善楽寺

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善楽寺
所在地 高知県高知市一宮しなね二丁目23番11号
位置 北緯33度35分30.9秒
東経133度34分39.2秒
山号 百々山
宗派 真言宗豊山派
本尊 阿弥陀如来
創建年 (伝)大同5年(810年
開基 (伝)空海(弘法大師)
中興年 昭和4年(1929年
正式名 百々山 東明院 善楽寺
札所等 四国八十八箇所30番
公式HP 四国30番霊場善楽寺
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ファイル:Zenrakuzi0ɨ.jpg
一宮神社参道を通り境内へ

善楽寺(ぜんらくじ)は、高知県高知市にある寺院。宗派は真言宗豊山派 。百々山(どどさん)、東明院(とうみょういん)と号す。四国八十八箇所霊場の第三十番札所本尊阿弥陀如来

本尊真言:おん あみりた ていぜい からうん

ご詠歌:人多く 立ち集まれる 一の宮 昔も今も 栄えぬるかな

歴史

寺伝によれば、大同5年(810年空海(弘法大師)が高賀茂大明神(土佐国一宮で現在の土佐神社)の別当寺として、神宮寺とともに創建したといわれている。

応仁年間(1467 - 1469)に兵火で焼失したが、土佐藩2代藩主山内忠義の庇護を受けて栄えた。明治初期の神仏分離まで、納経は神宮寺(別当寺)で行っていたが塔頭寺院の善楽寺とともに廃寺となり、本尊の阿弥陀如来と弘法大師像が南国市にある29番札所国分寺に移された。両寺の廃寺により明治8年(1875年)に再興された安楽寺が30番札所となった。神宮寺は再興されず、善楽寺は昭和5年(1930年)に埼玉県与野町(現さいたま市中央区)にあった東明院をこの地に移転し、また国分寺に預けられていた弘法大師像を移して再興したが、30番札所の正統性について善楽寺と安楽寺の間で論争が起こり、しばらく30番札所が2箇所並立することになった。その後、善楽寺を「開創霊場」、安楽寺を「本尊奉安霊場」と称することになり、平成6年(1994年)1月1日、安楽寺を30番札所奥の院とすることで決着した[1]

境内

  • 本堂:本尊を拝顔できる。
  • 大師堂:大正時代の建立。厄除大師と知られ、大師像は墨で黒く塗られ廃仏毀釈の難をのがれた。
  • 地蔵堂
  • 子安地蔵堂
  • 梅見地蔵
  • 十一面観音菩薩石像
  • 不動明王石像
  • 修行大師

土佐神社参道の右手に大きな石造りの十一面観音菩薩立像が迎える。境内に入ると手水場があり、大師堂、本堂の順で並んでいる。その間には不動明王像、修行大師像が立つ。本堂の向かい側には地蔵堂、子安地蔵、梅見地蔵が並ぶ。庫裏・納経所は大師堂の左側に並んでいる。

  • 宿坊:なし
  • 駐車場:20台、大型4台。無料。

行事

  • 大般若転読大法会 2月1日午後2時 本堂にて(入堂無料):当寺の最も重要な年間行事
  • 白岩不動護摩法要 11月28日午前10時:当寺より離れた飛び地境内の不動堂で行われる。

交通案内

鉄道
バス
道路

奥の院

安楽寺 

 元の本尊・阿弥陀如来坐像(重要文化財)が祀られている。

白岩不動

 昼でも暗い幽谷にある聖地で、石の不動明王が祀られている。

前後の札所

四国八十八箇所
29 国分寺 -- (6.9km)-- 30 善楽寺 -- (6.6km)-- 31 竹林寺

脚注

  1. 櫻井恵武『四国遍路八十八の本尊』(日本放送出版協会、2002)p.70

参考文献

  • 四国八十八箇所霊場会編『先達教典』 2006年
  • 宮崎建樹『四国遍路ひとり歩き同行二人』地図編、へんろみち保存協力会、2007年(第8版)

外部リンク

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