大平山 (埼玉県秩父地方)

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ファイル:Mt.oohira.jpg
大平山頂上と手書き標識

大平山(おおひらやま)は、埼玉県秩父市にある標高1603mの奥秩父山域に位置する。長沢背稜側から見た大平山は雄大で形は綺麗な半円をしており、写真のように大きく平らな山の形から大平山と呼ばれていたと言われている。

登山道

東京埼玉都県境にある長沢背稜三ツドッケ(1576m)と酉谷山(1718m)のほぼ中間に位置する七跳山(1651m)から北東にのびる尾根上にあるが、長沢背稜の尾根道から、または、七跳山の頂上から行く登山道は無く大平のクビレまでは七跳山の頂上から尾根沿いに笹藪を藪漕ぎで下るか、七跳山の手前から北側に谷川の急斜面(冬は雪が20cm以上積っている場合がある)を下って一旦、林道に出てから行くしかない。

大平のクビレからは15分ほどで頂上まで笹藪を分けた山道で行ける。頂上は2m四方ほど藪が開けており三角点の標石と手書きの「大平山」と書かれた15cmほどの板が木に掛けられている。頂上は木々で見晴らしはあまり良くないが木々の間から目前に七跳山や三ツドッケや、その奥に富士山の裾野まで見ることができる。

秩父市細久保地区側から大平のクビレまでは蛇行してかなり長い距離で伸びている天目山林道を延々と徒歩で大クビレまで来ることができる。山登りの面白みは何もないが大平山を目指すだけであれば一番安全なルートである。

細久保の廃屋から福寿草の自生地を通り大ドッケから尾根沿いに登る山道は途中で谷川登りと季節により笹薮が深い為、よほど土地勘がある人でないと遭難する恐れもありこのルートで登る人はあまりいないが、人が誰もいない原生林の静寂を好む登山家や藪漕ぎの好きな者には格好の目標とされている山でもある。