伊達市 (北海道)
Contents
概要
史跡、温泉があり、自然も豊かである。縄文時代から平安時代以来となる。伊達邦成が明治政府より有珠郡支配を命じられて開拓役所と支配所を設置し、宮城県より亘理伊達氏（仙台藩の分家）が集団移住をしてきたことが当市の礎となっている[1]。北海道の自治体名はアイヌ語が語源となっているものが多いが、本市の市名は「伊達氏」に由来している。同名の福島県伊達市は「伊達氏」の発祥の地。農業・水産業・福祉関連の仕事が主な産業となっている。また、北海道唯一の藍生産地となっており、市内には藍染め工房がある。
2005年（平成17年）3月に合併特例法に基づく市町村合併で、大滝村と合併した[1]。世は平成の大合併の時期であり、当初は隣接する壮瞥町も含む1市1町1村で合併協議会を開催していたが、2004年（平成16年）12月に解散。1市1村（伊達市・大滝村）で協議会を再開しての合併であった。そのため、市域が壮瞥町を挟んで分かれている（飛び地合併）。
旧大滝村（現･大滝区）は青森県出身の永井五郎兵衛が優徳に住み着いたことが村のはじまりとなり[1]、橋口文蔵により開拓された（1950年（昭和25年）までは徳舜瞥村（とくしゅんべつ）という名前であった）。林業・キノコ栽培・観光業が主な産業となっている。
地理
沿岸部は内浦湾（噴火湾）に面しており、道内では比較的温暖な気候となっている。積雪も少なく「北の湘南」と呼ばれているが[2]、内陸部の大滝区は「特別豪雪地帯」であり[3]、1月の平均気温が-7.6℃と地域差が大きくなっている。旧伊達市域と旧大滝村域（大滝区）は飛び地になっており、大滝区の面積のみで旧伊達市の面積を上回る。市域の一部は支笏洞爺国立公園となっており[4]、市域のすべてが「洞爺湖有珠山ジオパーク」（日本ジオパーク・世界ジオパーク認定）になっている[5]。有珠山は「日本の地質百選」に選ばれている[6]。
- 山: 有珠山（737 m）、ホロホロ山（1,322.4 m）、徳舜瞥山（1,309 m）、白老岳（968 m）、伊達紋別岳（714.6 m）、稀府岳（702.1 m）、円山（555.3 m）
- 河川: 長流川、気門別川、紋別川、シャミチセ川、谷藤川、牛舎川、気仙川、尻別川、徳舜瞥川
- 岬: アルトリ岬
- Date, Hokkaido from Mt. Usu-2.png
有珠山から眺めた伊達市街（2013年5月）
- 有珠山.jpg
伊達市側から見た有珠山（2011年8月）
- Mt TOKUSYUNBETSU.JPG
大滝区から見た徳舜瞥山（2012年6月）
- OSARU RIV 4.JPG
新長流川橋から見た長流川（2012年7月）
人口
| 伊達市（に相当する地域）の人口の推移 | |
| 総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[7]。
- 伊達市 - 清原町、清陵町、大平町
歴史
- 658年（斉明天皇4年）：阿倍比羅夫が活動したという伝承がある。
- 826年（天長3年）：比叡山の僧であった円仁（慈覚大師）が堂宇を建て自ら彫った本尊阿弥陀如来を安置し、これが有珠善光寺創建となる。
- 1457年（康正3年、長禄元年）：「コシャマインの戦い」起こる。
- 1663年（寛文3年）：有珠山噴火。
- 1666年（寛文6年）：美濃国の僧円空が有珠へ来訪。
- 1869年（明治2年）：伊達邦成が明治政府より有珠郡支配を命ぜられる。開拓役所と支配所を設置。
- 1871年（明治4年）：郡区編成により有珠郡が有珠、長流（おさる）、紋鼈（もんべつ）、稀府（まれっぷ）、黄金蘂（おこんしべ）の5村となる。
