【ここまで海外ドラマ枠】
ポシュレモダンモール
※2:54 - 3:54
【ここまで通販番組枠、水曜版のみ終了】
ルパン三世ベストセレクション
(2017年7月5日 - 12月20日 )
  • ここからアニメ枠
-

原作漫画(旧)以後の漫画(モンキー・パンチ作品)

ルパン三世 新冒険

1971年連載開始。全36話。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。単行本では原作漫画(旧)に合併され、「さらば愛しきルパン!」の次の第95話から始まっている。前作の3年後という設定で始まっている。

新ルパン三世

1977年連載開始。テレビアニメの放送に合わせて連載された作品。全189話+番外編1話(単行本未収録を除く)。前作の5年後という設定で始まっている。テレビアニメにイメージを近付けるため、ルパン一味(ルパン、次元、五ェ門、不二子)がほぼ毎回揃って登場し、行動を共にするようになった。

SEXYルパンIII(サード)

1984年短期連載開始。脚本は第1話のみ大川俊道、第2話以降は平野靖士。このシリーズでルパンは一貫して「三世」と呼称されている。2003年から2005年にかけて『ルパン三世公式マガジン』に全4話(1話は前後編)が再録されたが、単独での単行本化には至らず、2017年7月発売の「ルパン三世単行本未収録集」に収録された。

読切(単行本未収録)

単行本書き下ろし

  • 『ルパン三世の英会話作戦』

未収録作品

未収録作品は2003年から2005年にかけて不定期に『ルパン三世オフィシャルマガジン』に掲載されていた。同誌では「SEXYルパンIII」の全4話と過去『アクション増刊』に掲載されたサイレント短編「銭さんナンセンス」が再掲載されている。アクションコミックス35周年となった2005年に刊行された「ルパン・ザ・サード ザ・ベスト」全4巻には『新ルパン三世』のサンフランシスコ篇完結後に発表された一話完結の「一宿一殺」「オレはシャドー」「ガール・ナッパー」の3話、『ルパン三世 PARTIII』のアニメ開始に伴って掲載された1984年の単発読み切り作品「俺ッ 流派無し…!!」が商品化に至っている。さらに、2015年秋にはルパン三世officialマガジンの紙面出版最終号において、「女だけの刑ム所」「スーパースター」「外伝」の3作品が初の復刻となった。これらは2017年7月28日発売の『ルパン三世 単行本未収録作品集』にすべて収録された。現時点で一度も再録されていないのは「ALIS PLAUDO」と、英会話作戦に収録された「キーポイントを盗め!」「バーボン気分で」の2篇となる。

ルパン小僧

1975年から1976年にかけ、『週刊少年アクション』に『ルパン小僧』が連載。全18話。ルパン三世と峰不二子(?)の間に生まれた、通称ルパン小僧が、父に跡継ぎとして認めてもらい父を超える大泥棒を目指すため、父親探しの旅に出るというストーリー。相棒・合気マリリンや、小僧を追う警官・シャーロックJr、ルパン三世の財宝を横取りしようとする男・なども登場する。

第1話では、母親に父親の居場所が書かれた地図を渡され旅に出て5年後、父親の屋敷を発見するまでが描かれている。第18話には次元と五ェ門、第1話と18話にはルパン三世本人もゲスト出演しているが、ルパン三世として正体を明かしたうえでの対面はなかった。

『週刊少年アクション』の休刊に伴い、18話限りで終了。結局、父親に認められてルパン四世になれたかどうかまでは描かれていない。

ルパン小僧は、『新ルパン三世』本編の第29話「死闘!!不二子対ルパン小僧」にも登場するが、同話に登場する峰不二子に「あんたは偽者で、俺の母親が本物の峰不二子だ」と言い、その不二子ももう1人の不二子の存在を否定し「ルパンと関係を結んだ事実はない」と言っており、どちらが本物の峰不二子なのかは不明。

『ルパン小僧』は、モンキー・パンチが少年誌に連載する際、編集部から企画として持ち込まれた設定であり、モンキー・パンチは文庫版のあとがきで、執筆の了承はしたものの「少年誌で子供の泥棒が主人公の漫画」を描いて良いものか迷っており、入稿期限を過ぎても下書きすら出来ていなかったことを明かしている。また、この作品を『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』で嫌々で描いた事を明かしている。しかし、同番組でのインタビューにおいて、ルパン三世の子供として今でも公に認めている発言もある。

登場人物

主な登場人物

以下のキャラクターは各項目を参照。ルパン達の名称は「ルパン一味」もしくは「ルパンファミリー」とされているがフィギュアなどの一部のグッズでは宿敵である銭形もルパンファミリーとして扱われることがある。

原作ではこの5人に年齢は設定されていないが、テレビスペシャルなどでは数十年経ったという発言が目立つ。作者は2014年8月に放送されたインタビュー[9]で「ルパンは20代後半くらい、不二子はそれより3つか4つ下、次元はルパンよりちょっとだけ兄貴分、五ェ門はルパンとだいたい同じ、銭形は3つか4つくらい上」と述べている。

