協奏曲

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協奏曲(きょうそうきょく、: : : concerto: Konzert

コンチェルトのこと。今日では一般に独奏者と管弦楽のための器楽曲を意味するが,1600年前後にコンチェルトという言葉が音楽史上初めて用いられて以来,その対象はさまざまに変化してきた。 (1) 器楽伴奏付き声楽曲  A.バンキェリの"Concerti ecclesiastici" (1595) ,L.ビアダーナの"Concerti ecclesiastici" (1602) などがその例。またモンテベルディの『マドリガル第7巻』 (1619) は"Concerto"と題された器楽伴奏付きマドリガル集である。 18世紀初期までの用法であり,バッハのカンタータにもこの名称をもつものがみられる。 (2) コンチェルト・シンフォニア  17~18世紀において数字付き低音により支えられ,特定の独奏楽器をもたないほぼ均等な楽器群の対比的効果を用いたもの。例としてはバッハの『ブランデンブルク協奏曲第3番』。 (3) コンチェルト・グロッソ リピエーノあるいはコンチェルト・グロッソと呼ばれる管弦楽のグループと,コンチェルティーノと呼ばれる独奏楽器群とが互いに対立したり,協奏し合うという形のもの。 (4) ソロ・コンチェルト 管弦楽とソロ楽器のためのもの。 18世紀初めに始った形態で,当時最も好まれたソロ楽器はバイオリン。 18世紀終り頃までにはソロ・コンチェルトが典型的なものとなり,C. P. E.バッハ,ハイドン,モーツァルトをはじめ,古典・ロマン派時代の協奏曲の主流となった。 (5) 20世紀の作曲家たちにも (2) と似た意味で用いる用例がある。たとえばバルトークの『管弦楽のための協奏曲』。



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