- 1872年（明治5年）：紋鼈に開拓使有珠出張所設置。
- 1879年（明治12年）：郡区改正によって室蘭郡所管となり、紋鼈に戸長役場設置。
- 1880年（明治13年）：内務省紋鼈製糖所設立。
- 1882年（明治15年）：紋鼈村を大字東紋鼈、西紋鼈に分村。開拓使廃止。三県一局時代となり札幌県に属する。
- 1883年（明治16年）：製藍会社設置。
- 1884年（明治17年）：官選戸長制となり、6か村を一括統治。
- 1886年（明治19年）：3県廃止となり、北海道庁所管となる。
- 1887年（明治20年）：紋鼈製糖会社設立（官立製糖所民営移管）。
- 1897年（明治30年）：郡役所廃止となり、室蘭支庁所管となる。
- 1900年（明治33年）：一級町村制施行により、東紋鼈村、西紋鼈村、長流村、有珠村、稀府村、黄金蘂村を併せて伊達村となる。長流村、西紋鼈村の一部を分割し、壮瞥村と合併する。
- 1903年（明治36年）：有珠村の一部を分割し、壮瞥村と合併。
- 1922年（大正11年）：伊達女子職業学校認可設立。
- 1925年（大正14年）：町制施行し、伊達町となる。
- 1928年（昭和3年）：国鉄長輪線（現在の室蘭本線）全線開通。
- 1940年（昭和15年）：伊達赤十字病院設立。
- 1941年（昭和16年）：胆振縦貫鉄道（胆振線）開通。
- 1958年（昭和33年）：北海道砂鉄鋼業伊達工場操業。伊達町開拓記念館開設。
- 1959年（昭和34年）：台湾製糖（台糖）道南製糖所操業。
- 1964年（昭和39年）：伊達町を含む道央地域が「新産業都市」指定（2001年3月制度廃止）。
- 1968年（昭和43年）：道立太陽の園開設（2006年民営化）。開基100周年を記念し、町民歌「若いふるさと」と町民音頭「伊達町音頭」を「伊達町民の歌」に制定。
- 1971年（昭和46年）：旧三戸部家住宅が国の「重要文化財」指定。
- 1972年（昭和47年）：市制施行し、伊達市となる。
- 1973年（昭和48年）：『伊達武者まつり』初開催。
- 1974年（昭和49年）：善光寺跡が国の「史跡」指定。体力づくり運動で伊達市が「内閣総理大臣賞」受賞。
- 1976年（昭和51年）：館山公園完成。
- 1977年（昭和52年）：有珠山噴火。「災害救助法」適用。
- 1978年（昭和53年）：有珠山噴火により「特定地域激じん災害」指定。北海道電力伊達発電所1号機（出力35万キロワット）運転開始。
- 1979年（昭和54年）：有珠山噴火により「避難施設緊急整備地域」指定。
- 1980年（昭和55年）：伊達漁港完成。
- 1981年（昭和56年）：宮城県亘理町と「ふるさと姉妹都市」締結。台風15号により32億1,768万円の被害。「災害救助法」適用。
- 1982年（昭和57年）：福島県新地町と「ふるさと姉妹都市」締結。
- 1983年（昭和58年）：北海道伊達緑丘高等学校開校。
- 1986年（昭和61年）：国鉄胆振線廃止。
- 1987年（昭和62年）：北黄金貝塚が国の「史跡」指定。
- 1988年（昭和63年）：宮城県山元町と「ふるさと姉妹都市」締結。宮城県柴田町と「歴史友好都市」締結。
- 1989年（平成元年）：厚生省（当時）から「ふるさと21健康長寿のまちづくり」指定。ごみ処理手数料有料化開始。
- 1992年（平成4年）：道央自動車道（道央道）室蘭IC—伊達IC間開通。
- 1993年（平成5年）：北海道道233号伊達洞爺線が国道453号に昇格。北海道内初の「ナイター議会」開会。
- 1994年（平成6年）：道央道伊達IC—虻田洞爺湖IC間開通。だて歴史の杜カルチャーセンター落成。