ルパン三世
本作の主人公。アルセーヌ・ルパンを祖父に持つ神出鬼没の大泥棒。クールを気取りつつ、お調子者で女に弱い所やおっちょこちょいな面もあるが、高い知能と技術を持ち、狙った獲物は必ず奪う。また、真面目に暮らす人物の生活を壊すような盗みはしない・無益な殺しはしない・自分を追う警察官を返り討ちにする時も、職務上のこととして死なせないよう配慮するなど、大泥棒としてのポリシーも持っている。武芸の心得も多少あり、原作初期においては主にナイフを扱う。
次元大介
ルパンの第一の仲間で凄腕の早撃ち拳銃使い。三枚目のルパンとは正反対にクールな性格だが時折、仲間を茶化したり、関わった者の面倒を見るなど、義理堅く頼れるルパンの良き相棒。泥棒稼業についてはルパンと同じポリシーを持つ。拳銃だけでなく銃火器全般に精通している。原作ではルパンの幼馴染みという設定であった。日本人であり特に正体が謎という設定でもないが、きっかけがない限り自分からは殊更に過去を語らない性格のため、生い立ちや家族関係、拳銃使いとなった経緯などは不明である(原作では兄と妹がいた)。
石川五ェ門
いにしえの大泥棒石川五右衛門を先祖に持つ剣士(当代は13代目)。初期は敵として登場していたが後にルパンの仲間になった。仕込み刀を武器にあらゆるものを斬り裂く。普段は冷静で実直だが、プライドが高く短気な部分もある。硬派で初心なため、女は苦手だが一方でルパン以上に清楚な女性に弱い。剣だけでなく空手も示刀流の免許皆伝で、忍者の訓練も受けているため超人的な戦闘能力を持つ。
峰不二子
ルパン一味の紅一点。誰もが惚れる美貌の持ち主だが、自分の欲望に忠実でルパン一味とは時には味方、時には敵となる女盗賊。あらゆる職を持ち、世界中の名士たちと交流があるなど、その正体は謎に包まれているため、次元や五ェ門からは煙たがられることがあるがルパンにとっては憎めない人物である。頭脳明晰なうえに話術も巧みで、銃火器の扱いに長け、武術の心得もあるなどその才覚も多岐にわたる。目的達成のためには人を裏切ることも平然と行うが、ポリシーもあり殺しには反対で、手を組んだ者が殺人を実行しようとすれば自分が裏切った相手でも命だけは助けようとする。
銭形幸一(銭形警部)
銭形平次の子孫であり、ルパン一味逮捕(主にルパン)を宿願とする敏腕警部。基本的には警視庁に所属するが、埼玉県警長野県警への出向歴もある。のちにルパンが世界各地で活動するようになり、「ルパン逮捕の専任捜査官」としてインターポール(ICPO)へ出向する。ルパンとはライバル関係で、しばしば敏腕警部とは言い難いコミックリリーフ的な役割だがいざという時、有能な刑事として活躍することもあり、ルパン一味からは手強い相手と認識されながらもお互い信頼しあい、時折協力し合うこともある。詳細は銭形幸一#原作との違いを参照。

レギュラー出演者を演じた声優の変遷

パイロットフィルム、OVA作品は除く。

出演作品 出演期間 ルパン三世 次元大介 石川五ェ門 峰不二子 銭形警部
第1シリーズ 1971-1972年
第2シリーズ 1977-1980年
(劇)VS複製人間 1978年
(劇)カリオストロ 1979年
PARTIII 1984-1985年
(劇)バビロン 1985年
(劇)風魔 1987年
(SP)バイバイ・リバティー 1989年
山田康雄
小林清志
井上真樹夫
増山江威子
納谷悟朗
(SP)ヘミングウェイ 1990年
(SP)ナポレオン 1991年
(SP)ロシアより 1992年
(SP)暗殺指令 1993年
(SP)斬鉄剣 1994年
(劇)ノストラダムス 1995年
(SP)ハリマオ
(劇)DEAD OR ALIVE 1996年
(SP)トワイライト☆ジェミニ 1996年
(SP)ワルサーP38 1997年
(SP)炎の記憶 1998年
(SP)愛のダ・カーポ 1999年
(SP)1$マネーウォーズ 2000年
(SP)アルカトラズ 2001年
(SP)ファーストコンタクト 2002年
(SP)お宝返却大作戦 2003年
(SP)盗まれたルパン 2004年
(SP)天使の策略 2005年
(SP)セブンデイズ 2006年
(SP)霧のエリューシヴ 2007年
(SP)sweet lost night 2008年
(SP)VS名探偵コナン 2009年
(SP)the Last Job 2010年
(SP)血の刻印 2011年
峰不二子という女 2012年
(SP)東方見聞録
(SP)princess of the breeze 2013年
(劇)VSコナン THE MOVIE
(劇)次元大介の墓標 2014年
-
2015年シリーズ 2015年
浪川大輔
(SP)イタリアン・ゲーム 2016年
(劇)血煙の石川五ェ門 2017年
PART5 2018年

