地熱

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地熱(ちねつ、じねつ)

地球自身が保有する熱。地下深く入っていくにつれて,温度は上昇するが,この地温勾配は1~5℃/100mで,地球内部にいくに従ってこの増加率は減少する。地球内部の温度は,地下 2900km以下では 5000~6000℃といわれている。地下から地表に出てくる全地球の平均的な熱流量は約 1.5×10-6cal/cm2・s(1.5HFU) 。地熱の原因は,(1) 地球ができたときの余熱と考える始原熱,(2) 放射性物質の壊変によるエネルギーがおもなものと考えられている。地熱の地域的な違いは,その地域の広域的な地質活動の違いによるもので,火山や温泉地帯の熱は地表に近いマグマの局部的な熱源によるものである。一般に地温勾配が大で,地熱流量も大きいところは地熱地帯といわれ,現在ではこの地熱エネルギーを取出して発電や他の方面に用いようとする地熱の開発が盛んである。



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