- 1996年（平成8年）：北海道道981号上長和萩原線（西関内〜上長和間）開通。
- 1998年（平成10年）：伊達街道（網代町商店街近代化事業）完成。
- 2000年（平成12年）：有珠山噴火。「災害救助法」適用。だて歴史の杜が「道の駅」指定。
- 2001年（平成13年）：北黄金貝塚公園開園。
- 2002年（平成14年）：西胆振地域廃棄物広域処理施設（メルトタワー21）稼動（所在地は室蘭市）。
- 2005年（平成17年）：宮尾登美子文学記念館開設。伊達市噴火湾文化研究所開設。
- 2006年（平成18年）：西胆振消防組合（現在の西胆振行政事務組合）加入。大滝村を編入合併し、新・伊達市となる。地域自治区設置（大滝村→大滝区）。大阪府枚方市と市民交流宣言（経済交流の開始）。
- 2008年（平成20年）：『第34回主要国首脳会議』（北海道洞爺湖サミット）開催。カナダのスティーヴン・ハーパー首相（当時）がカナダ・日本「子ども環境サミット」出席のため伊達市訪問。
- 2010年（平成22年）：中国福建省漳州市と「友好都市」締結。
- 2012年（平成24年）：資源エネルギー庁による「次世代エネルギーパーク」認定[10][11]。伊達市観光物産館、伊達市総合体育館オープン[12]。
- 2014年（平成26年）：伊達市観光物産館増床オープン[13]、温水プール・トレーニング室オープン[14]。
- 2015年（平成27年）：コミュニティ放送「wi-radio」開局[15]。
姉妹都市・友好都市・交流都市
ふるさと姉妹都市
歴史友好都市
姉妹都市
レイクカウチン町（旧大滝村が1989年10月に締結）[1]
市民交流宣言都市
友好都市
行政
役所
- 伊達市役所
- 大滝総合支所
環境・福祉の取組み
日本国内初となる住民による環境権訴訟「伊達火力発電所建設差止請求訴訟」（伊達環境権訴訟）や日本国内の市としては初のゴミ収集有料化を実施したことなどから、環境への取り組みに積極的かつ優れている市として知られている。伊達市環境基本条例に基づく伊達市環境市民会議では、公募者を全員採用した（市民参加型の地方行政モデル）。また、高齢者や障害者を積極的に受け入れて新しい福祉の考え方を模索・実践している。2005年（平成17年）、小泉内閣の推進する構造改革の一環である民間都市再生事業計画認定制度の都市再生モデルとして「高齢者安心生活まちづくり」（ウェルシーランド構想）が紹介された[16]。2007年（平成19年）『地域づくり総務大臣表彰』受賞[17]。
環境への取り組み事例・企業進出
- 1972年（昭和47年）：伊達火力発電所建設差止請求訴訟、提訴。北海道電力と「公害防止協定」締結。
- 1975年（昭和50年）：「悪臭防止地域」指定。
- 1976年（昭和51年）：志村化工と「公害防止協定」締結（1982年（昭和57年）操業停止）。
- 1980年（昭和55年）：伊達火力発電所建設差止請求訴訟、原告側敗訴。
- 1989年（平成元年）：ゴミの有料化開始。
- 1999年（平成11年）：「伊達市環境基本条例」施行。
- 2004年（平成16年）：「伊達市環境美化条例」施行。
- 2007年（平成19年）：「伊達市木質ペレット製造施設」完成。
- 2011年（平成23年）：伊達発電所構内に北海道電力初となる大規模太陽光発電施設「伊達ソーラー発電所」（出力1,000キロワット）竣工。ユーラスエナジー（ユーラスエナジーホールディングス）による風力発電施設「伊達ウインドファーム」（総出力10,000キロワット）竣工[18]。
- 2012年（平成24年）：資源エネルギー庁による「次世代エネルギーパーク」認定[10][11]。