その他、原作での登場人物

明智小五郎(第1話)
年老いた名探偵。ルパンも頭が上がらないのか、明智の「顔を立てる」といい、銭形警部にやすやすと捕まった。アニメのパイロットフィルムにも登場している。
男爵先生(第5話)
ヤクザの世界を牛耳り、暗黒街の帝王を目指す男。奇病を持ち、時々手の甲に赤い輪が現れ、その場から姿を消す。宿敵ルパンによって正体を見破られて倒される。
辻真先『小説!!!ルパン三世』では、ルパンが「犯罪にかけてはおれ以上の天才かもしれない」というほどの悪人で、様々な悪党に計画を貸す、知的で芸術家然とした犯罪者。作中では、奇病の原因は、後述する白乾児の催眠暗示によるもの。
古郎志(ころし)先生(第5話)
ルパンによって男爵先生暗殺を依頼された隻眼の殺し屋。長髪の袴姿で、石川五ェ門に似た風貌だが、武器は拳銃。男爵先生の仕掛けた罠によって殺されるが、死の間際にルパンから男爵先生の正体を聞かされる。
白乾児(パイカル)
第7話「魔術師」で登場。通称「暗黒街の魔術師」。指から火炎を放射し、空中を歩き、どんな銃弾や衝撃にも耐えられるという能力を持つ男。ルパンを圧倒するものの、ルパン(とそのおかかえ科学者)にその原理を解明され、同じ方法で勝負に敗れる。「同じ女とは三度までしか付き合わない」主義。第17話では妻(辻真先の小説版では妹)が登場してルパンに復讐を仕掛けた。なお、名前の由来は実在する中国酒であり、アニメ版ではルパンに「酔っ払っちまいそうな名前」と言われている。後のエピソードに「ラオチュウ」という名の弟が登場する予定もあった。
辻の小説では、漫画同様の設定であるが、全5章を通してルパンの宿敵として対峙する。催眠術変装も得意としている。
フウテン探偵(第8-10話)
女性。第8話ではルパンの盗みの方法を見破り、第9話では「悪党的頭脳」を持つ男にさらわれ、第10話ではかつて所属していたギャング組織に狙われる。探偵らしさは全くない(しかし第8話では、見事な推理力を披露している)、とぼけたキャラクター。作中名前は一度も登場せず、「フウテン君」とルパンが呼称するのみ。
ルパン一世
第37話「ルパン三世とアルセーヌ・ルパンの対決」、最終話「さらば愛しきルパン!」に登場。心臓の病気でルパン三世の少年時代に死に、その後ルパン三世は「盗術」という本を遺産に受け取る。ルパン三世のことは「三世」と呼ぶ。
ルパン二世
第11話「健在ルパン帝国」、第40話「ジャリ」、最終話に登場。ルパン帝国を一代で築き上げたもののクーデターによって殺される(しかし最終話には同じく死んだはずの一世とともに登場している)。三世の少年時代、彼は懲役刑に服しており、息子に生存を隠していた。
ルパン帝国
ルパン帝国は2か所あり、一つは第11話「健在ルパン帝国」の二世によって作られたルパン帝国。作者モンキー・パンチが助手として働いていた「浜中診療所」があることから、場所は北海道のようである。もう一つは、第91話「我が盗争(その1)」から最終話に登場するルパン帝国。こちらは先祖代々伝わる島である。
ルパンの部下たち
ルパンにはいつも次元や五ェ門などの仲間しかいない、というイメージがあるが、ルパンには地下組織があり、多くの部下を持つ設定である。もっとも描かれることは極端に少ない。最終話までに登場した部下をここにまとめる。
  • 贋ルパン(第4話)
  • 女(第5話)
  • おかかえ科学者(第7話)
  • ハンマーの岩鉄 - 九州支部所属(第19話)
  • 風の三太夫 - 四国支部所属(第19話)
  • 峰不二子 - 北海道支部属(第19話)
  • 科学者、見張り - 墓地地下アジト(第16話)
  • 建設現場主任(第16話)
  • 逮捕された1967人(第22話)
  • G(第50話)
  • K(第50話)
  • 船員(第70話)
ヤング・愚造(第67話)
暴力や堕落を若者に勧める不死身の男。
鬼土(第71話)
ルパンの友人、しかし正体はネズミ一族の一人。催眠術の使い手。3年前に次元の兄貴(兄貴分か実の兄かは不明)を殺害し、メキシコに高飛びしていた。次元とルパンを殺そうとしたが、ルパンとの対決に敗れる。
ヤングアイランドの学生たち(第73・74話)
シバをリーダーとする大学生の反体制組織。メンバーに土佐、古利、不二子など。大学封鎖に反対し、権力者が地位をあけ渡すことを要求。小型爆弾を呑みこんだ学生を東京に送り込んだ。
クリフ・不私刑(フリンチ)
第75話「私を愛したルパン」登場。警察訓練所所長。年齢25歳。「武芸百般 全国一流の二十四大学の学位をとり 医者で 化学はもとより 逮捕術 殺人術の第一人者(本文より)」。銭形警部の仲間。部下に峰不二子がいる。
魔毛 狂介(まもう きょうすけ)
第83話「能ある悪党は牙をかくす(その3)」に登場。2854年2月30日生まれの未来人で、タイムマシンを開発した科学者。ルパン三十三世(初出ではルパン十三世)に父親を殺されたことから、その復讐のためルパン三世を消そうとして現代に現れた。しかしタイムマシンの操縦には難があるらしく、一度行き先を間違えて少年時代(初出では昭和30年、現行の単行本では昭和58年)の石川五ェ門のもとに現れている(その際、自分のことを記した2875年発行の本を五ェ門のもとに忘れており、その本が存在することでルパンたちはタイムマシンの存在を認めざるを得なくなる)。ルパンの祖先を殺してルパンの存在を抹消すると宣言し、ルパンを心から震え上がらせたが、結局はルパンの策にはまり、最後はルパンたちに殺される。
犯罪秘密警察の男女二人(第89・90話)
ルパン三世に対する憎しみを植えつけようと、ルパンに化けた銭形が暴行を加える。女は峰不二子である。
大統領(第91-93話)
どの領土にも属さない無人島(ルパン帝国)を発見し、国連公認のうえ大統領になった男。秘書は峰不二子。
パンドラ(最終話)
秘密報道組織・パンドラ。最終話にその一味が登場。峰不二子に変装してルパン帝国へ潜入する。帝国の秘密を盗まれたルパン達は、「しばらく彼らの活躍を見てみよう」と帝国を破棄して去っていく。ルパン終了後に連載され、双葉社パワァ・コミックスより単行本全1巻が出ていた(現在絶版)。最終回以外にルパンとの絡みはない。
ネズミ一族
第31話「鼠は死してシッポを残す」より断続的に登場。続編『新ルパン三世』にも登場した組織。しかし、その詳細やルパンとの決着は描かれず、うやむやのままに消える。一味はさまざまなところにいて、ルパンたちを狙ってくる。『ルパン小僧』では、その子供であるルパン小僧(ルパン四世)の敵対組織として登場。父親の場所を聞いたり、ルパン小僧を殺そうとしたり、盗んだ宝を横取りしようとしたりしている。

その他、アニメ版での登場人物

その他の作品

パイロットフィルム

実写映画

舞台

テレビドラマ

ゲーム

パチンコ・パチスロ

  • パチンコ・CRルパン三世(1998年・平和
  • パチンコ・CR不二子におまかせ(2000年・平和)
  • パチンコ・CRルパンザサード(2002年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
  • パチンコ・CR不二子<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
  • パチンコ・CR銭形<タマダス島に眠る財宝>(2005年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世ルピナスタワーのダイヤを狙え(2008年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世 徳川の秘宝を追え(2010年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世 World is mine(2012年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世〜消されたルパン〜(2013年・平和)
  • パチンコ・CRルパン三世〜I'm a super hero〜(2015年・平和)
  • パチスロ・ルパン三世(2000年・平和)
  • パチスロ・不二子2(2002年・平和)
  • パチスロ・主役は銭形(2004年・平和)
  • パチスロ・俺の名はルパン三世(2007年・オリンピア
  • パチスロ・ルパン三世〜ルパン一族の秘宝〜(2010年・平和)
  • パチスロ・不二子〜100億$の女神〜(2012年・オリンピア)
  • パチスロ・主役は銭形2(2014年・オリンピア)
  • パチスロ・ルパン三世 ロイヤルロード~金海に染まる黄金神殿~(2015年・オリンピア)
  • パチスロ・ルパン三世〜消されたルパン〜 THE END(2016年・オリンピア)
  • パチスロ・不二子 Type A+(2018年・オリンピア)
  • パチスロ ルパン三世 世界解剖(2018年・オリンピア)

アトラクション

ルパン三世 〜迷宮の罠〜
東京ドームシティアトラクションズ内ジオポリスで2009年4月25日より稼働開始のウォークスルー型アトラクション。銭形警部からルパンのアジトにある盗品を回収して欲しいという依頼で、「A-スキャン」と呼ばれる専用の携帯情報通信端末(PDA)を持ちルパン達の妨害やイタズラ等を回避しながらお宝を回収していく。

