厚生経済学

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こうせいけいざいがく welfare economics

さまざまな経済環境において最適な状態は何であるかを規定し,実際の経済で運営されているメカニズムがその最適な状態を達成できるか否か,達成できないときにはどのような政策が必要か,などを分析する経済学の一分野。

すなわち社会厚生の概念に内容制約を加えて経済政策が妥当かどうかの基準を確立し,その応用を企図する経済学である。

「かくあるべし」という規範命題を追究する学問であって,「こうである」という実証命題を追究する実証経済学 positive economicsと対照をなす。

J.ベンサムを起源とし,ケンブリッジ学派のA.ピグー『厚生経済学』 The Economics of Welfare (1920) で体系的に展開した。