- 2013年（平成25年）：大林クリーンエナジーによる「伊達太陽光発電所」（出力1,750キロワット）竣工[19]。
- 2014年（平成26年）：日弘ヒーティングによる「伊達若生太陽光発電所」（出力1,100キロワット）竣工[20]。
- 2017年（平成29年）：ユーラスエナジーホールディングスによる「ユーラス伊達黄金ウインドファーム」（総出力34,000キロワット）運転開始[21]。日弘ヒーティングによる「伊達若生第2太陽光発電所」（出力1,000キロワット）竣工[22]。
伊達ウェルシーランド構想の主な事業
- 伊達版安心ハウス
- 伊達版優良田園住宅（田園せきない）
- 伊達版ライフモビリティサービス（愛のりタクシー）
- 心の伊達市民
- 地域の情報発信（地域情報センター）
- 住宅の流通促進
- 移住・定住促進事業
市議会
「伊達市議会」参照[23]
議員定数
- 18人
委員会
- 常任委員会
- 総務文教常任委員会
- 産業民生常任委員会
- 予算決算常任委員会
- 広報常任委員会
- 議会運営委員会
- 特別委員会
官公署
国の機関
道の機関
- 胆振総合振興局胆振農業改良普及センター
裁判所
- 伊達簡易裁判所
独立行政法人・特殊法人等
- 独立行政法人
- 石油天然ガス・金属鉱物資源機構北海道鉱害防止支援・地熱開発事務所[25]
- 公益社団法人
- 北海道栽培漁業振興公社伊達事業所[26]
公共施設
- だて歴史の杜カルチャーセンター
- 伊達市開拓記念館
- 黎明観（藍工房・刀鍛冶工房）
- 宮尾登美子文学記念館
- 伊達市立図書館
- だて歴史の杜食育センター
- 伊達市アートビレッジ文化館
- 伊達市噴火湾文化研究所[27]
- 伊達市市民活動センター
- 伊達市社会福祉協議会
- 伊達市養護老人ホーム 潮香園
- 伊達市地域包括支援センター
- 伊達終末処理場
- 伊達市火葬場
- 伊達市大滝火葬場
- 伊達市木質ペレット製造施設
- 伊達市堆肥センター
- 大滝有機物再資源化センター
スポーツ施設
- 伊達市総合体育館
- 温水プール・トレーニング室
- 伊達市武道館
- 館山野球場
- 関内パークゴルフ場
- まなびの里パークゴルフ場
- まなびの里サッカー場
- 伊達市B&G海洋センター
- 大滝総合運動公園
公的機関
警察
- 伊達警察署
- 駅前交番、梅本交番、長和駐在所、黄金駐在所、有珠駐在所、大滝駐在所
消防
- 西胆振行政事務組合消防本部・伊達消防署
- 大滝出張所、有珠分遣所、黄金分遣所
病院
- 伊達赤十字病院
- 聖ヶ丘病院
- ミネルバ病院
- Date Red Cross Hospital.jpg
伊達赤十字病院（2012年4月）
福祉施設
- 障がい者支援施設 福祉型障がい児入所施設 太陽の園[28]
- 地域生活支援施設 だて地域生活支援センター[29]
- 胆振圏域障がい者総合相談支援センター るぴなす[30]
- 伊達市障がい者総合相談支援センター あい[31]
電力
- Date Power Station-Uzu.jpg
有珠山から眺めた北海道電力伊達発電所（2013年5月）
報道機関
ケーブルテレビ
コミュニティ放送
教育機関
専修学校
高等学校
中学校
小・中学校
- 星の丘小・中学校（情緒障がい児短期治療施設に入所する児童生徒が通う特別支援学級のみの学校）[35]
小学校
- 伊達市立伊達小学校[35]
- 伊達市立伊達西小学校[35]
- 伊達市立有珠小学校[35]
- 伊達市立長和小学校[35]
- 伊達市立稀府小学校[35]
- 伊達市立関内小学校[35]
- 伊達市立黄金小学校[35]
- 伊達市立東小学校[35]
- 伊達市立大滝小学校[35]
特別支援学校