CM ・コラボ

パソコンソフト

  • ルパン三世 D2MANGA(1998年) - 原作マンガに彩色、動きと効果音をつけたデジタルマンガ(PSで発売されたものと同内容)

CD-ROM

  • ルパン三世 The First TV Series エンサイクロペディア(VAP、Win3.1/Win95/Mac版)(TVアニメのファーストシリーズのデータベースソフト。ダイジェスト・ムービー等もあり)

漫画(原作以外)

小説

  • 小説!!!ルパン三世(辻真先著、集英社コバルト文庫、1982年) ISBN 4086104768
  • ルパン三世 カリオストロの城(山崎晴哉著、集英社コバルト文庫、1982年) ISBN 4086105101
  • 双葉文庫・アクションノベルシリーズ
    1987年より双葉社から発売された文庫小説。内容は共著による短編集もしくは中篇+短編の体裁。5巻以降は長編。
    • ルパン三世 戦場は、フリーウェイ(著者 - 樋口明雄塩田信之吉岡平)ISBN 4575501409
      収録 - 戦場は、フリーウェイ(樋口)、泥棒さんと、殺し屋さんと、……ひとりの少女(塩田)、五右衛門秘帳 -燃えよ斬鉄剣-(吉岡)
    • ルパン三世 星を盗む男(著者 - 山口宏大出光貴) ISBN 4575501743
      収録 - 9ミリ弾の悪魔(山口)、星を盗む男(大出)
    • ルパン三世 エルドリア大脱出作戦(著者 - 樋口明雄、沙藤樹) ISBN 4575502413
      収録 - エルドリア大脱出作戦(樋口)、泥棒さんたちの華麗な休日(沙藤)
    • ルパン三世 アムネジアの砂漠(著者 - 吉本正彦、鎌田秀美) ISBN 457550288X
      収録 - アムネジアの砂漠(吉本)、イーヴル・シティへようこそ(鎌田)
    • ルパン三世 フリー・ファントム作戦(著者 - 集新矢) ISBN 4575503126
      収録 - フリー・ファントム作戦
    • ルパン三世 激走チャイナ!贋作の秘密(著者 - 速見彩) ISBN 4575503177
      収録 - 激走チャイナ!贋作の秘密
  • 小説ルパン三世(著者 - 大沢在昌新野剛志光原百合樋口明雄森詠双葉社2005年) ISBN 4575007390
    収録 - 拳銃稼業もラクじゃない(大沢)、バンディット・カフェ(新野)、1-1=1(光原)、深き森は死の香り(樋口)、平泉黄金を探せ(森)

