大沼 (稚内市)

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大沼
所在地 日本の旗 日本
北海道稚内市
位置 東経141度45分34秒北緯45.38度 東経141.75944度45.38; 141.75944
面積 4.67[1] km2
周囲長 12 km
最大水深 2.2 m
水面の標高 1 m
成因 海跡湖
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ファイル:Lake Onuma Wakkanai-city Aerial photograph.1977.jpg
大沼周辺の空中写真。1977年撮影の14枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

大沼(おおぬま)は、北海道の北端、稚内市中北部にある沼。アイヌ語名はシュプントウ(ウグイの沼、の意)。

砂州によって海と切り離された海跡湖にあたり、声問川下流部により宗谷湾とつながっている。かつて声問川は大沼に流入していたが、1958年からの治水工事によって直線化され、大沼の東を通過するようになった。

1943年1945年にかけては、大日本帝国海軍大湊海軍航空隊稚内派遣隊が大沼の北側(現在の大沼バードハウス付近)に所在し、零式水上偵察機を配備して宗谷海峡の哨戒等を行った。1943年昭和18年)10月11日には、宗谷海峡を突破しようとする米海軍潜水艦ワフーに対し、稚内派遣隊の零式水上偵察機が爆雷攻撃や増援の水上艦艇への誘導を行い、同艦の撃沈に貢献した。

近年コハクチョウが呼び寄せられ、日本でも有数の飛来地となった[2]オオハクチョウコブハクチョウマガンアオサギなども飛来し、冬にシベリアからウトナイ湖クッチャロ湖へ向かう中継地として羽を休む姿が見かけられる。

市営の大沼バードハウスでは双眼鏡の貸し出しも行っており、観察室から野鳥の姿を見ることができる。毎年5月には「大沼白鳥まつり」が開かれる。周辺にはミズバショウの群落も見られる。

毎年、冬には凍結した湖面を利用し特設コースが設けられ、氷上での自動車による走行体験会や、タイムトライアル競技などが開催される[3]

流入・流出河川

  • 流入河川 : サラキトマナイ川など
  • 流出河川 : 声問川

交通

稚内市街から東に6kmほどの場所にある。JR稚内駅からバス約25分「声問」下車、その後徒歩で約20分。稚内空港にも近い。

関連項目

出典・脚註