- 北海道伊達高等養護学校[36]
保育所
認可保育所
認可外保育所
- 伊達赤十字病院院内保育所[37]
幼稚園
経済・産業
伊達市の産業別就業者数は「平成22年国勢調査」によると第一次産業の割合が10.6 %、第二次産業の割合が18.9 %、第三次産業の割合が70.5 %になっており[40]、第一次産業の比率が比較的高くなっている[40]。伊達市では市内で産出される食資源を地域おこしに結びつける「伊達ウェルシーフード構想」を策定しており[41]、農業、水産業、畜産業のみならず、加工業、小売業、飲食業の事業者や消費者である市民が一体となり、地域ブランドの確立や地産地消の推進など「食」に関わる取り組みを行っている[40]。農業は、稲作や畑作に観賞用の草花を栽培する花卉を加えた「耕種部門」と、酪農に肉牛・豚・鶏などの飼育・生産を合わせた「酪農畜産部門」に大きく分けることができる[42]。伊達地域において温暖な気候のもとで野菜を生産しており、札幌などの主要市場へ出荷している[43]。大滝区では山岳丘陵地の畜産とわずかな平坦地において根菜などの寒冷地作物の栽培が中心になっている[43]。また、近年はアロニアの栽培にも取り組んでいる[43]。林業は、間伐で不要になった木材（カラマツ）を原料とした「木質ペレット」の生産を行っている[44]。水産業は、内浦湾（噴火湾）養殖漁業の要所としてホタテガイなどの貝類を主体とした養殖業が盛んであるほか[45]、「さけ・ますふ化場」を設置してサケの安定的な回帰を図っている[45]。また、北海道栽培漁業振興公社伊達事業所ではマツカワの種苗を放流している[45]。商業は、網代町や市役所通りを中心に商店街を形成しているほか、国道37号沿いを中心に路面店がある[46]。工業団地は「松ヶ枝地区中小企業団地」と「伊達長和工業団地」がある[47][48]。観光は、伊達地域には「有珠善光寺」や「史跡北黄金貝塚公園」などの歴史探勝地があるほか、「伊達市観光物産館」（道の駅だて歴史の杜）は農産物など地場産品の販売や観光情報を発信する拠点になっている[49]。大滝区は国民保養温泉地「北湯沢温泉」をはじめ、「ホロホロ山自然休養林」や「三階滝公園」（三階滝）があり[49]、変化に富んだ丘陵や森はノルディックウォーキングやクロスカントリースキーのコースになっている[49]。
立地企業
組合
- 伊達市農業協同組合（JA伊達市）
- とうや湖農業協同組合（JAとうや湖）大滝支所
- みなみ北海道農業共済組合（NOSAIみなみ）[50]
- いぶり西部事業所
- 西部家畜診療センター
- いぶり噴火湾漁業協同組合[51]
- 有珠支所
- 伊達支所
- 胆振西部森林組合本所
- 胆振西部ハイヤー協同組合
商業
スーパーマーケット
金融機関
- 北洋銀行伊達支店
- 北海道銀行伊達支店
- 伊達信用金庫本店、本店長和出張所、本店東出張所、壮瞥支店大滝出張所
- 室蘭信用金庫伊達支店
- JAバンク北海道（北海道信用農業協同組合連合会）JA伊達市本所
郵便
- 伊達郵便局（集配局）：中心部・長和・稀府・黄金地区
- 伊達長和郵便局、伊達駅前郵便局、伊達末永郵便局、黄金郵便局
- 有珠郵便局（集配局）：有珠地区
- 大滝郵便局（集配局）：大滝地区（愛地町・清原町地区は喜茂別郵便局（喜茂別町）が集配エリア）
宅配便
交通機関
鉄道
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バス
かつてはJR北海道バス（現在のジェイ・アール北海道バス）が市内・近郊路線を運行しており、伊達自動車営業所があった。1996年（平成8年）に撤退し、全便を道南バスに移管した。