季刊誌

ゲームブック

いずれも双葉社冒険ゲームブックシリーズ。編集/制作は全てスタジオ・ハード

ルパン三世 さらば愛しきハリウッド(1985年 吉岡平高橋信之) ISBN 4575760056
アメリカはハリウッドの倉庫奥深くに保管されている幻の映画フィルムを狙う。そのフィルムは商業的には何の価値もない物だが、ルパン三世の両親であるルパン二世とその妻の若き日の姿が記録されていたのだ。簡単な仕事だと思っていたルパンと次元だったが、やがてそれは謎の武器商人やハリウッドゼネラルプロデューサー、果ては次期アメリカ合衆国大統領候補までが絡み、かつてのルパン帝国の秘密までもが明かされるというストーリーが展開される。これらの設定はあくまでもこのゲームブック限りの非公式のものである。なお、ゲームオーバーになっても選択ミスが関係するパラグラフに戻ることが可能なシステムを採用しているためエピローグへの到達は簡単だが、ベストエンドへたどりつくためにはパラメータの維持管理が重要。
ルパン三世 ダークシティの戦い(1985年 飯野文彦・川崎知子) ISBN 4575760064
映画版で死んだ宿敵マモー(ただし著作権の都合上、本作中では「ビッグM」と伏字にされている)。だが彼の残した負の遺産、クローン製造地下施設は創造主を失った後もその意思を受け継ぎ、打倒ルパンのため密かに稼動し続けていた。ある日何者からか不二子を誘拐したとの脅迫状が届く。助けるため某国にやってきたルパン一家の前に現われた敵は、なんと彼らそっくりのクローン人間。広大な地下迷宮の中で、仲間と離れ離れになってしまったルパンは次元や五ェ門のクローンを相手に死闘を繰り広げる。果たして目の前の相手は本物かそれとも偽者なのか。東西南北4方向のダンジョンを進むストーリーは終始不気味な雰囲気で、無数のゴキブリに襲われ胃袋を食い破られたり、脳みそやはらわたを潰されてもなお迫ってくるゾンビ次元に殺されたりといったデッドエンドもある。
ルパン三世 青の女王強奪作戦(1986年 J・F・ハイブリッジ・野上礼二) ISBN 4575760072
南太平洋の架空の島タウラス諸島が舞台。謎の大型貨物船アントファガスタ号に潜入し、隠されたダイヤモンド「青の女王」を探し出すのが目的。船ではシリーズ1作目で倒した武器商人の娘が現れ、その美貌もさながらにルパンに敵意を向ける。そしてその後の次元の調査によって、アントファガスタ号の正体やその動力源の謎なども明らかになってゆく。巨大な船の内部を移動して情報を集め、船からの脱出や再潜入のミッションをこなし秘宝のダイヤを探す。最後はさまざまな兵器を操る敵と戦ったりもする。
ルパン三世 黄金のデッド・チェイス(1986年 樋口明雄) ISBN 4575760145
綾辺家は古代から続く陰陽師の末裔であり、邪悪な力が封印された青龍鏡を代々守っていた。その魔鏡が天下の大泥棒ルパン三世が狙っていることを知った弱冠20歳の当主、綾辺真紀子はアメリカの私立探偵、ダグラス=スタウトに警護を依頼する。しかしその敵はやがて青龍鏡の魔力を悪用せんと企むライバル流派の陰陽師一族や彼に雇われた不死身の傭兵ゴドノフらへと変わっていき、真紀子とルパンは協力して青龍鏡を奪ったライバル陰陽師の野望を阻止せんと追いかける。前半は私立探偵ダグラスとなって綾辺邸を舞台としたハードボイルドが展開され、後半はルパン三世となり古城のダンジョン内にて魔力復活を阻止するために必要なアイテムを探しながら進んでいくという二部構成。敵役の傭兵ゴドノフは銃弾を食らっても爆風で火だるまになっても平気で起き上がってくる化物で、主人公たちを追ってくるその姿はターミネーターかジェイソン。
ルパン三世 暗黒のピラミッド(1986年 塩田信之・竹田明) ISBN 4575760110
主人公はルパンではなく、アメリカの大学を飛び級で入学するほどの天才少年ジェイ。パキスタンへ「混沌の祭祀書」なるものを求めて旅立った後行方が判らなくなった親しい考古学教授を追って、その孫娘フィルや協力を申し出る怪しい3人組と共にパキスタンの地下遺跡に挑むというストーリー。ルパン一家は前半は主人公たちと敵対する関係で登場するが、後半では敵味方が入れ替わりジェイと行動を共にする。が、その存在は付き添い同然であり影は薄い。ゲームは3つの地下遺跡の内部を探索するダンジョンが大半。実際パラグラフのほとんどが単なる分岐点でしかなく、道も東西南北に加え北東南東南西北西と最大8方向もある複雑さで、最後の遺跡はマップも非常に広大である。更には全くの別地点に飛ばされてしまうワープトラップもあるためにマッピングなしでの攻略は困難を極める。
ルパン三世 Pファイルを奪え!(1986年 上原尚子山口宏) ISBN 457576017X
警察が米国の強硬派と共に秘密裏に進めていた警察官武装化計画を知った銭形警部は、何としてもこれを阻止するため終生のライバルであるルパンに助けを求めてきた。一緒に秘密研究所に保管されている計画の重要証拠、Pファイルを盗み出して欲しいと言うのだ。果たしてルパンと銭形はPファイルを盗み出すことができるのか。前半は地下3階構造の秘密研究所に潜入してPファイルを盗み出す潜入もの、後半は様々な追手を振り切って羽田空港を目指すチェイスものの二部構成。テレビシリーズでは追いつ追われつだったルパンと銭形の急造凸凹コンビぶりがコミカルに描かれる。序盤に行われる携行アイテムの選別は重要で、持ち込む数に制限はないがその分荷物の重量で体力ポイントが少なくなってしまうのでルートに必要なものを見極めることが肝心。
ルパン三世 謀略の九龍コネクション(1987年 塩田信之) ISBN 4575760218
読者は初めに次元か五ェ門を選択して、一つの事件をそれぞれの視点で進めていく形式。お宝を求めて香港へとやって来たルパン一家。一人遅れて来た五ェ門は街でマフィアの孫娘エリザベスと知り合い、彼女のワガママで巨大遊園地「リトルアイランド」へ付き合うはめになる。一方次元は旧友であるマフィアのボスから孫娘が何者かに誘拐されたので助けて欲しいとの依頼を受けた。かくしてエリザベスを巡って追いつ追われつの関係となった次元と五ェ門だったが、そこへマフィアのボスに恨みを持つ復讐の「殺戮者」が現れる。どのルートを選択しても比較的簡単にエピローグへと辿りつけるが、真のエピローグへ行くには必要なアイテムを途中で入手していなければならないというオマケつき。
ルパン三世 復讐のチャイナタウン(1987年 竹田明・三原治) ISBN 4575760285
サンフランシスコのチャイナタウンで起こったマフィアの女ボス暗殺の濡れ衣を着せられたルパンが真犯人を探し出すストーリー。カリオストロの城から付いた中年おじ様イメージを払拭したいとの作者の意図から、物語のヒロインであるチャイニーズマフィアの美人三姉妹と恋に落ちる若々しいルパンとして描かれている。行動チェック表が一切無いので自分の行動を逐一覚えていなければならない。また、30階立て高層ビルのザ・タワーオブドラゴンを駆け上がるクライマックスシーンのルート選択は多彩。不二子は余りのパラグラフを使ったおまけストーリーに登場する。
ルパン三世 灼熱の監獄島(1987年 大出光貴・上原尚子) ISBN 4575760412
古代文明の遺産「夜の翼」の存在を聞きつけアフリカ赤道直下の島、ホムンクルスへとやってきたルパンはそこで同じく夜の翼を狙う強敵レジオンからの挑戦を受ける。お宝の情報を求めて島の巨大刑務所に潜入したルパンはお馴染みの次元や五ェ門、脱獄を計画する囚人たちとも関わりながら、古代文明遺跡とつながった刑務所内をひた走る。果たしてレジオンとの対決の行方は。そして謎のお宝、夜の翼の正体とは。単純な一本道ではなく、場所を自由に移動できる探索型。その上で多くの伏線をクリアしておかないと最後まで辿り着けない。
ルパン三世 密林の追撃(1987年 上原尚子・佐藤敏美) ISBN 457576051X
主人公は深いジャングルの中で目を覚ました記憶喪失の男。逃げなければという衝動に駆られるままに現地のゲリラ兵達から追われる身となった男は、自分の正体やここに来た目的などの失われた記憶を取り戻そうと密林を彷徨う。いったい「俺」は誰なのか。出会う奴等が口々に言うように本当に俺は「ルパン三世」なのだろうか。内戦状態にある東南アジア某国の密林を舞台に、記憶喪失となったルパンが一人、誰が敵か味方かわからない状況下でゲリラとの凄惨な戦いを繰り広げる。ワルサーはもちろん銃火器の類はいっさい持っていないので、マシェントやEツール、サバイバルナイフなどの限られた軍用携行品を駆使して生き延びなければならない。
ルパン三世 華麗なる挑戦(1988年 前田達彦・渡部功一) ISBN 4575760560
祖父のルパン一世ゆかりの品「双子の女神像」を狙ったルパンだったが、突如表れた少年探偵ホームズ三世によってあっさり作戦を見破られ敢え無く敗走。憎きホームズに復讐を誓うルパンは、協力者となる不良少年団ナックルのメンバーや、ホームズに憧れる小説家志望の美少女シャーリーとの出会いのなかで、次なる女神像強奪作戦を立案するべく情報集めに街をひた走る。かくしてルパンとホームズ、お互いの祖父から続く因縁の対決が始まったのだった。読者は異なる複数の強奪作戦の中から1つを選択してそれに沿ったストーリーを進めることができる自由度がウリだが、ハッピーエンドにつながる作戦はその内のただ1つだけだったりする。
ルパン三世 九龍クライシス(1988年 塩田信之) ISBN 4575760781
「謀略の九龍コネクション」の続編。前作の舞台となった九龍の巨大遊園地リトルアイランドを制御する人工知能コンピュータ、マックからのSOSを受けたお騒がせ娘のエリザベス。日本のハッカー少年タカシと共にマックを救出に向かうがその後は行方不明に。事態を知った五ェ門と次元はエリザベスを追って再び九龍はリトルアイランドへと向かったのだった。主役として行動するのは五ェ門と次元。記録するのは選択した行動に対応した番号チェックシートのみだがその数は計80以上にも及ぶ。それらはチェックによって展開が有利に進むものもあれば逆にペナルティとなるものや単なるタイムロスとなるものと様々。
ルパン三世 黒い薔薇のノスフェラトゥ(1989年 樋口明雄) ISBN 4575760935
ルパンにはまったく覚えがないというのに、世界中のアジトが爆破されたばかりか、五ェ門を含めた3人が襲われた。さらに不二子も危機に陥っていた。そんな時にルパンたちの前に現れたのは、謎の美少女ミシェルに、同じ敵を追っているらしいARMSの連中だった。手がかりの黒い薔薇の意味するものはなにか。そして、鍵を握る吸血鬼伝説の謎とは。
ルパン三世 悪党どもの黙示録(1989年 滝沢一穂) ISBN 457576101X
祖父であるアルセーヌ・ルパンのお宝が展示された博物館に何者かが侵入した。ダンジョン状の巨大な館内を舞台に、ルパンと謎の侵入者との対決が描かれる。そして時折チェックの合計を聞かれる項目があり、あまりその数が多すぎると場合によっては「時間切れ」と称してENDになってしまう珍しい設定。
ルパン三世 戦慄のサブウェイ(1989年 草野直樹) ISBN 457576115X
ルパンに隠し子が?!仲間たちは大騒ぎ。まったく身に覚えのないルパンは濡れ衣を晴らそうと、美幸と名乗るその少女と会うことにしたが…。東京の地下鉄を舞台としたフォックスハンティングシステムが特徴的なゲームブックで、現在時刻や駅に配置した仲間の状況によってイベントが変化する設定。
ルパン三世 暁の第三帝国(1990年 添田寛明・竹田明) ISBN 4575761508
イタリア・ベニスから、かつて父親ルパンII世の仲間だったという贋作師デンホルムから助けを求める手紙が来た。今度の敵は第三帝国の亡霊たちだ。
ルパン三世 AF-1奪回指令(1990年 南一彦) ISBN 4575761583
大統領の乗った専用飛行機がテロリストにジャックされた。何故かペンタゴンに救助を要請されたルパン一家がテロリストに挑む。ルパン、次元、五エ門の3人がパーティを組んで冒険するRPG仕立てとなっており、ルパンと次元は拳銃(ルパンはワルサーP38、次元はコンバットマグナム)、五エ門は斬鉄剣で戦うシステムとなっており、途中でバズーカや火炎放射器が手に入れて、戦う事も出来るが、重火器を使用し過ぎすると機体が損傷するシステムが備わっている。
ルパン三世 失われた絆(1991年 竹田明) ISBN 4575761699
別々の環境で育ったナンシー、キャシーの双子姉妹が自分達の出生の秘密を探るため、ルパン一家と共に孤島のバイオテクノロジー研究所へと潜入する。しかし今回次元はケガをしてしまってお休み。離れていても会話ができるという双子のテレパシー能力を生かし、ルパン×ナンシー組と五ェ門×キャシー組の2チームに分かれて、時折場面を交代しながらそれぞれ独自のゲームを進めていくことになるマルチサイトシステム。ルパン三世ゲームブックシリーズの中では唯一サイコロを使用する作品となっている。
ルパン三世 戒厳令のトルネイド(1991年 富沢義彦) ISBN 457576177X
次元大介は、ひょんなことからICPOによる、ルパン三世逮捕の全面作戦の情報を耳にした。コードネームは"戒厳令作戦"。世界中に一時的に戒厳令を敷き、各国の警察を総動員するという、大掛かりなものらしい。そうしてピンチの相棒を救うべく、全世界中の警察を敵に回す大掛かりなゲームが始まる。

