京都府道607号天の橋立線

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京都府道607号天の橋立線(きょうとふどう607ごう あまのはしだてせん)は、京都府宮津市文珠から宮津市大垣に至る[1]一般府道である。全線が日本の道100選に選定されている。

概要

丹後天橋立大江山国定公園にあり、日本を代表する景勝地のひとつで日本三景に数えられる天橋立を渡る路線である。天橋立の中では、周辺の松並木の中に砂利道が続いており、文珠地区と大垣・江尻地区(府中地区)まで延長3.2km、幅員3.5〜5.5mの自然の道である[2]。主に散策路や自転車の通学路として利用されるが、一般車両は通行できない[2]

路線データ

歴史

本路線は、道路法(昭和27年法律第180号)第7条の規定に基づき、一般府道として1959年に京都府が1次認定した路線の1つである。その後は起終点や経路の大幅な変更もなく現在に至る。

年表

  • 1959年昭和34年)12月18日
    京都府が一般府道228号天の橋立線として認定[4]
  • 1987年(昭和62年)8月10日
    府道天の橋立線として「日本の道100選」に選定され、建設大臣から顕彰される[5]
  • 1994年平成6年)4月1日
    京都府が路線番号を再編(路線認定の一部改正)し、府道607号に変更される[6]

路線状況

自動車が通行できるのは起点と終点の僅かな距離である。智恩寺門前を右に折れると自転車歩行者専用道路原付可)[注釈 1]として整備されており、天橋立の砂州を成す区間では、周囲の環境に合わせて砂利道としている[7]

道路施設

小天橋
内海阿蘇海)と宮津湾をつなぐ天橋立運河(文殊水道)に架かる可動橋船舶の往来を目的として、中央の橋脚を軸に橋桁を90度回転させる珍しい機構を持ち、その特徴から廻旋橋の通称で親しまれる天橋立観光名所の1つとなっている[2]

地理

起点附近は日本三文殊のひとつとされる智恩寺門前町で、茶屋や土産物屋が軒を連ねる[2]。沿線には大小約7000本[8]ものクロマツ並木道が続き、中でも特徴的な姿形をした18本の松は、知恵の松、小女郎の松、千貫松、式部の松など名前が付けられている[2]。途中には、周りが海に囲まれていながらも真水の湧水で、「日本の名水百選」の一つとして環境省の認定も受けた磯清水がある[2]。また、白砂の砂浜としても著名な天橋立を形成する砂州には、ハマナスの群生地や海水浴場があり、時期になると花や海水浴を楽しむこともできる。

通過する自治体

交差する道路

宮津市

沿線

みどころ

自然

鉄道

金融機関・郵便局

神社・仏閣

  • 智恩寺(切戸の文殊)・(知恵の文殊)
  • 天橋立神社
  • 籠神社(元伊勢神社)

余暇・観光

脚注

出典

  1. 1.0 1.1 京都府管理道路一覧-京都府ホームページ - 京都府(2012年7月23日閲覧)
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 「日本の道100選」研究会 2002, pp. 130-131.
  3. 平成23年京都府告示第625号:『京都府公報』第2326号、平成23年11月25日発行、p.1171
  4. 昭和34年京都府告示第858号:『京都府公報』号外、昭和34年12月18日発行、pp.13-21
  5. 「日本の道100選」研究会 2002, p. 10.
  6. 平成6年京都府告示第280号2:『京都府公報』号外第31号、平成6年4月1日発行、pp.2-9
  7. 日本の道100選-京都府 - 国土交通省大阪国道事務所(2012年8月22日閲覧)
  8. 日本の道百選の顕彰碑による。

注釈

  1. “総排気量125cc以下の2輪を除く”と“自転車を除く”の補助標識とともに車両通行止め標識が設置されている。

座標

参考文献

  • 「日本の道100選」研究会 『日本の道100選〈新版〉』 国土交通省道路局(監修)、ぎょうせい、2002-06-20。ISBN 4-324-06810-0。

関連項目

外部リンク