- 道南バス
- 伊達市内線
- 郊外線（室蘭、洞爺湖温泉、豊浦、倶知安方面）
- 都市間高速バス（札幌方面）
タクシー
小型車初乗り運賃は550円。中型車初乗り運賃は570円（距離制）[52]。
- 伊達ハイヤー
- 光星タクシー
- 道南ハイヤー
- 毛利ハイヤー
道路
文化財
「伊達市内の指定文化財」参照[53]
国指定
道指定
- 有形文化財
- 釈迦如来立像 - 善光寺境内、宝物館保管
- 円空作聖観音像 - 善光寺境内、宝物館保管
市指定
観光地
- きのこ王国
- 三階滝公園
- 白絹の床
- 有珠善光寺
- 善光寺自然公園
- バチラー夫妻記念堂
- アルトリ岬
- 総合公園だて歴史の杜
- 伊達市開拓記念館
- 伊達市観光物産館
- 黎明観（藍工房・刀鍛冶工房）
- 宮尾登美子文学記念館
- 迎賓館
- 旧三戸部家住宅
- 大雄寺（亘理伊達家の菩提寺）
- 史跡北黄金貝塚公園
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三階滝（2008年6月）
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北湯沢温泉付近を流れる長流川（通称白絹の床）（2011年8月）
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有珠善光寺（2014年5月）
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移設オープン前の伊達市観光物産館（2012年3月）
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宮尾登美子文学記念館（2008年6月）
温泉
レクリエーション
- アルトリ岬キャンプ場
- 有珠海水浴場・キャンプ場
- ポロノット森林公園
- 優徳農村公園
- 徳舜瞥山登山口・キャンプ場
ゴルフ場
- 伊達カントリークラブ
- 新茜ゴルフ倶楽部
祭事・催事
- おおたき国際スキーマラソン（2月）
- 春一番伊達ハーフマラソン（4月）[60]
- 有珠磯まつり（7月）
- おおたき国際ノルディックウォーキング（7月）
- 日本国内初の国際ノルディックウォーキング協会公認コース
- 伊達武者まつり（8月）[61]
- だて噴火湾縄文まつり（9月）
- だて物産まつり（10月）
特産・名産
人物
50音順
出身人物
- 浅利昌哉（柔道家）
- 井樫彩（映画監督）
- 五十嵐あい（シンガーソングライター）
- 尾形藤吉（元日本中央競馬会調教師）
- 加藤まり子（チェンバロ・ピアノ奏者）
- 菊谷秀吉（伊達市長）
- 窪田健策（作曲家）
- さいとうかずみ（モデル）
- 斉藤竜明（シンガーソングライター）
- 齋藤司（シンガーソングライター）
- 佐藤善七（雪印乳業（現・雪印メグミルク）創業者の1人）
- 高橋辰夫（元衆議院議員、北海道議会議員）
- 伊達恒大（漫画家）
- 手代木隆吉（教育者、弁護士、元衆議院議員）
- 手風琴（音楽グループ）
- パーツ・イシバ (演出振付家)
- ハイジ（ラジオパーソナリティ）
- 橋本塁（写真家）
- バチェラー八重子（アイヌ民族の歌人、宗教家）
- 平口広美（漫画家）
- 福永壮志（映画監督、脚本家）
- 藤田貴大（劇作家、演出家）
- 藤本めぐみ（タレント）
- 松倉義明（日本の元プロボクサー。第20代日本ジュニアバンタム級王者。現役時代は宮田ボクシングジム所属。所属。）
- 松本正（工学者。元北海道工業大学（現在の北海道科学大学）学長、北海道大学名誉教授）
- 宮澤裕樹（サッカー選手）