作品年表

1960年代

  • 1967年 - 8月、「漫画アクション」に漫画『ルパン三世』を連載開始。
  • 1969年 - アニメパイロットフィルムが完成するが、この時点では更なる発展に結び付かず、フィルムの一般公開もされずに終わる。(一般公開は数十年後に実現。詳細はルパン三世 パイロットフィルムを参照)

1970年代

  • 1971年 - よみうりテレビを制作局として、アニメ『ルパン三世』(第1シリーズ)放送開始。同年「漫画アクション」に漫画『ルパン三世 新冒険』を連載開始。
  • 1974年 - 実写映画『ルパン三世 念力珍作戦』公開。
  • 1977年 - 6月、「漫画アクション」に漫画『新ルパン三世』を連載開始。10月、日本テレビを制作局として、アニメ『ルパン三世』(第2シリーズ)放送開始。
  • 1978年 - 3月、『ルパン三世 ベネチア超特急』を春の東宝チャンピオンまつりにて併映。12月、初の長編劇場映画『ルパン三世 ルパンVS複製人間』公開。
  • 1979年 - 12月、劇場映画第2作『ルパン三世 カリオストロの城』公開。

1980年代

  • 1980年 - 4月、初のコンピュータゲーム化として『ルパン三世』発売。
  • 1984年 - 3月、よみうりテレビを制作局として、アニメ『ルパン三世 PARTIII』放送開始。夏「漫画アクション」に漫画『SEXYルパン・サード』短期連載。
  • 1985年 - 劇場映画第3作『ルパン三世 バビロンの黄金伝説』公開。
  • 1987年 - 「ルパン三世」初のOVA『ルパン三世 風魔一族の陰謀』発売。事前に劇場映画第四作として公開。
  • 1989年 - 「ルパン三世」テレビスペシャル放送開始。テレビスペシャル第1作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』を『土曜スーパースペシャル』で放送。

