別科

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別科(べっか、: short-term course)とは、当該種別の学校入学できる資格を有する者に対して、簡易な程度において、特別の技能教育を施すことを目的とする学校の課程である。サーティフィケート取得を目的とし、修業年限は1年以上で、卒後進路は就職である[1]

日本

日本の学校教育法では、第58条にて高等学校(第70条にて中等教育学校の後期課程、第82条にて特別支援学校に準用)、第91条にて大学短期大学を含む)に設けることができる条文があるが、高等専門学校専修学校の条項では触れられていない。

後期中等教育における別科

学制改革直後、旧制の青年学校本科に相当する課程として、農業、家政の別科が置かれた学校が多かったが、全日制高校の増設や進学率の向上で尽く廃止された。

横浜市立横浜商業高等学校には、現在も理容、美容の別科が設置されている。

大阪府にある私立高等専修学校であるやしま学園高等専修学校(全日制)は、3年間の高等課程と2年間の別科(専攻科)が設置されており、毎日通いながら合わせて5年間ゆっくりと学ぶこともできるようになっている。

また、その後の進路の一つとして、NPO法人で青年の学びと生活を保障する会を2017年にやしま研究科設立した。

2018年5月1日現在別科の高校生は147人である。

中等以降高等以前教育における別科

高等教育ではなく中等以降高等以前教育に位置づけられ、修了時に学位は発行されない[1]

高等教育に設置されている別科としては、

  • 日本語を母語としない人が日本語を学ぶ課程(留学生別科)
  • 農産物、果樹栽培法等を学ぶ農業別科

が比較的よく見られる。

なお、放送大学等の大学通信教育の選科履修生、科目履修生も別科の一形態と考えることができる。

留学生別科

日本の大学では、おもに国立大学に設置されてある留学センターのほかに、留学生用に留学生別科を設置してある大学も多い。設置している大学は以下の通りである。

その他

専修学校であるあいち情報専門学校に別科が設けられているが、これはサポート校に近い。

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 UNESCO (2008年). “Japan ISCED mapping”. . 2015閲覧.

関連項目

外部リンク