北相木村

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北相木村(きたあいきむら)は、長野県南佐久郡の一つ。群馬県上野村との境に位置する人口800人ほどの山村である。

地理

北相木村は面積の約9割が山林であり、その谷間を流れる相木川に沿って集落を形成している。

  • - 御座山、大通嶺、四方原山、新三郎、ぶどう岳
  • - 相木川、加和志沢、栂峠川、寄沢川、横屋沢川、山木川、うだの沢川、深沢川、大やち川、下木沢川
  • 湖沼 - 加和志湖(砂防ダムによる人造湖

歴史

人口

北相木村の人口は年々減少傾向にある。2005年には1000人を割っており、平成25年度の調査では全国で21番目(離島を除くと11番目)に人口の少ない自治体となっている[1]

北相木村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

行政

  • 村長:井出高明(2013年5月20日就任、2期目)

議会

  • 議長:髙見澤一好
  • 議員定数:8人
  • 議員任期:2017年5月1日 - 2021年4月30日 

政策

  • 山村留学事業

北相木村の独自の政策として山村留学事業が挙げられる。1989年に一般社団法人育てる会と連携して事業を開始し、現在は村単独で運営を行っている。

教育

  • 北相木村立北相木小学校 

村内唯一の小学校。花まる学習会と提携した授業を展開している。

村に中学校はなく、隣接する小海町、南相木村とともに中学校組合(一部事務組合)を作り、村の中学生のほとんどは小海町にある組合立小海中学校に通学している。なお、当校は長野県において一番長い校名である。

福祉

  • 北相木村保育所 

村内唯一の保育所で定員は30人である。

  • 北相木村老人福祉複合センター「みどり」

デイサービスや宿泊型支援などといった介護を受けることができる。

  • 老人福祉センターにしまる荘

村民であれば無料で利用することができる公共浴場が設けられている。また、佐久東洋医学研究所(佐久総合病院)から 毎週月・火・水曜日に医師が派遣され、鍼灸施術を行っている。

  • 北相木村民交流スポーツセンター グリーンドーム

村営のスポーツ施設で体育館やグラウンド、マレットゴルフ場、トレーニングルームなどが設置されている。

交通

鉄道

村内に鉄道路線は走っていない。最寄駅は、JR東日本小海線小海駅

道路

ファイル:Kitaaiki.JPG
県道124号より御座山を望む

村営バス

  • 北相木村営バス(佐久総合病院小海分院[2] - 小海駅 - 三寸木)が運行されており平日・土曜日は2016年現在、上下計25本、日曜・祝日は計12本の便がある。料金は一律100円で一部の便は山口公民館発着となる。

観光施設・スポット

栃原岩陰遺跡の紹介を行っている役場隣接の博物館である。
  • 三滝山・三滝
禅宗の大禅僧都により開山された信仰の山で多くの石仏が建てられている。山内に存在する大禅の滝・小禅の滝・浅間の滝を称して三滝と呼ばれている。冬季になると滝が凍り大氷柱を見ることができる。
上野村方に立地する野外活動施設。コテージ、ロッジをはじめとするキャンプ施設やテニスコート、マレットゴルフ場などといったスポーツ施設、野外ステージ等を備えている。
北相木村と南相木村をまたがる標高1221メートルの山。関東山地に属し日本二百名山のひとつである。北相木村側からは山口、白岩、長者の森からそれぞれ3つの登山道が存在する。
群馬県上野村の境に存在する峠で同村から上野村に抜けることができる。複雑な地形と比較的にアクセスがよいことからツーリングやバイクのルートとして人気がある。なお、冬季は通行止めとなるので注意が必要である。

イベント・行事

  • 三滝山氷まつり
2月に三滝にて行われるイベント。滝の凍り具合等によっては開催されない年もある。
長者の森にて8月上旬に行われるイベント。マスのつかみ取りや縁日などが行われる。
3月3日に行われる雛祭りのもととなったといわれる行事。村内を流れる相木川に小学生が藁で作った台座の上に雛を載せた参俵と呼ばれるものを流す。
  • 栃原獅子舞
村指定民俗文化財に指定される伝統的な奉納の行事。日本古来の獅子舞(鹿舞)の流れをくむとも言われている。

その他

  • 村花は石楠花、村木はカラマツ、村鳥はやまどりである。
  • 村内には北相木郵便局があるが、集配業務を行なっておらず、村内の郵便物は南相木村の南相木郵便局が行なっている。
  • 1985年(昭和60年)8月12日に発生した日本航空123便墜落事故の際、当初墜落地点を北相木村とする誤報があった(正確には北相木村よりやや東側の群馬県上野村であった)。

脚注

  1. 北相木村村勢要覧
  2. 一部便のみ乗り入れ

関連項目

外部リンク