- Ao (バンド) (オルタナティヴ・ロックバンドのボーカル・ギター担当・安田貴広が伊達市出身）
- 渡辺元佳（彫刻家）
ゆかりのある人物
- 石丸幸人（アディーレ法律事務所代表。北海道伊達緑丘高等学校出身）
- 掛川源一郎（写真家。伊達高校に教員として勤務)
- 門倉健（埼玉県入間市出身の元プロ野球選手（投手）・コーチ。野球解説者。北海道伊達市のクラブチーム・伊達聖ヶ丘病院硬式野球部に入団）
- 川手鷹彦（劇作家、演出家、藝術治療教育家。伊達市内で演劇活動などを行う）
- 北野豊吉（オーナーブリーダー。メジロ牧場で競走馬の生産を手掛けた）
- 高橋是清（第20代内閣総理大臣。高橋農場創業者）
- 高橋尚子（シドニーオリンピック女子マラソン金メダリスト。2010年から2012年まで大滝区内に設置された「Qちゃんファーム」（のぐち北湯沢ファーム内）で、野菜作りに取り組んでいた）
- 伊達邦成（亘理伊達氏第14代目。伊達市開拓者）
- トップリード（かつて存在したお笑いコンビ。ボケ・ネタ作り担当の新妻 悠太が北海道伊達緑丘高等学校出身）
- 野田弘志（写実画家。伊達市で画塾「野田・永山塾」を開講）
- 永山優子（写実画家。伊達市で画塾「野田・永山塾」を開講）
- 宮尾登美子（作家。『宮尾本平家物語』執筆のために市内に住んでいた。これが縁で宮尾登美子文学記念館が開館）
市民憲章・市歌・市民音頭
市民憲章
わたしたちは、先人の築いた遺産と伝統を受け継ぎ、悠久の大地と豊かな自然の中で、たゆみなく歩みつづける伊達市民です。ここに、市民であることに誇りと責任を持ち、互いの幸せと限りない発展を願い、市民憲章を定めます。
— 平成18年3月1日制定[62]
- 1 自然を大切にし、よりよい環境のまちにします。
- 1 歴史と文化に学び、誇りの持てるまちにします。
- 1 きまりを守り、たがいに助け合うまちにします。
- 1 若い力を育て、夢と希望のあふれるまちにします。
- 1 人々の交流を深め、未来にはばたくまちにします。
市歌・市民音頭
- 1968年（昭和43年）10月に開基100周年を記念し「伊達町民の歌」として町民歌と町民音頭を制定した。町民音頭は市制施行後に代替わりしているが、町民歌は旧町の法人格とともに市へ引き継がれ存続している。
- 「若いふるさと」（作詞：太田武彦 作曲：山本丈晴 編曲：伊藤裕春）[63]
- 「伊達町音頭」（作詞：足立花矢 作曲：山本丈晴 編曲：伊藤裕春）[63]
- 旧町民音頭。町民歌と同時に制定されたが、市制施行後は「伊達音頭」に代替わりしている[64]。
- 「伊達音頭」（作詞：前川恒慶 作曲：市川昭介）
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 1.8 1.9 “北海道伊達市の紹介”. 北海道伊達市. . 2015閲覧.
- ↑ 昭和62年に伊達青年会議所理事会において名づけられた。
- ↑ “地図 北海道”. 全国積雪寒冷地帯振興協議会. . 2014閲覧.
- ↑ “支笏洞爺国立公園”. 北海道地方環境事務所. 環境省. . 2015閲覧.
- ↑ “洞爺湖 有珠山 ジオパーク”. 洞爺湖有珠山ジオパーク. . 2014閲覧.
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参考資料
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関連項目
外部リンク
行政
産業
観光
- 観光・イベント情報 | 北海道伊達市
- NPO法人だて観光協会
- Date-Kanko - 公式YouTubeチャンネル