境川 (岐阜県)

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境川(さかいがわ)は、岐阜県各務原市各務に源を発し、岐阜市羽島郡岐南町笠松町羽島市を経て長良川に注ぐ一級河川。途中の各務原市では境川放水路(新境川)が作られ、分流された水は木曽川北派川)に注いでいる。岐阜市高田付近で分流した新荒田川(荒田川中部放水路)は羽島郡笠松町付近で合流する。

歴史

戦国時代まで、現在の境川の下流部は木曽川の本流であった。境川の名は、現在の木曽川のように美濃国尾張国の境となる川であったことから来ている。この旧木曽川は、三井山の南を通って(現在の三井川)現在の境川の流路に入り、枝分かれしながら網目状に流れていた。 1586年の大洪水で、木曽川は大きく流路を変えて南側に移動した。かつての流路には、それまでの支流からの水が流れ込むのみとなり、現在の境川ができた。水が流れなくなった河道は水田などに転用された。 木曽川が現流路に変わり両国の境界が移されて以降は右岸の厚見郡と左岸の羽栗郡葉栗郡)の郡境となった。

このように、木曽川の枝分かれの跡を細々と流れる川となったために、浅くて幅が狭く、蛇行の多い河川となり、また水田に転用された河道が残っているため、大雨が降ると氾濫しやすく、住民は洪水に悩まされる事となった。このため、1930年に、現在の各務原市蘇原大島町付近で境川から分岐する境川放水路新境川)が作られ、その水を木曽川に流すことで洪水が軽減されるようになった。

関連項目

主な橋