国際地球回転・基準系事業

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国際地球回転・基準系事業
英語: International Earth Rotation and Reference Systems Service
略称 IERS
前身 国際極運動観測事業、国際標準時局
設立年 1987年
設立者 国際天文学連合国際測地学・地球物理学連合
種類 国際機関
本部 フランスの旗 フランス パリ
ウェブサイト http://www.iers.org
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国際地球回転・基準系事業[1](こくさいちきゅうかいてん・きじゅんけいじぎょう、IERS: International Earth Rotation and Reference Systems Service)とは、国際地球基準座標系(ITRF)、地球回転パラメータEnglish版(EOP)、国際天文基準座標系(ICRS)などの関連するパラメータの維持・提供、世界時の決定を行う国際機関である。

歴史

IERSは1987年国際天文学連合国際測地学・地球物理学連合によって、それまでの国際極運動観測事業 (IPMS: International Polar Motion Service) および国際報時局 (BIH: Bureau International de l'Heure) の地球回転事業を置き換える形で、国際地球回転事業 (IERS: International Earth Rotation Service) として設立された。事業は1988年1月1日より開始された。1990年にGPS調整局 (GPS Co-ordinating centre)、1994年にDORIS調整局 (DORIS Coordinating Centre)、1998年にGGF調整局 (GGF Coordinating Centre) を設置した。2003年に現在の国際地球回転・基準系事業に改称したが、略称はIERSのままとした。

機能

IERSは、アメリカ合衆国ヨーロッパオーストラリアに様々な構成機関を有する。それらの機関により、IERSは閏秒を発表する役割を果たす。

IERSの地球回転パラメータの速報・予報のための副事務局がアメリカ海軍天文台に置かれており、地球の自転の観測を行なっている。その職務には、現在の地球の自転速度に基づく世界時についての決定を含む。IERSの他の事業はパリ天文台で行なっている。

脚注

  1. 国土地理院などで使用している訳語。この他、「国際地球回転及び基準座標系事業」などの訳語もある。

関連項目

外部リンク