1990年代

  • 1994年 - 7月、テレビスペシャル第6作『ルパン三世 燃えよ斬鉄剣』放送。
    • この作品が山田康雄の事実上の遺作となる。翌年、新作劇場映画の製作が決定し、年内に予告編第1弾が収録される。また、エッソ・スタンダード石油(ESSO石油、後のエクソンモービル)が翌年の年明けから放映するCMにルパン三世を起用することも決定、こちらも年内に収録が行われる。
  • 1995年 - 1月、エッソ・スタンダード石油のCMがテレビ放送開始。2月、山田康雄が脳出血で倒れ意識不明となる。そこで製作中の劇場映画には、山田と親交があり、自身のものまねレパートリーとしてルパン三世を演じたこともある栗田貫一が代役を務めることになる。早期復帰を願っていた山田康雄は意識が戻らぬまま3月19日に永眠。このことを受け、日本テレビは金曜ロードショーで「山田康雄追悼企画」と題してテレビスペシャル第1作『ルパン三世 バイバイ・リバティー・危機一発!』を再放送。4月、劇場映画第五作『ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス』公開。8月、テレビスペシャル第7作『ルパン三世 ハリマオの財宝を追え!!』放送。この作品以降、栗田貫一が正式にルパン三世役を引継ぐこととなる。
  • 1996年 - 4月、劇場映画第六作『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』公開。モンキー・パンチがシリーズ史上初めて監督を担当する。
  • 1997年 - 「ルパン三世」誕生30周年。『ルパン三世』(Shusay版)が連載される。
  • 1998年 - 「漫画アクション」に漫画『ルパン三世Y』連載開始。パソコンとプレイステーションのCD-ROM『ルパン三世 D2MANGA』が発売される(原作に彩色、動きと効果音、声をつけたデジタルマンガ)。7月、テレビスペシャル通算第10作となる『ルパン三世 炎の記憶〜TOKYO CRISIS〜』放送。11月、ミュージカル『ルパン三世 I'm LUPIN』公演。

2000年代

  • 2001年 - 「ルパン三世」テレビ放送開始30周年。
  • 2004年 - 季刊誌「ルパン三世officialマガジン」(双葉社)が創刊。同誌に『ルパン三世M』を連載開始。テレビスペシャル第16作『ルパン三世 盗まれたルパン 〜コピーキャットは真夏の蝶〜』放送。
  • 2005年 - テレビスペシャル第17作『ルパン三世 天使の策略 〜夢のカケラは殺しの香り〜』放送。
  • 2006年 - 7月、HIP HOP アーティスト・SEAMO(シーモ)がルパン三世のテーマ曲をラップでカバーした「ルパン・ザ・ファイヤー」が発売。9月8日、テレビスペシャル第18作『ルパン三世 セブンデイズ・ラプソディ』放送。『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の特別単行本「超こち亀」に、1994年の『ルパン三世・ALIS PLAUD』以来実に12年ぶりにモンキー・パンチ自身の筆によるルパンがこち亀との合作として発表される。
  • 2007年 - 「ルパン三世」誕生40周年。7月27日、テレビスペシャル第19作『ルパン三世 霧のエリューシヴ』放送。
  • 2008年 - 4月、OVA第3作『ルパン三世 GREEN vs RED』発売。
  • 2009年 - 3月27日日本テレビ開局55周年・読売テレビ開局50周年記念企画として、『名探偵コナン』とのクロスオーバー作品、『ルパン三世VS名探偵コナン』が金曜ロードショー枠で放映。

2010年代

  • 2011年 - 12月2日、『ルパン三世』テレビ放送40周年。テレビスペシャル第22作『ルパン三世 血の刻印 〜永遠のMermaid〜』放送。この作品で銭形警部役を山寺宏一、石川五ェ門役を浪川大輔、峰不二子役を沢城みゆきに交代することが事前に発表された。
  • 2011年 - モンキー・パンチの出身地である北海道浜中町で「ルパン三世・はまなか宝島プラン」と題した町おこしが始まる。
  • 2012年 - 3月28日、ルパン三世アニメ化40周年を記念したバラエティコンテンツビデオソフト『ルパン三世 Master File』に収録される完全新作短編アニメ作品「ルパン一家勢揃い」において、井上真樹夫(五ェ門)、増山江威子(不二子)、納谷悟朗(銭形)が栗田貫一(ルパン)と小林清志(次元)と共に「ルパン一家」として一区切りの出演(納谷は翌2013年に逝去し、これがルパン映像作品への最期の出演となった)。
  • 2012年 - 4月4日、『ルパン三世』アニメ化40周年記念の一環として、27年ぶり(日本テレビ制作としては32年ぶり)にテレビアニメシリーズ作品『LUPIN the Third -峰不二子という女-』が放送開始(日付は日本テレビの放送日)。
  • 2013年 - 日本テレビ開局60周年、読売テレビ開局55周年、トムス・エンタテインメントアニメ制作50周年、『ルパン三世』連載45周年、『名探偵コナン』連載20周年記念として、『名探偵コナン』とのクロスオーバー第二作、劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が全国上映される。
  • 2014年 - アニメ映画『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』が新宿バルト9にて2014年6月21日から6月27日までの期間限定特別上映。この作品以降、ルパン一家メンバーの若かりし時代を描く「LUPIN THE IIIRD」シリーズが確立する。実写映画『ルパン三世』が2014年8月30日に全国東宝系で公開。
  • 2015年 - 1月1日より宝塚歌劇版『ルパン三世』が上演。『ルパン三世』の新アニメシリーズが制作(詳細はルパン三世 (2015年TVシリーズ)を参照)。同年8月末よりイタリアのイタリアのテレビ局「イタリア1[12]で、同年秋から翌2016年まで日本テレビ他で放送[13]SCRAP主催の体感型謎解きイベントであるリアル脱出ゲーム化が開催。
  • 2017年 - 連載開始50周年[14]。記念書籍「ルパン三世大解剖」が発売された[15]。「LUPIN THE IIIRD」シリーズ『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』公開。実写スピンオフドラマ『銭形警部』が日テレ・WOWOWHuluの三社で同時期に放送・配信。同年7月より12月まで日テレ系の深夜アニメ枠「AnichU」にて『ルパン三世ベストセレクション』を放送。
    ベストセレクション最終回で50周年記念ファイナル企画として、モンキー・パンチが総監督となる新作アニメ『ルパンは今も燃えているか?』の制作決定を発表(本作はPART5の第1巻DVD予約特典として発売予定)。
  • 2018年 - 4月から日本テレビ他でテレビアニメ第5シリーズ『ルパン三世 PART5』放送。

