太龍寺ロープウェイ
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太龍寺ロープウェイ(たいりゅうじロープウェイ)とは、徳島県那賀郡那賀町の鷲の里駅(道の駅鷲の里に併設)から阿南市の太龍寺駅を結ぶ四国ケーブルのロープウェイ路線である。全長2,775メートルで西日本で最長、山・川越えを行う珍しいロープウェイである。
太竜寺山の山頂に所在する四国八十八箇所第21番札所の舎心山太龍寺への直通路であり、多くの参詣者で賑わう。従来同寺は徒歩でしか登れないうえ、遍路ころがしの一つと呼ばれる難所であったが、この路線の開通で多くの参拝者が容易に登れるようになった。
トピック
ロープウェイで移動中、岩場の太龍嶽(舎心嶽)の上で修行している様子の空海の座像が確認できる。同嶽は延暦16年(797年)に空海が24歳で著した『三教指帰』の序文において修行をした地として最初に記述されている。
那賀川流域のわじきラインを眼下に見下ろしつつ、剣山山系のほか紀伊水道や橘湾が見渡せる。山越えの瞬間、鳴門方面の眺望が開ける。
鉄塔支柱の大きさは世界一、標高600mの山越えを行う。
路線データ
- ゴンドラ:スイスCWA製の101人乗りの軽金属製箱型
- 索道の方式:4線交走式
- 線路水平長:2683.82m
- 高低差:線路両端422.00m 線路最大508.00m
- 線路最急勾配:30度
- 駅数:2駅
- 設計製作メーカー:(株)日本ケーブル
- 支持鉄塔の高さ:1号42m 2号24m
- 支持鉄塔の設計と製作(㈱デンロコーポレーション)
運転情報
- 3 - 11月 7:20 - 17:00
- 12 - 2月 8:00 - 17:00
毎時0・20・40分の20分間隔。
運賃
- 大人:片道1,300円/往復2,470円
- 中・高校生:片道980円/往復1,800円
- 小学生:片道650円/往復1,200円
駅一覧
鷲の里駅 - 太龍寺駅
歴史
交通
鷲の里駅へは道の駅鷲の里を参照
周辺
- 四国霊場第21番太龍寺(阿南室戸歴史文化道)
- 那賀川
- 道の駅鷲の里
- 四国霊場第20番鶴林寺
- 氷柱観音
- 午尾の滝
- 道の駅わじき
- 若杉山遺跡
- 徳島県立那賀高等学校
- わじき温泉
- お松大権現
- エキサイティング・サマー・イン・ワジキ
- 徳島県南部健康運動公園(アグリあなんスタジアム)