その他

  • ルパン三世のアニメの原型は『トムとジェリー』。モンキー・パンチはトムとジェリーの掛け合いが好きで、そのままルパン三世の世界として採用しており、銭形警部はトム、ルパン三世はジェリーをモデルにしている[16]。トムとジェリーが心の底から好きだったため、原作者であるジョセフ・バーベラに会いに渡米したことがある。そして実際に会うことができ、作者であるバーベラからルパン三世をモチーフにしたイラストを色紙に書いてもらった[17]
  • 次元は、ルパンを変装させているうちにできあがった[16]

パロディ・オマージュ

本作は長年にわたって制作され、幅広い人気を保っているため国内外数多くの漫画・映像作品に影響を与えた。さらに1990年代以降はルパン本編の新作で演出として旧作のオマージュが登場することが増えており、これらを含めると本作のパロディ・オマージュは莫大な数に上るため、以下の3点を代表例として掲載する。

  • 漫画家の叶バンチョウが『ヌスット』というタイトルでルパン三世のパロディ作品を週刊少年ジャンプで連載していた。連載期間は1970年の4・5号から同年38号まで。単行本化はされていない。
  • 本作のエピゴーネンとして主人公の設定を「文学作品に登場する著名人の孫」とする作品が次々と誕生した。漫画『金田一少年の事件簿』は、講談社の編集者が本作をヒントに思いついたという。
  • 同じモンキー・パンチ原作、トムス・エンタテインメント制作のアニメ『緊急発進セイバーキッズ』(1991年テレビ東京)第37話に、大泥棒アルセーヌ・パルンというルパン三世をモデルにしたキャラクターが登場する。主人公の一人ケンがパルンにそっくりなことから誤認逮捕される描写も含めて、ルパン三世のセルフパロディ回となっている。

脚注

注釈

  1. 第1話はルブランの短編「アルセーヌ・ルパンの逮捕」を参考にしている。
  2. 第2話は「アルセーヌ・ルパンの脱走」を参考。
  3. 第8話は「獄中のアルセーヌ・ルパン」を参考。
  4. 第15話は後に「白い追跡」と改題され、冒頭の1行、アイヌ語シャモ」の解説が削除されている。
  5. 最終話は次回作「パンドラ」の予告編的内容になっている。第2シリーズ最終話「さらば愛しきルパンよ」との関連はない(初出時のタイトルは「ルパン三世 最終回」)。
  6. 放送期間中にテレビ信州が開局したが、そのまま最終回まで放送した。
  7. 1980年10月1日に開局。最終回を放送。
  8. このEDで流れる曲は、選ばれたエピソードが属するシリーズのエンディングテーマ曲となる(約30秒ほどなので、TVサイズを更にカットしたもの)。

出典

  1. テレビスペシャルなどを含めたアニメシリーズの新作が地上波で放送されなかった年は1973年~1976年、1981年~1983年、1986年~1988年、2014年、2017年となる。
  2. 連続放送のアニメでは『ドラえもん』(テレビ朝日系)の37年(本作を含めると3位)、同じ日本テレビ系のアニメでは『それいけ!アンパンマン』の29年が続く(本作を含めると4位)。
  3. 第1、第3シリーズのみ日本テレビではなく読売テレビ製作。
  4. 制作と製作は意が異なる。
  5. 1980年10月6日 信濃毎日新聞 テレビ欄
  6. WOWOWは過去、「ルパン」以外の作品をまとめた短編アニメ集「モンキーパンチ漫画活動大写真」を製作・放映していたことがある。
  7. 「銭形警部」放送記念!ついに「カリオストロの城」登場!
  8. 「ルパン三世」2年ぶり新作テレビSP、金曜ロードで放送決定!
  9. アニマックス「TMSアニメ50年のDNA」より。
  10. 2015年 公演ラインアップ【宝塚大劇場・東京宝塚劇場】<1月〜3月・雪組『ルパン三世』『ファンシー・ガイ!』>(宝塚歌劇団公式ページ、2014年5月9日)
  11. “『銭形警部』鈴木亮平主演で実写ドラマ化「魂を込めて役作り」”. ORICON STYLE. (2016年9月30日). http://www.oricon.co.jp/news/2079220/full/ . 2016閲覧. 
  12. 当初はRTI局で5月末から放送開始と報道されていた“ルパン三世」30年ぶり新シリーズ決定!”. シネマトゥデイ. (2014年10月15日). http://www.cinematoday.jp/page/N0067251 が、後に若干変更された。
  13. “「ルパン三世」新TVシリーズ、日本では今秋から! 音楽は大野雄二が担当”. コミックナタリー. (2015年4月21日). http://natalie.mu/comic/news/144816 
  14. ルパン50年
  15. 「ルパン」の50年が1冊に!時代ごとのキャラデザインや名エピソード紹介
  16. 16.0 16.1 “次元はルパンの変装? モンキー・パンチさん秘話明かす”. 朝日新聞デジタル. (2012年7月16日). オリジナル2013年4月25日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20130425021037/http://www.asahi.com/culture/update/0716/HOK201207160001.html . 2012閲覧. 
  17. 2011年8月10日放送 日本テレビ系 『ZIP!』「アニメ化40周年 ルパン三世展」の告知よりモンキー・パンチのインタビューにて。

参考文献

関連書籍

  • 「ルパン三世はなぜ盗むのか? 250万円の快楽」(豊福きこう・双葉社)
  • 「ルパン三世研究報告書」(スタジオハード・双葉社)
  • 「ルパン三世カルトブック」(ルパン三世特捜班・双葉社)[文庫]
  • 「ルパン三世カルト 2001」(ルパン三世特捜班・双葉社)[文庫]
  • 「ルパン三世カルト大辞典」(ルパン三世特捜班・双葉社)[文庫]
  • 「ルパン三世 PERFECT BOOK 完全保存版」(トムス・エンタティメント・別冊宝島)[単行本]
  • 「ルパン三世 PERFECT BOOK PartII」(トムス・エンタテインメント・別冊宝島)[単行本]
  • ルパン三世の合格大作戦シリーズ (星雲社) - 大学入試参考書
「漢字元1938」「語句ェ門777」「現代文ベスト10」「不二古典(上・下)」「銭形漢文」

外部リンク

テンプレート:ルパン三世 テンプレート:ルパンシリーズ